森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

市民福祉常任委員会審査始まる

2012-03-15 18:09:12 | 議会活動
 当初議会は、各常任委員会での具体的な予算案の審査に入った。市民福祉常任委員会では、まず、3月補正予算案(新内川発電所タービン更新、子ども手当減額補正等含め)を全会一致で承認した。その後、当初予算案消防局所管分、午後に入って市立病院所管分、市民局所管分を順次質疑を行った。最も議論になったのは、やはり、所謂ポイ捨て禁止条例「金沢市快適で美しいまちづくりを推進する条例」案に対してだ。これで午後4時頃まで審査が続いた。
 議論になったのは、マナーに関する条例化に、受動喫煙防止のために喫煙者に事実上の禁止を強いるとも言えるような条文が入り、1月に常任委員会に示された骨子案から条例の趣旨が変質しているのではないかということだ。私自身、たばこを飲まない人間で、受動喫煙は不快だ。健康被害もあってはならない。
 しかし、施設管理者に分煙等の努力義務を課している健康増進法がすでに制定されており、環境美化を目的とするマナー条例に、健康増進法にも規定がない喫煙者個人に制約を課す条文が入ることが果たして条例として適切か。法令制定に責任ある対応が求められる議会としては、的確な判断をしていなけばならない。「業界団体からの圧力」とか言うような問題とは次元が違う。条例を制定し、執行していくことは、罰則のあるなしを問わず、権力行為だ。人権の制約を伴うことを深く自覚しておく必要がある。
 これからの会派としての対応を考えている。

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