言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

廿と二十のこと

2018年03月20日 | 日記
       
  
 「廿と二十」・・・どちらも‘20’のことです。今回の(やまえと西南の役展)で、人吉球磨での戦いの様子を知ってもらうために“薩南血涙史”を利用させてもらいました。A4用紙12ページ分を抜き出してワープロに打ち出しました。‘薩南’では、江代、萬江、五木・・・と地域ごとに記してあります。それを時系列で並べなおしました。
 4月30日‘薩軍江代の守備’から6月12日‘大畑・吉田越、加久藤越の戰’までです。薩軍兵士の記録なので全てという訳ではありませんがよく網羅されていると思います。
 
 廿と二十のことです。いまは「廿」と書いても若い人、子供たちは習っていない漢字です。ワープロ化するにあたって、極力、使ってある漢字で表記しました。だから時間もかかったのです。「戦い」も「戰い」、「来る」も「來る」というようにです。いまは使っていない漢字だと感じが違ってきます。「防ぐ」→「拒ぐ」という言い回し方や「横擊」「尾擊」「掩擊」などです。読みも意味もよく分かりませんが漢字としての感じはある程度理解することができます。(漢字と感じは親父ギャグです)
 
 また、地名表記も面白かったです。いまとは違う表記はたいへん参考になりました、「頭地」(とうじ)を‘頭治’、ある本には‘湯治’、「六沢」(ろくそう)は‘鹿澤’、「合の原」を‘鄕の原’です。いまですら読み方が難しい地名です、間違われ?ることも致し方ないことだったのかもしれません。面倒な作業でしたが私にとっては大変勉強になりました。

 とにかく企画展が始まりました、まあ、一度は足を運んでください。

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