ライトメロウなひと時

コンポーザー丸木一虎のミリオンセラーまでの珍道中日記 とりあえずはCDを手売りで1000枚売るぞー!!

夜明けの向こう側に

2012-06-22 18:32:23 | 日記
いつも当ブログを読んでくれてありがとうございます

そして、コメントを残してくれている方にもありがとう。

これまでの作曲家人生、数えた事はないのだけど、何だかんだ500を超える作品を書き、その三分の一程度をアーティストなりバンドなりに提供して来ました。その中には、ボーカリストとしての依頼もあるのだけど、その殆どでお断りの返事をして来ました。何故なら、俺なんかよりも凄いボーカリストは沢山いるから

所詮アマチュア時代の話だけど、こう見えて(見えてなかったらゴメンナサイ)いくつかのコンテストでボーカリストとして賞を貰った経験があるのだけど、かつての恋人が白血病で亡くなったショックで声が出なくなって以来、歌うという事に対し臆病になっている部分がありました。アマチュア時代に、あの角松敏生さんから「君イイ声してるね~」と言われた事でいい気になったのか、俺はボーカリストで食って行くんだって思うようになった←勘違いとも言う

しかし結局は、他人の歌声を借り、自分を表現する世界に身を置く事になった。なりたい自分になれるのは一番の幸せなのかも知れないけれど、そんな人なんてごく僅かじゃない?なれなかったら、なってしまった自分を精一杯生きたらイイだけの話。例えね、違う世界で失敗しても言い訳なんてしたくないよね

そんな俺がこれまでの音楽人生で、数える程しか引き受けなかったボーカリストとしての作品が、えい「孤独な旅人/心の夜明け」と言うマキシシングルである。「引き受けなかった」と書いたが、厳密には歌を依頼されたワケじゃなく、えいさんと言うクリエーターから自作のプロデュースを依頼されたに過ぎなかった。では何故俺が歌ったのか?誰も歌わなかったからである。誰に声をかけても返事はノー。これには正直参りましたね。地元の東京ならこんな事態にはならなかったのだけど、依頼を受けた時は札幌に暮らしてたので(現在もだけど)、まったく顔が利かないのですよ。しかし、そんなある夜、夢で「いっそのことお前が歌え」って聞こえた

次の日から練習しましたねハイしかし、何と言う事か、共同で作業していたクリエーター/エンジニアまでもが職場放棄寸前の事態になったのですよ。挙句の果てには「今放棄したら、ギャラの返還は何割ですか?」とかって言い出した。これには、ロック界で最も温厚な俺でも頭に来たね「いい加減にしろやり遂げるのがプロだろ」って言ってやりましたよ。札幌のミュージシャンはこんなやり方が通るのかよって思ったね。カネの問題じゃない。引き受けた以上は例え赤字になろうがやり遂げるんだ。プロなら途中で投げ出したらダメだって説得しました。結局は完成したけれど、予想以上に時間が掛かってしまいました。エディットやミックスは納得のいくモノじゃなかったけど、俺はOKを出しました。一刻も早くこの連中と関わりを断ちたかったからです。


だけど、依頼人がこの作品を聴いてどう感じようとも、俺は素晴らしい作品だと断言しますよ。だって俺が歌ってんだから素晴らしいに決まってるじゃないなんでもそう、自分のやってる事ややろうとしてる事を信じないと、誰もその夢を信じてくれないよ。夢も恋も信じる事から奇跡は起こります

尚、えい「孤独な旅人/心の夜明け」に関するインフォは「http://eijiy.sub.jp/eiji/index.html」まで。試聴も出来ます

ライブ

2012-06-20 21:36:38 | 日記
いつも当ブログを読んでくれてありがとうございます

現在札幌に暮らす俺の下に、東京のスタッフから連絡が届き、アチラで抱えるアルバムの在庫がほぼ完売したそうである

それは素晴らしい因みに、札幌の自宅にはまだ解いてない段ボールがいくつもありますが

お買い上げ頂いた方からの声で多いのは、俺の作品を是非とも生で聴いてみたいって事。そんな風に言ってもらえて嬉しいですねホント

ライブに関してはね、ずっと前からやってみたいって考えてるのだけど、なかなか実現には至らないというか

「your love my home」を一緒に手がけたクリエーターからも、レコーディング当初から是非ライブを一緒にやろうって声をかけてもらってたのだけど、二十代以降はライブらしいライブをやってなかった事もあって、気持ちのどこかに躊躇する部分が強いのですよ。だけど、昔からのファンもライブ実現を強く願ってるので、来年の早い時期にでもやってみようかしら

その時は、前から是非一緒にやってみたいって思ってるミュージシャンがいるので、彼らに声をかけて色々と面白い事やってみたいね。サウンド面を考えたら7人くらいミュージシャンが必要だから大変だけど。勿論俺がメインで歌いますわよ文句ないよね?ないよね

なんだかんだね、俺の歌声が好きって人多いのちょいちょいフラットするけどさでもそれでイイの。だって俺だものこれが平井堅だったらさ、それこそちょいちょい音外そうもんならカネ返せ~ってなもんだけど、俺だからみんな妙な安心感がある。ヘンに上手かったら、コイツ機械でイジッたなって疑われちゃうものね。そん時は、人気曲「ほたるのひかり」や「キャリーオン」といったナンバーはもちろん、これまで数多くのアーティストへ提供して来たナンバーなども披露するので楽しみにしてて下さいね

チケット売れるかな




皆さんに感謝

2012-06-17 17:57:20 | 日記
いつも当ブログを読んで下さってる方へ感謝
コメントしてくれてる方にもね、ありがとうね
さて本日、札幌のラジオ番組において、何年ぶりだろうか、俺の作品「ほたるのひかり」がオンエアされました
聴いて下さった方、取り上げて下さったラジオ局関係者、そして、俺の作品を愛しラジオ局との架け橋となってくれた友人に感謝します

更に嬉しかったのは、ただお仕事として扱うのではなく、この作品にご自身の辛い人生とをオーバーラップさせたように涙ぐんでくれたパーソナリティの長田京子さんには感謝の気持ちでイッパイです。「この曲を何とかして札幌で広めて行きたい」とおっしゃって下さったシーンでは、思わずグっと来てしまったな

しがない歌書きでしかない俺は、かれこれウン十年、売れない曲ばかり書いて来た。これまでめげずにやって来れたのは、時々ではあるけど、こうやって自分の才能を拾ってはラジオやらクチコミで周りに紹介してくれる出会いがあったお陰。時には「クソみたいな曲書きやがって」とかって、影で言われる事もあるけれど、自分を信じ自分のやってる事を愛してればこそのご縁だと思う。周りが何と言おうが、自分の道を愛せない人に、誰も付いて来れないものね。どんなにダメな才能であれ、気持ちのどこかに「ウダウダ言ってないで黙って聴きやがれ」的なモノがないと、夢なんて追っかけてられませんて

何が書きたいワケでもなかったのだけど、取り敢えずは、ずっと前からの友人にも、最近このブログで知ってくれた方にも、皆さんに感謝を言わせて下さい

☆ほたるのひかり~your love my home(youtube)


こっちのホタルノヒカリもイケてます

2012-06-14 10:05:32 | 日記
いつもブログを読んでくれて有難うございます
コメントもね、とても嬉しいです

さて次の日曜日(17日)、毎週日曜日12:00~15:00放送のFMラジオ曲ドラマティックシティの「サンデーハッピー☆タイム」(周波数77.6Mhz)という番組で、千葉県界隈で最も有名な俺の作品「ほたるのひかり」がオンエアされる事になりました
一応、13時20分頃にオンエア予定なんだけど、生放送の為、タイムテーブルにズレが生じる事もあるかなって思います。
ただ、札幌の厚別区以外は電波が届かない可能性が高いのですが、インターネットラジオで聴けるとの事。パソコンやスマホでも可能なので試してみて下さいね。

URLはhttp://dramacity.jp/fm.dorama.24k.ask
ちょっとURL(俺の記憶が)が怪しいので、間違ってたらスミマセンm(__)m
パーソナリティは長田京子さんです

千葉県の方には、この作品の共作者でもあるmamiの歌うバージョンが有名だけど、アルバム「ユアラブ・マイホーム」に収録したバージョンも良いので、是非可愛がって下さいね
因みに、この作品のデモ音源がYouTubeにアップされてますが、非常に音が悪いにも関わらず、ここ最近の再生回数が異常な伸びを見せています。友人曰く、人気ドラマ「ホタルノヒカリ」が少なからず影響してるのではないかとの事

あ~、番組のプロデューサー様
この曲を主題歌にだなんて無茶な夢は見ません。けれど、同じタイトルというご縁で、せめて挿入歌程度で使ってもらえれば・・・・非常に助かるんですが

今なら格安でお譲り致します

天使のハネ

2012-06-09 19:37:49 | 日記
今日は札幌で開催されている、YOSAKOIに繰り出しました

も~すんごい数の人、人都会のネオンに映えるミュージックを得意とする、都会派ミュージシャとして知られる俺だけど(←えっ、初耳だって?)、生まれも育ちも北陸のド田舎なもんで、人ごみは未だ持って苦手だったりする

んなもんで、YOSAKOIのメーン会場となる大通り公園周辺に着くや否や、やや挙動不審

しかし、初めてのYOSAKOIにはホント大感動だった改めて、人力(ひとちから)の偉大さを思い知らされた次第であります。

その帰り道での事。札幌では非常に有名なトリトンと言うお寿司屋さんで、少しばかり遅い昼食を食べた後、良さげなたい焼き屋さんを見つけたのですよ。実は俺って、大のあんこマニア(?)でしてね。んなもんで、いくらお寿司を20皿平らげた直後とは言えスルーするワケにはいかず、もちろん入りましたよ。するとね、お店の中の長椅子に小学生と思しき少女が二人、無料の麦茶を啜ってたのですよ。そしてたい焼きが焼きあがるのを待つ俺は、その少女の一人からね、私の隣に座りなさい・・・みたいに、ど~ぞって手招きされちゃいましてね

で、お言葉に甘え少女の隣に腰掛けた俺に、彼女は小さな包みを差し出して、ど~ぞってくれたの。これナニ?って聞くと、天使のハネですだって

天使のハネたってランドセルじゃないよ←当たり前
少女の言う天使のハネってのは、たい焼きの周りに着いた薄皮の意味。お店ではこの縁の皮を無料でサービスしてて、少女たちはその皮の入った包みを二つもらったそうなんだけど、その一つを俺にくれたのである。その皮を少女は何故、天使のハネと呼んだのかは分からないが、そう言った表現がとても微笑ましかった

天使がいるかどうかは別として、こんな風に見ず知らずの俺に対して、自分たちがもらったモノをおすそ分けしてくれる優しさに、秀樹カンゲキだよね。今の時代、なんでもかんでも自分さえ良ければそれでイイ。人の事なんか知ったこっちゃないみたいなとこあるじゃない?この少女の思いがけない優しさに触れ、次は俺が誰かに優しさをおすそ分けしなくてはと思った。人に必要なのは特別な優しさなんかではなく、ちょっとした優しさなんだと思った。その優しさが、きっと誰かをほんのちょっぴり幸せにするんだと思った。

あ、その店のたい焼きの味はどうだったんだってかい?もちろん美味しかったですよ
天使のハネもね
神様、今日はあの小さなたいやき屋で用意してくれた、小さな天使との出会いにありがとう