里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

墨彩画「石榴」

2022年11月15日 | 水墨画:菜果
画仙紙 半切1/3  

我が家の庭で圧倒的な存在感を放っている古木のザクロ。
しかし、年々勢いが悪くなってきていることが分かります。
花の数も少なくなっていますし、当然実も着かなくなりました。
一昨年、昨年と2年連続で全く実を結びませんでした。これまで2年連続で1個も成らなかったのは初めてです。
そもそもザクロは実留まりが悪く、沢山花が咲いても実を着けるのは一部です。
今年も難しいだろうとほとんど諦めていました。
ところが6個、それも固まって成ったのは少々のサプライズでした。
昔なら何十個と成っていたので驚くようなことではないのですが、近年ではよく成ったと思います。
特に6個が固まって成るというのは見た記憶がありません。
老体の身で木によじ登り、枝ごと切って採りました。
ザクロの木にはトゲがあります。但し、トゲと言ってもユズのような硬く鋭いトゲではなく、多少は痛いものの我慢できる程度。
6個のうち割れた実は1個だけでしたが、真っ赤な粒が見れたのは嬉しいことでした。



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2 コメント

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水彩画 (アナザン・スター)
2022-11-15 13:00:34
柘榴の気持ち・・・

何と言う煌きなのでしょう。

描かれた方の、慕情を感じました。

当県には、涙で鼠の絵を描いた井山の宝福寺があります。
才能の如何もですが、素朴な絵にこそ魂も隠れているのですね。

ありがとうございます。
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Unknown (kaz)
2022-11-15 15:58:14
アナザン・スターさんへ。
コメントありがとうございます。
恥ずかしながら、喜んでもらえればありがたいことです。
宝福寺は雪舟ゆかりの寺として名前だけは知っていました。
画聖と比べられたのでは穴に入りたい心境ですね。
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