里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年はモロヘイヤがよく穫れる(青ジソと比べてみる)

2024年09月22日 | 畑:葉菜類

当地も雨が降り続いています。酷い降り方にはなってはいませんが、いい加減止んでほしい。
豪雨で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
ところで、今年はモロヘイヤがよく穫れています。
種播きは5月12日と例年より大分早く播きましたが、気温が高く発芽良好で欠株もなし。
ナスの畝の端に1ベットに4株の3条で2ベット、全部で24株。


全て2本立てにしたため混んではいるものの生育は頗る旺盛。


今年は早く7月10日頃から穫り始め、2ヵ月以上穫り続けています。
モロヘイヤは典型的な高温性の作物なので今年のような酷暑でも衰え知らず。


芯を摘めば、次々とわき芽が伸びてくるため茎数はさらに増えていきます。
それを摘めばまたわき芽が伸びてきます。無数の採り跡が見えます。


葉を数枚着け20㎝くらいで摘み取ります。まだまだ沢山穫れそうです。


日常の管理は殆どなく専ら収穫するだけ。病気や虫の気配もありません。
モロヘイヤは短日植物のため、日が短くなってくると成長点に花芽ができます。
そうすると生長は止まり、終りが見えてきます。今日は秋分の日ですから転換点。
また、栄養が不足すると花芽はより出来やすくなります。
この畝は肥料がナスと同等に入っているため栄養は十分なはず。花芽分化が早まることはないでしょう。
これは畑の一角にある青ジソ。


シソは典型的な短日植物で、もう花穂から穂ジソになりつつあります。


モロヘイヤはシソの葉によく似ていますが、シソ科ではありません。
同じ短日植物でも日長反応はかなり違うのです。
しかし、モロヘイヤも花芽が出来る時期になっており、新葉は終わりになっているはずです。
花芽ができ新葉がなくなれば葉は次第に硬くなり、茎の伸びも悪くなります。
それでも今の姿を見れば10月初めまでは問題ないと思います。


モロヘイヤは野菜の王様と言われビタミン含量は抜群。
この夏、トロロにしてたっぷりとご飯に掛け数え切れないくらい食べてきました。


モロヘイヤの実は毒性が強く要注意ですが、その時期になれば硬くなり食べられません。
まだ当分は食べ続けます。