渦中の英仏旅行（６）

ちょうどスコットランドを訪れていた最中に、UKを構成する各国の国会選挙が行われていた。
スコットランド議会では、スコットランド独立を掲げるSNP（スコットランド国民党）が支持を集めて議席を増やしたことがニュースでも大きく取り上げられていた。
僕はスコットランド経済がUKを離脱して成り立つものかどうかはよくわからないが（ちなみに北海道とほぼ同じ面積・人口でGDPは2/3）、彼らはユーロの導入や、北海油田の石油を軸とした経済的自立を目指しており、外国からの資本や人材の誘致策を積極的に推進しようとしているそうである。
もちろん、いつの時代でもどの国でも、独立は「勘定より感情」が先行するのだろうけれど。

で、そんな渦中のスコットランド議会のすぐ横にホリルード公園という丘があり、この丘の上に登ると、白鳥の泳ぐ湖の向こうに海や街が一望できる、写真のような素晴らしい景色が広がっている。こんな、本当に美しいスコットランドとエディンバラに別れを告げて、ロンドンへと向かった。