渦中の英仏旅行（７）

エディンバラからおなじみeasyJetでロンドンに到着すると、あまりもの喧騒と混雑とせわしなさと汚さに圧倒され、かつ地下鉄の初乗運賃が約１０００円と気が狂いそうな高物価にめまいがし、第一印象はイマイチなものだった。

まあ、初日の第一印象というものはそんなものかもしれない。

2日目以降になり、公園や市街地をまわってみると、いったんそのペースに慣れさえすれば、実にこの町が過ごしやすいことに気づく。

パリの空気とはまた違った思わず背筋が伸びるような緊張感や、古いものを守るヨーロッパ的頑固さ、そしてイングランド人の意外な（？）親切さや成熟さが感じられ、日本人にとっては米国よりも本来の意味で文化的に近いような気もする（もちろん好き好きだし、数日で語りつくせるわけでもないが）。メシも思ったほどまずくない。しかし物価は何とかならないものだろうか。

写真は女王がアメリカ訪問のため不在のバッキンガム宮殿。衛兵遠すぎ。