渦中の英仏旅行（１０）

パリの５月はロンドンに比べるとだいぶ暖かく、もうバラの季節（写真）。

パリに行くたびに、以前よく行っていたような場所や店に行き、行きつけのレストランでいつもと同じメニューを食べるなど、全く芸が無い時間のすごし方をする。接客する店員の顔ぶれもだいたい以前と同じようなもので、同じような接客を受けるわけである。

しかし、今回訪れたパリは、何だか様子がおかしい。異変発生である。

何かって、愛想が良いのだ。毎回フランス人の接客ではイヤな思いをするのだが、今回は一度たりとも。
親切なメトロの駅員、にこやかなfnacの店員、時間に遅れないタクシーの運転手、気が利くレジ係。何か良い事でもあったのか？それとも、サルコジ効果か？理由が何であれ、とにかく良い兆候には違いない。

どんなにサルコジがアメリカ式な改革を徹底したところで、フランスらしさが抜けることなんてきっとないので心配せず、後ろを振り返らずにスピード感を持ってがんばってほしい。やりすぎくらいがちょうどいいくらいかも知れない。
でもしばらくはストやらデモやらが頻発するのだろうか。次回訪れるときにはどうなっていることやら。

というわけで英仏駆け足ツアーでした。