区立の図書館では、読まなくなった本を、リサイクル
している。早い話、中古本の無料払下げです。その
中で、「生まれ出づる悩み」 有島武郎がリサイクル
コーナーに並んでいた。「わー懐かしい」と思わず
いってしまった。発行が昭和59年です。かなり変色
していますが、読む分には影響がありません。
ジュニア文学選で 「小さき者へ」も合本されている。
最後の一節です。
小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たち
の父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅にのぼれ。
前途は遠い。そして暗い。しかしおそれてはならない。
おそれないもの者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者へ。 X8I 風海