ずっと以前に講読していた雑誌に、ある著名人の男性(名前失念)の手作りコロッケが紹介されてました。
それがあまりにもおいしそうで、作り始めたのがわが家の手づくりコロッケ。
ひき肉がないときには焼き豚やハムを代用し、
冷蔵庫の大掃除を兼ねてピーマンやニンジン、刻んだゆで卵を入れたり、
じゃがいもにさつまいもやかぼちゃを混ぜると甘みが出ておいしいです。
手の上で形を整えるので、小判型というよりは手のひらサイズのほぼ円形、
市販のものと違ってずっしりと重く、その割にはたくさん食べられるのでいつも多めに作ります。
ゆで卵を入れたものは冷凍させると白身が硬くなっておいしくないので、
一度に食べきれる量にします。
今朝の朝日朝刊の胸の悪くなるような記事。
北海道の卸会社が豚肉を使ったひき肉を「牛ミンチ」として出荷し、
それで作られたコロッケが生協で販売されていた、それだけならまだよかったけれど、
「腐臭を発するような肉を仕入れた後、殺菌処理をしたうえ、
牛肉に見せかけるため家畜の血液で赤く着色して使ったこともあった。」
これが事実だとすると、このミンチで作られたコロッケは
もはや人間の食べるものではありません。
当然だといえばそうなのかもしれませんが、
この食品加工卸会社がそんなことができたのは、
結局はどこの誰の口に入るかわからないものだから、良心がとがめることもなかったのでしょう。
自分の家族にはたぶん、そんなものは食べさせられないでしょうから。
共同購入というのがいやで、私は生協は利用してはいませんが、
生協で取り扱う食品といえば「安全」だと思われているはずです。
こうなってくると、自分の目で確かめて自分で作ったものしか、安心して食べられません。
だけど、手作りコロッケを作るにしてもスーパーで“牛ミンチ”やじゃがいもを買ってくるしかなく、
それらのものが安全でなかったとしたら、
100%自給自足の生活でもしない限り、どうしようもないです。
私たち消費者が業者を信頼するしかないとしたら、
その信頼に応えられるよう、業者も実直であってもらいたいものですが、
どうも特に食品関連の業者はいい加減で困ります。
生のお野菜などと違って、元の形の見えない加工食品には充分注意しないとなりません。