風のハーモニー

ある時はチョイ悪ライダー、ある時は良妻賢母、そしてもう一人のHUZUという人間が登場するドラマの始まりです。

闇夜の訪問者

2006-12-10 20:57:21 | Weblog
12月に入ると、各地でイルミネーションが商店街や街路樹に飾られ、師走の大イベントとなり、あらゆる所で賑わいを見せてくれます。
 そのイルミネーションを見るとどうしても忘れられない、しかも一生に一度あるかないかの恐怖の出来事を思い出さずにはいられません。


去年、私は20歳になる娘を連れて神戸で働く息子に会いながら、ちょうど「ルミナリエ」にぶつけて2泊3日の旅行に出かけました。普通のビジネスホテルは満杯状態で某一流ホテルに一泊することになりました。

神戸は独身時代京都出張中足をのばし一度訪れたことがあります。異人館通りやメリケン波止場、高級ブティック街をを見て是非娘にも見せてあげたいと思いました。

神戸到着後さっそくホテルでチェックインし、ルミナリエ会場へと急ぎました。
大勢の観光客でごったがいする中、娘と私の記念撮影に夢中で旅の疲れも何のその
と言いながらも、ホテルに着いたときは足は棒のようでした。
カーテンを開けると海辺の夜景がとても綺麗でこんな素敵な夜は早く寝てしまうのはもったいないと思い、ルームサービスのスウィーッセットを頼み益々私たち親子は「セレブ」気分を味わうのでした。
うす暗い闇夜の中、私たちは夢心地気分で熟睡中 ・・・

        「 カチャ 」

ドアの開けるような音がしたが、疲れきった私たちは気のせいだと思いながらそのままうたたねしていた。何となく人の気配が感じる・・・。

        「何コレ!」「キャー!!!!!」

ベットの脇に全裸の坊主頭の大男がこっちを見ている。亡霊か何か!男はあわてて
「ごめんなさい」と部屋を出て行った。
私たち親子はパニック状態で、しかもさっき腹筋、背筋全身の筋肉を使って絞り出した悲鳴で腰を抜かしながら震える手で電話口に助けを求めた。真夜中に話中で繋がらない。おかしい・・・。電話線まで切られたかとますます恐怖が襲ってくる。今出た全裸の男が又戻ってくるのではないかと・・・。
ようやく繋がったとき「ただ今お客様から電話があり、酔って間違って部屋に入り
申し訳なかった」と言っているとの事。
でもオートロックで鍵は架けられているはずなのにどうして・・・。間違って渡してしまったとの言い訳だったが、辻褄の合わない言い訳にその夜は恐怖となぜこうなったかと推理していくと頭が冴えて眠れなくなってしまった。

翌日、戦闘モードでチェックアウトしフロントの対応も気に入らなかったが責任者と話をしたいと申し出たら、待機していた。ただただお詫びと一転二転するような言い訳に思わず「内部の人間じゃないでしょうね」とつい言葉が出てしまったが
娘がいるときにあまり恐怖心をあおいでもいけないと思い相手の言い分を信じる事にした。

一生に一度あるかないかの本当に怖い体験です。{殺されるかもしれない}と思ったくらいですから・・・。

 ・・・    闇夜の全裸の坊主の大男の侵入者ですから   ・・・




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4 コメント

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Unknown (nihao)
2006-12-11 10:09:56
(闇夜の全裸の坊主男)登場なんて、浜辺の民宿での出来事なら不思議はないけれど、一流ホテルではあり得ないですよ!
ロックしていたのだから、ホテル側の説明は説明になっていない。謎だらけですね。
これはやはり.........最初から美人母娘を狙っていた内部関係者の犯行?ホテル側の過失は免れませんね。
無事で何よりでしたが、今後、美しいクリスマス・イルミネーションを見るたびに、(闇夜の全裸の大男)の記憶が甦るというのはお気の毒です。
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Unknown (HUZU)
2006-12-11 20:15:49
>nihaoさんへ

そうなんです。なにせイケイケ娘にイケイケママでしたからね。皆信じられないといいますよ。それ以来娘と私は泊まるときは全部部屋チェックします。というよりは一人ではなかなか泊まれないですね。ただ一つ私たちの失点と言えば、うち鍵を架けていなかったということでしょうか。テレビのワイドショウもんですよ。
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かわいそうなタコ坊主くん(^^) (又三郎)
2006-12-12 00:26:13
私は建築技術者として断言しますがホテルロックというものは鍵がない限り絶対に開きません。ですから鍵なしでカチャッと扉が開いたということ自体が合鍵を渡されない限り有り得ないことです。例えば、何か用事があって部屋を出るときに鍵を忘れて外に出てしまい自分の部屋に入れなくなりやむを得ずフロントに行き自分の部屋のナンバーを告げる・・・そしてそのナンバーは間違い・・という仮説を立てるとタコ坊主はビールを買おうとバスタオル一枚で外に出てしまい、部屋に入れなくなって、やむを得ずフロントに行って自分の部屋のナンバーを忘れてしまって、うろ覚えのルームナンバーを告げ、あろうことかフロントはロックアウトされた客の名前の確認もせずに合鍵を渡してしまったため、タコ坊主は自分の部屋に戻れたと思い、バスタオルを投げ捨てて全裸になり寝ようと思ったらベッドに誰かが寝ていて、これは俺の部屋ではないと気付いて慌てて、再びフロントに戻り、名前を告げて、やっと自分の部屋に戻れたのだと思います。それは、フロントがドギマギしたことから容易に想像できることですが、おそらくフロントの不手際以外の何物でもないと断言できます。かわいそうなタコ坊主くん(^^)
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Unknown (HUZU)
2006-12-12 20:37:55
>風の又三郎さんへ

推理作家にもなれそうですね。ちょっと違いました。
あの夜、見回りのマネジャーが廊下で裸で寝ている男性を発見し、酔ってトイレと間違え外に出て戻れなくなり寝てしまったと。それを発見したマネージャーが
あわててスペアカードを間違って渡してしまったとの事でした。ただし、始めに聞いたフロントの説明、翌日のマネージャーの説明がくいちがっていましたけどね。たぶんホテル側も大変な事したとパニクッタと思います。これからは絶対にタコ坊主に会わないように内かぎはしっかり架けます。
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