風のハーモニー

ある時はチョイ悪ライダー、ある時は良妻賢母、そしてもう一人のHUZUという人間が登場するドラマの始まりです。

お正月の過ごし方

2006-12-30 20:28:06 | Weblog
明日は大晦日、久しぶりに我が家は全員集合です。考えてみれば家族で年越し、新年は6年ぶりのような気がする。本当はそのためにいろいろ準備やら大仕事が沢山あるのにこれじゃ家事仕事に追われしまうと考えた私は、いかに手早く簡単に済ませれるかを考える。

今年お世話になった近くのタバコ屋さんのおばさんにあいさつに行った。彼女は一人で住みタバコ屋を営んでいる。自分で作った一坪ほどの庭に80種類の草花を植えて楽しみ、部屋の中にはホームスパンの機織と何故か大きなハイビジョンの大型テレビが部屋を陣取っている。一間に本棚には花やガーディニングの本が沢山飾られており「ターシャ・テューダーの世界」が大好きでビデオや本が飾られている。
ガーデニングにまったく興味のない私は庭はどくだみ畑・・・採っても採っても雑草ははえ続け、年に一度くる庭師さんにおまかせ状態だった。
彼女が「ターシャのようなお庭にしましょう!」と言って朝早く、店を開ける前に庭を少しずつ手入れしてくれたのだ。
まったく花に興味がなかった私に少しずつ花の名前を教えてくれた。
そんな彼女はいつも一人で店番しながら編み物したり、機織機で布を織ったりしながらスローライフを楽しんでいる。

「私には洋服は6着位しかないわ。それだけで充分、いつも気にいった洋服を着ていたいから・・・」

そんな彼女が今自分のためのセーターとカーデガンを編んでいた。お正月は毎年新しいセーターを着てテレビの「ニューイヤーズコンサート」を見るのが習慣だと・・・。子供たちが居たころも、毎年子供たちに新年は新しい手作りのセーターでこのコンサートを聴いたんですとの事だった。「今年は忙しくて間に合うかどうか・・・」元旦のテレビのニューイヤーズコンサートをこんなに楽しみにしてる方がいたなんて、きっと自分で摘んだハーブティを飲みながら静かに新年のお祝いをすることでしょう。私は彼女が編んでくれた白いベストを着てお花を届けてあげようと思います。

我が家の正月は家族で温泉一泊です。今回は1月1日、90歳のの誕生日を迎える母を連れていきます。いろんなお祝いを一回で済ませます(^^)


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4 コメント

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素敵な出会い (nihao)
2007-01-01 20:45:21
お知り合いのご婦人はなんて素敵な方なんでしょう。
シンプルで無欲でいて、かつ豊かで贅沢な精神生活を過ごしていらっしゃいますね。
私も、いつかはそんな暮らしがしてみたい。
作りのセーターを着て、ニューイヤーコンサートを聴きながら新年を迎えるなんて.........私の三が日の楽しみなんて、パジャマのままニューイヤー駅伝、箱根駅伝を見る事ですから。
自分がいかに世俗的かと思うと恥ずかしいわね。
素敵な方との出会いがあって良かったですね。
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Unknown (又三郎)
2007-01-01 21:50:03
ターシャ・テューダーの世界は素敵ですね
きれいに歳をとりたいという思いは特に女性なら
強いのかもしれませんが女性でなくても寿命の
半分近くまで来てみると自分はどういう
爺さん婆さんになるか、なりたいか
なってしまうか、かなり頻繁に思い描くように
なるものです

どんな爺さん婆さんかというのは結局他人の
評価にすぎず自分の生活を楽しみつつ
自分は爺さん、婆さんだという認識を失わない
うちに無理のない寿命を全うできればよしでしょうか

では後りの半生をどのように過ごすか。
ターシャ・テューダーの生活は八十五歳の女性が
一人森の中で暮らすには様々な不都合や不安が
あるにもかかわらず、彼女の暮らしぶりを
羨ましいと思うのは、彼女が長いこと
望んでようやく手に入れた生活に感謝し、毎日を
変わることのない愛情をもって大切にし、心から
楽しんでいることが感じられるからなのだそうです

画家であり、作家であり、本格的な庭師であり
デザイナー兼仕立て屋であり、腕利きの料理人で
あり、絵本や挿し絵の仕事をしつつ、衣食住に
関する日々のさまざまな手仕事を楽しみ、どれにも
プロの腕前を発揮しているすごい女性ですね

彼女のバーモント州の森の中と同じというわけ
にはいかないでしょうが、彼女はは自分が好きな
ものの愛し方をきちんと解っているのでしょう

相手が動物であれ植物であれ旧い鍋であれ
一枚の布であれ、それぞれにふさわしい接し方を
心得ていて、手を抜いた扱いを決してすることが
ないというすごい爺さん、婆さんになるには
やはり今から毎日を面倒くさがらずにきちんと
過ごすしかないようですね(^^)
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「美しい人に」 (又三郎)
2007-01-02 00:04:35
上記の長々の(^^)書き込みをしていて
同じような素敵な女性を思い出しました

すでに2000年のクリスマスに他界されましたが
クリスチャンでもない私が尊敬してやまない
シスター渡辺和子さんです

PHP文庫で読んだ「美しい人に」という本に
出てくる「魂のしわを伸ばす」などいくつもの
感動の言葉が書かれていました。

人が美しく年を重ねるということはこのような
生き方なのだという思いで、何度、読み返しても
心が洗われるような清々しさに満たされます
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Unknown (HUZU)
2007-01-03 20:54:53
>nihaoさんへ

本当にいろいろ教わることが沢山あります。その方はインテリで何でも知ってるし、プライドの高い方だから決して弱音ははかない人です。えらいと思うのは何でも大切に使い、自分の事わかって生きている人だと思いました。今年の春はきっと我が家の庭は「ターシャ」の様なお庭になってるかも・・・。アフタヌーンティーが似合えばいいけど。


>風の又三郎さんへ

ターシャの事も詳しいですね。ガーディニングの本とか結構素晴らしいし、以前NHKでターシャの世界の特集がありそのビデオを見せてもらいました。一番好きな事をして生きるのが幸せらしいですね。きっと一人で生きると覚悟を決めた人間の強さだと思います。
素敵な人、尊敬できる人って「覚悟」を決めた人かもしれませんね。せめて夏に大きな「ジキタリアス」が
似合う庭になってればいいけど・・・。
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