路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

根方に根土土埃今朝の秋

2010年08月07日 | Weblog
 昨日強行軍だったせいか今日は朝からグラグラしている。
 なんだかグラグラついでに頭が重い。軽い熱中症なのだろうか。それで、午後少し昼寝したらそのままグーグー寝てしまった。

                        

 気付けば、夕方いつになく涼しい気がする。
 虫の音もいつのまにか当たり前になって、なんだか立秋である。

 夕暮れ、迎え火の第一陣。
 盆が近づくと確実に秋も近づく。

 でも、まだ暑いだろうな。あしたも。




軒下で芋選っており広島忌

2010年08月06日 | Weblog


 土用も終わる猛暑の日、3時過ぎに上京。
 往復に5時間以上かけて、二時間ほど滞在。その二時間、放送大学のG先生(ってもうメンドくさいので五味先生でいいいね)の公開講座があって聴講に。
 場所は新宿の某高層ビルの最上階。(47階なんてわが生涯最初の高層経験だろうな。)
 行きは若干の(ほんの若干)時間的余裕があったのだけれど、新宿西口サッパリわからん。ワシは西口はそれなりに詳しいつもりであったが、都庁もなかった三十年前であるからなあ。新宿バス放火事件というのがあって、その事件のほんの数分後にワシは現場にいたのでありましたが、あの頃とはゼンゼン違っていて周章狼狽する。

 4年ぶりにお見受けする五味先生は殆どお変わりないように見え、ワシは会場のほぼ真ん中あたりで聴講する。
 相変わらず笑顔絶やさず砕けた語り口で面白かった。
 地域の歴史を食と人と物で切っていくと見えてくるもの、というような視点はナルホドと思った。佐渡を殖民文化、京都を身体文化、津軽を環境文化というような視点はサスガだと思ったことでした。

 講演自体は8時過ぎに終わったけれど、そのあと質問時間があって、最終的に終了したのが八時40分過ぎ。それからあわてて新宿駅へ向かって、なんとか九時の最終にまにあった。
 先生にはご挨拶もできないままあわただしく帰路に。

 帰りの電車ではいつのまにか熟睡。あとちょっとで乗り過ごすところだった。
 日にちが変わる頃帰宅。
 
 気付けばひどく疲れていたが、久しぶりにリフレッシュできてヨウございました。

 みなさまどうもありがとう。




湧き上がる雲の中より初蜻蛉

2010年08月05日 | Weblog

 暑さマックスである。体、火を噴く直前である。
 都会では実は暴動が起きているのではないか。それをマスコミは混乱を恐れてわざと報道しないのではないか。少なくともこの炎暑でごく普通の社会生活が秩序だって行われている方が異常である。

                 

 そんな中午後は高原の町まで配達。
 路傍の標高を記す数字が950mから1050mくらいまでを行ったり来たりする中を走る。山脈が間近、廃線になった鉄橋が錆びて朽ちている下を行きつ戻りつす。雲の峰盛大。でも写メ取りわすれる。というか冷房効いた車内だからいまひとつ実感が・・・。

 途中で気付くと半ドアのランプが。どうも一時間以上それで運転していたらしい。先日はドライブに入れたまま降りかけたら、車がズズズと動きかけて周章したし、どうも暑さのせいで相当イカレテいるらしい。

                  

 帰りがけにほんの少しだけ図書館による。
 ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』(2001 岩波書店)上下二冊を借りてすぐに退散。
 図書館は受験生(?)でいっぱい。

 夕方6時過ぎに帰宅するも、いつまでも暑い。

 陽が暮れて、暗くなってもまだ暑い。

 隣家から、リコーダー「しかーらーれーてー・・・」と繰り返されるのを聞きながら就寝。

 寝ても、暑い。




三伏や草の高さに見る入日

2010年08月04日 | Weblog

              

 夕方は涼しい、ような気がする。日中は暑いけど。

 この頃はうまく眠れない。けど5時前には起きてしまう。だから結局一日眠い。朝も眠いから、起きて行動する勇気が鈍る。だから行動しない。

               

 それで、蚊に刺されてばかりいる。夏は蚊がいるのがいやだな。

 本も読まない。
 「本が崩れる」では本が崩れて風呂場の戸が開かなくなって、中で餓死しかける導入部からナニがなんだかわからなくなるが、我が家ではトイレで戸が開かなくなる可能性がある。

 ま、いいや。
 あしたもズーッと暑いらしい。暑いと眠い。

 ズーッと眠い。




米櫃に虫沸くことも八月来

2010年08月02日 | Weblog

 もちろん暑いのだけれど、夕方は比較的涼しい。猛暑に体が少し慣れたのかもしれない。
 峠の向こうの町では夕方から豪雨、というラジオ・ニュースを聞きながらも、このあたりでは降る気配もない。

               

 まあ暑い中、ナニやらカニやら。
 あまりに草繁っているので、夕方6時過ぎから少しばかり草を取る。
 だいぶ日が短くなって来た気がするな。でも30分もやってるとしきりに腹が減ってくる。ナゼだろうね。

                

 そういえば八月であるな。

 立秋まえには書中見舞いも書かなくては。

 もう言うまいと思うけど、夜になってもヤッパリ暑かったです。




                

転がり出炎野ただちに影を剥ぐ

2010年08月01日 | Weblog

 暑さ、尋常ならざるものになってきた。
 それとともの我が汗腺カンゼンに制御不能である。

              

 日曜日、ついに決意してふたりで芋ほりに出かける。ホンマ相当の決意である。
 日差し容赦ない中、炎天で芋ほりは暑い。ほんと今日は特別暑い。
 いつになく傷つけることもなく掘り出したけれど、なぜか今年は腐っている芋が多い。梅雨どきに雨が多すぎたせいか。その後太陽容赦ないせいか。

               

 隣の畑のご夫婦とも、そんな話をする。今年は異常である。
 その間出来立てのトマトを頂戴する。その場で齧る。齧らねばならないような状況であるからして、齧る。
 ゴーヤもくださる。見事なゴーヤである。くださりながら、沖縄のものがこの辺でこんなに出来るのだから確かに異常な気候である、と言われる。深く納得する。

              

 みんなで暑い暑いといい続けて一日終わる。

 暑い暑いと言う以外言葉が見つからぬまま一日終わる。

 そろそろ体、火を噴くだろう。

 今は静かに焦げつつある。