路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

うたた寝に太鼓どんどん夜の秋

2005年08月15日 | Weblog

 市のお祭りは昨日だけだと思っていたら、今日が本祭りらしくて、朝から太鼓の音がうるさい。
 お祭りやイベントには興味がないから、やっている人には悪いけれど、賑やかなのはウルサイとしか感じない。
 ホントうるさいなあ。

 ツグミもツバメも夏休みがあとわずか。宿題の処理が大変である。
 殊にツバメの理科の一研究。
 小生も覚えがあるけれど、これほどメンドくさいものは無い。短い期間にそれほど面白い研究ができるとも思えず、そろそろ再考したほうがいいんじゃないかなあ。

 色川大吉『廃墟に立つ』読了。
 おもしろかった。
 戦後、という時代の重層性。掘り起こせばまだまだ、汲めども尽きぬ、という感じだな。
 それにしても色川大吉、若いなあ。なんかまだまだ枯れねえ、みたいなところが文章の端々に。
 一昨年彼の講演を聞き、『明治の文化』にサインしてもらったけれど、茶髪にして、どうみても五十代から六十代というカンジだった。生年をみれば、当然ながら八十過ぎなのに。
 あんまり年寄りが若い、というのもゾッとしないけれど。

 日も随分と短くなった。
 七時近くにはすっかり暗くなる。
 その暗くなったころより雨降り出す。
 やがて本降りになり、終夜降り続く。
 宿題はなかなか終わらない。たいへんだなあ。ヒトゴトじゃないけど。