KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC・登山部 2019.07.03 伊尾木洞~東山森林公園

2019年07月03日 | 四国の山


以前に山とものREIKOさんのレポートを見てずっと行きたいと思っていた場所。

高知県安芸市の『伊尾木洞』はそのレポートの写真を見た瞬間に

目が釘付けになりました。洞窟とその奥に続く渓谷。しかもその岩肌にはびっしりと羊歯が密生しています。

まるで数万年前の時代にタイムスリップしたような、今まで見たこともない不思議な景色です。


先週から四国も梅雨入りして今日も雨降りの予報で、さてさてどこを歩こうかなと思案していたところ、

思いついたのがこの『伊尾木洞』でした。さっそくWOC登山部のFBで案内したところ、

雨の予報にもかかわらず、おじさん・おばさんの総勢11名が参加となりました。

REIKOさんのレポートにあった通り、伊尾木公民館に車を停めトイレを借りようと中に入ると

管理人の人が出てきて、今はこの公民館の直ぐ東にある『Kマート』の奥にある

『観光案内所』が伊尾木洞の駐車場になっていると教えてくれました。




公民館から伊尾木洞は直ぐの場所にあります。国道から川沿いを北に進むと桜並木と

なぜか女性の裸体像が並んでいます。100mほどで洞窟の入り口です。

ただここのところの降雨の影響か、洞窟内に続く遊歩道は増水のせいで川の中。







洞窟の中を覗き込んで登山靴では無理!と判断して、一度観光案内所まで戻って長靴を借りることにしました。

しかも入り口の案内板には、増水時とマムシ対策に長靴を!と書いています。濡れてもいいけどさすがにマムシは・・・!


観光案内所にはサイズごとに長靴が並べられています。ありがたいことに無料で借りられます。




白や黒の長靴を履いて再出発です。










遊歩道は増水で5~10cmほど水に浸かっていますが、そこは長靴、気にせずにどんどん歩いて行けます。




外は雨が降っていないのに洞窟の中は天井から大きな雫が降って来るので傘をさします。

先を行く山さん・セニョさん・麺法師さんの向こうに何やら不思議な空間が見えます。

この伊尾木洞は、まだこの辺りが海岸だったころに波の浸食でできた海蝕洞だそうです。




40mほどの洞窟を抜けると沢の両側は切り立った崖。その崖は岩肌ではなく羊歯の緑で一面覆われています。







その密集した羊歯の緑に圧倒され、どこか異空間に飛び込んだような錯覚に陥ります。

口をポカ~ンと開けたまましばし見とれていると、前の方でおじさんの悲鳴があがっています。

どうやらニョロニョロがいたようでおじさん三人が覗き込んでいます!

苦手な麺法師さんが慌てて戻って来ました。もっと苦手な杉さんの足が止まりました。













後ろから来る山ガールたちも写真をバシャバシャ撮っています。

自生するシダは確認されているだけでも40種類にも及び、その内7種類のシダが国の

天然記念物に指定されていると言います。しかも1ヶ所に異なる種類のシダが共生しているのは

非常に珍しいとの事です。
















渓谷の中の小さな川ですが雨降りの後、水の流れにも勢いがあります。





あっちゃんとやっさんは何を写しているのか?これぞ『水洗便所!』






所々で渡渉する箇所もあります。足元は長靴ですが転倒してしまうと元も子もありません。

注意深く渡って行きます。










橋を渡り左岸から右岸に移動すると、川から少し高い位置の道になります。

そして直ぐまた川の中へと降りて行きます。







ここからも渡渉の繰り返しです。少し深い場所もあり、山奥さんも慎重に渡って行きます。

少し短めの長靴だったのに油断した私は右足を沈! 膝から下がずぶ濡れです。











最後は小さな小滝が正面に現れます。ここも降雨の後、勢いよく水が流れ落ちています。

その滝の上部にも二つほど滝がありました。











滝からは川を離れて山道が続いています。




そして最後に橋を渡ると、左に歩くと周回路となり、右に進むと『東山森林公園』への道となります。




ここで長靴の中でチャポチャポといっていた水を抜いて、濡れた靴下を絞ります。





右に曲がって川沿いの道を登って行くと大きな工事中の場所に出ました。『龍王池』を改修しているようです。

工事路を通って公園の管理棟まで歩きます。







管理棟からさらに先まで歩き、山頂まで1.3kmと書かれた案内板から、また山道に入って行きます。

この辺りから雨がパラパラしてきました。道の両脇には相変わらずシダが生き生きと生い茂っています。










少しづつ高度があがってくると、木々の間から南に太平洋の海岸が続いているのが見えます。

しかしこの時点で麺法師さんと私はどこで引き返そうかと二人で密かに思案していました。







すると少し先で山頂とモクレンの道への分岐標識があり、これを幸いに

山頂へ登る組とこのままモクレンの道を下る組に分かれることにしました。

セニョさんはもちろんの事コアラさん・やっさんも山頂まで登ると言って歩き始めました。

そして女性陣はあっちゃんとキョウちゃんが登って行きました。

残りの軟弱メンバーは下って行きながら『登って行ったんは、メンバーの中でも年長組。みんな元気やな~』と負け惜しみ。








後からセニョさんの話を聞くと、山頂となっている場所は山頂でもなく登坂の途中だったそうで、

本当はさらに奥が山頂だったと残念がっていました。ピークハンターのセニョさんにとっては今日は不完全燃焼です。








モクレンの道を下り管理棟まで戻り、山道には戻らず少し遠回りにはなりますがアスファルト道を歩いて行きます。

最初はよかった下道歩きも次第に硬いアスファルトに柔らかい長靴の底が足に堪えてきました。


駐車場に戻る途中には巨大な『津波避難タワー』があちらこちらに建っているのが目につきます。

気候温暖で災害の少ない瀬戸内に住んでいる私たちには、災害に対しての意識が薄く

考えられない光景です。





観光案内所まで戻り長靴を洗って戻し、麺法師さんと二人で後から下りてくるメンバーを

車で途中まで迎えに行きました。今日の歩きはここまでで後は観光です。それでも6km強を長靴でよく歩きました。

ちょうど時間はお昼過ぎです。

案内所の横の大きな観光案内看板の中の『釜あげちりめん丼』の大きな写真に食欲がそそります。


濡れた体をふいたり着替えをしたりして準備万端。看板にあった『道の駅大山』へいざ!

道の駅のレストランでさっそくちりめん丼を注文。








取りあえずお腹を満たした後は安芸市内を周遊。有名な『野良時計』の横を通り、

『岩崎弥太郎』の生家を尋ね、最終は山さんがチェックしていた『Sea House』へ!










このレストランは海岸沿いの崖の上に突き出すように建っている特徴的な建物です。

その一番先に座り太平洋を眺めながら各々が飲み物を頂きます。













温かい飲み物を飲み和んでいると突然周りのスマホから一斉にけたたましい音が鳴りビックリ!

『高齢者等避難開始』と緊急速報が流れました。『セニョさん、避難せんと!』などと冗談を言いながら

雨脚が強くならないうちに帰路につきました。



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