KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2021.10.06 石鎚山

2021年10月08日 | 四国の山


随分と長引いているギックリ腰も少しづつ改善が見られ、

しばらくお休みにしていた『線で繋ぐ石鎚山~剣山』も再開の目途がたってきた。

しかし月日は流れ早や10月となり、10月と言えばやはり石鎚山の紅葉から、

お山の紅葉狩りがスタートする。四国の山歩きをしているものとしては石鎚詣では

欠かすことのできない恒例行事となる。『次に線で繋ぐで予定している東光森山の急登に

決して腰が引けているわけではないです!』と奥様たちには言い訳をして、予定を変更していざ石鎚山へ!

と言う事で奥様たちに連絡していると、WOC登山部の第二班も石鎚山に登るという

情報が入った。第二班のリーダーと連絡を取り合い、土小屋で待ち合わせをすることに・・・。


途中の寒風茶屋の駐車場にもそこそこ車が停まっていた。更に瓶ヶ森林道を入って行くと

スカイブルーとスカイライン。車を停めて三人で見入る。




瓶ケ森の山肌も結構色づいている。これだと石鎚山の紅葉も期待できるはずだ。

瓶ケ森まで来ると急にお腹が痛み始めた。道路脇のトイレに駆け込もうと車を停めると

『またトイレ!毎回ここで用を済ますね!』と前回もここで用を済ませた私を奥様たちが冷やかす。







瓶ケ森展望所からは正面に石鎚山。遠目に見ても色づいているのが判る。

それにしても雲一つない青空が広がっている。『ね!今日は石鎚山にして正解でしょ!』と

奥様たちに言うと『ハ~イ、大正解』と返ってきた。ここの所へっぽこリーダーになってしまって

いたが、少しは株価が上がってきたかな?







予想通り土小屋の駐車場はほぼ満車。石鎚山スカイラインを少し下った未舗装の路肩が

広がった場所に停められたが、次から次と車が停め始める。慌ててまだ到着していない

第二班の場所を確保していると、ほどなくやまさんが運転する車が到着した。

WOC登山部のメンバーと会うのはほぼ半年ぶり。『線で繋ぐ山歩き』を始めてからは

ほとんど登山部の山行には参加できていない。軽く挨拶をしながら身支度をしてスタートする。

前を歩くコアラさんとは1年以上ぶりくらい。以前はこの大きい背中を見ながら

歩いていたのが懐かしい。今日は杉さんとやま奥さんも参加して総勢7名となった。




土小屋からしばらくウラジロモリの林の中を進んでい行く。あっちゃん

コアラさんとは久しぶりで、話が弾んでいる。木々の間から瓶ケ森の氷見二千石

広大な笹原が見えた。以前WOC登山部で歩いた時、時々見えるこの瓶ケ森を見て、何度も

『あの山はなんていう山?』と聞いてきたあっちゃんだったが、今はそんな愚門をする事はない。

やはり『線で繋ぐ山歩き』でこの界隈を何度も歩いた成果は出ているようだ。













鶴ノ子ノ頭の尾根の北側をトラバースするようにして道は続いている。

鶴ノ子ノ頭と次の小ピークとの鞍部に出ると第一ベンチ。ここからは尾根の南側の道になり、

石鎚山が顔を覗かせ始める。『おっ、南尖峰だ!』
















土小屋からここまでの間、何人もの人を抜いて歩いてきたが、既に下ってくる

大勢の人ともすれ違う。ほとんどの人が大きな一眼レフを抱えて御来光目当ての人たちだ。

その内の一人の年配の方に声を掛けると、『御来光は良かったけど、雲海が見られなかったのが

残念。でも紅葉は最高ですよ』と言ってくれた。その年配の方の言う通り、

無骨な岩峰から裾野へと広がり色付いた南尖峰がどんどん近づいてくる。











1677mの小ピークを過ぎ、尾根に沿って続く階段状の登山道には

隊列をなして歩いて行く人たちが見える。駐車場も満車、登って行く人たちの数も

相当なもの。今日の弥山は恐らく密な状態だろうなと思いながら登って行く。










東稜基部の第三ベンチの手前で、立ち止まっている女性に声を掛けられた。

近眼の私には近づくまで顔がぼやけて見えない。するとその女性が『リップです!』と

挨拶をしてくれた。エントツ山さんの掲示板でお馴染みのリップさん!

初めてお会いしたのはもう16年も前、石立山に登った時の別府峡でのテント泊の時。

それ以来、何度か山でお会いしているリップさん、『今日はのんびりと歩きます。清掃活動は無しで!』と。

第三ベンチは休憩している人たちで空席が無い。ここで一服しようと企んでいたが、

大勢の人前では気が引ける。その内にルリちゃんが追い付いてきたので一服は諦めた。

南尖峰からの支尾根の一つが東稜コースとなっている。今日は下りで歩く予定なので

そのまま登山道を東稜から天狗岳の足元を巻くようにして進んで行く。

ここから奥様たちが揃って前を歩くいつもの様子になってきた。写真を撮ったり、

動画を撮ったりしているとあっという間に二人の姿は見えなくなった。










それでも何度も立ち止まらずにはいられない。見上げては感嘆しカメラを取り出す。

白い岩肌に覆いかぶさるようにして広がる錦秋。同じようにして写真を撮る人の姿が

途中のあちらこちらで見られた。この山頂から日覆うごとに裾野へと紅葉が降りていき

そして四国の山の紅葉が次々と感染するようにして始まっていく。
















登山道が成就社へと続く支尾根との分岐まで来ると、二之鎖の基部の公衆トイレ。

ここでも既に大勢の人が休んでいた。成就社(中宮)からは試しの鎖(この鎖が登れれば、

一~三之鎖は登れると云われている)、一之鎖、そしてここから二之鎖、三之鎖を経て

奥宮の頂上社とたどり着く事が出来る。

そもそも鎖の行場は険しい岩場にかかる鎖にすがる時に、邪心を捨て、

無我の境地を体験する修行の場。邪心のない私とルリちゃんはそのまま登山道へ。

邪心を捨てなければならないあっちゃんは鎖場へと登って行く。(笑)







というのは冗談で。ここから弥山にかけての紅葉も見逃せないのが本音のところ。

帰りは東稜コースを降りるので、ぜひ写真にとっておきたいと思ったからだ。










前半に奥様たちにつられてスピードを上げたせいか、ここからのお上りさんの階段が

一番足が重く感じられた。それでも期待通り周りに色付きは最高潮。

モミジやカエデのオレンジや赤の山肌にピンクの色のルリちゃんのシャツが映える。
















九十九折れの道は折り返すたびに、景色が変わって行く。天狗岳の北壁はいつものように

逆光になってしまうので、目にしている感動ほどはあまりきれいに映らない。










弥山山頂が目の前まで来ると今度は西の冠岳に続く稜線が目に飛び込んでくる。

そして振り返ると成就社へと続く道と瓶ケ森!











山頂はやはり大勢の人で賑わっていた。それでも最ピークの時は周りに座る場所が無く、

真ん中にも座り込んでいる人の姿が見られるが、今日はそこまでではないようだ。

弥山の端から見える天狗岳は予想通り最高潮を迎えようとしていた。

















今日は朝方風が意外と強かったせいか空気が澄んで、天狗岳だけでなく

周りに見える景色の全てが綺麗に見渡せる。西ノ冠岳の奥には松山の市街。

瓶ケ森からは今まで『線で繋ぐ山歩きで』繋いできた稜線と、手前から奥へと

濃淡をつけて峰々が続いている。







大勢の人で賑わう奥宮頂上社の前を避け、山頂小屋の前で腰掛ていると

鎖場を登って来たあっちゃんがしばらくして到着した。

少し早いが後から来るWOC登山部のメンバーを待つ間、先にお昼ご飯にする。

今日は久しぶりにカップ麺を持ってきた。しかもカレー味。気温が下がり始めたこの時期には

やはり温かい食べ物が喉に染みていく。そのカップ麺を食べ終えると今度はコアラさんが到着した。

空腹を満たした後はやっぱり一服タイム!と思って山小屋の陰でライターで火をつけようとしたが

火がつかない。仕方がないので三人のいる場所まで戻ると、コアラさんが味噌汁のお湯を沸かそうと

山さんに借りたガスバーナーを取り出し始めた。その山さんは東稜基部の辺りで不整脈がでて

調子が悪くなり引き返したという。それで山頂でお湯を沸かすならと言う事で、コアラさんに

ガスバーナーを託したそうだ。するとコアラさんが『これどうやって組み立てるん?』と聞いてきた

ので、手渡してもらってゴトクとカートリッジを組み立てているとあっちゃんが、

『KAZASHIさん、火ができて良かったね、タバコが吸えるわよ!』と言って、

コアラさんにライターの火がつかないのを説明すると、『それなら味噌汁飲むのをやめようか』なんて

意地悪を言ってきた。『ほんと意地の悪い人やな~』と言いながら、組み立てた後空かさず着火して

タバコに火をつけた後、バーナーの火を止めてコアラさんに戻して、足早に人のいない山小屋の脇へ。




ひとしきり煙を燻らせ戻ってくると、コアラさんが何度やっても着火できないと文句を言っている。

貸してくださいと言って私も何回か点火装置を押してみても火がつかない。

『残念です!意地悪言うからですよ~』とバーナーを返すと、『なんで火を消したん!』と怒っている。

『なんて意地の悪い事をするん!』と言いながら困っていると、横にいた女性が小物入れから

ライターを手渡してくれた。まさに弥山の上から天使が降りてきた!そのライターで無事に着火でき

事なきを得、お湯を沸かせたコアラさんの機嫌も直った(笑)


その後、杉さんも山奥さんも到着してしばしの雑談。ただ、かれこれこの山頂で1時間以上いるので

早々に集合写真を撮ろうとしていると、東稜から登って来たはらちゃんの姿が。

結局、途中で一人山さんがリタイヤしたが、一人増えて変わらず7名で『ハイ、ポーズ!』




山頂でWOC登山部のメンバーと別れて、奥様たちと天狗岳向かう。

すると山頂直下の鎖で男女の二人のうちの女性が怖がって手間取っている。

この鎖で怖がっているようでは天狗まで大丈夫かな?と思いながら待っていると、

鎖の下では天狗から戻ってきた人が並び始め待っている。

一つ目の鎖を何とか降りたその女性は二つ目の鎖でも同じように時間がかかっている。

そして弥山からもどんどん人が降りてくる。







何とか降り終えた女性とその前を歩く男性。この先々もちょっとした岩場で戸惑う女性。

それなのに道を譲ろうとしない男性。前からも後ろからも人がどんどん詰まってくる。

仕方がないので途中から北壁の端を歩いて追い抜いて歩いて行が、今度は離合のため前から下りて来る人待ち。













すると離合待ちしている横を通ってまた二人が先に行き始めた。何とも迷惑な話だ。

天狗岳の手前の岩でも足がかりが判らず登れない女性。前の男性は指示はするけど

女性は怖がってばかりでどうしようもない。そのうちにしびれを効かしたあっちゃんが

『右の脚をそこに、左の足をあちらに・・・・そうそう上手ね~!』と足掛かりを教えてあげると、

『私、褒められると伸びるタイプなんです!』とその女性。何ともはや・・・・・・!











天狗岳までに何とかその二人をやり過ごし、西日本最高峰で記念撮影。

















天狗岳から南尖峰までは行き交う人も少なくなったが、山頂での大休憩とここまでの混雑、

人の迷惑を顧みない二人のお陰で、予定していた時間を随分と過ぎてしまい、

墓場尾根へはあっちゃんには諦めてもらって、今日は遠目で眺めるだけ。







さ~それでは東稜へと降りて行きますか!南尖峰からは歩いてきた土小屋までの稜線が見える。

岩の上に立つ一本の白骨林が東稜への取付きの目印。







その白骨林の下にもう一本の白骨林があり、その木に持ってきたロープを架けて降りて行く。

以前に比べて足がかりの岩が少なくなったこの岩壁も、ロープがあれば何とか二人も降りられる。

ここに来るまでに『今日はちゃんとロープを持ってきてます。』二人に話をすると

『さすがリーダーでございますわ!』と。またひとつへっぽこリーダーの株が上がった!










本日の最難関をクリアした後、次はカニの横這いへと降りて行く。

見下ろすと横ばいの上部の色付きもなかなか見ごたえがある。







所々とちょっとした岩場があるが、少しは手間取っても問題なく降りて行く奥様たち。

カニの横ばいもルリちゃんもノープロブレム!











この辺りから見上げる南尖峰の岩峰は、柱状節理の独特な形をしている。

ゴツゴツとした岩肌の間に赤やオレンジ、緑の花が咲いているように見える。

目線を斜め下に移すと墓場尾根がちょこんと顔を覗かせていた。










カニの横バイからしばらくは痩せ尾根を下って行く。ここからは岩黒山がけっこうトンガリ山に見える。







痩せ尾根から左に折れて少し下って行くと笹滝(エントツ山さん命名)。矢筈岩と反対の岩峰の間の笹が

下から見上げると滝の流れのように見える。その笹滝を両手で笹を掴みながら下って行くのだが、

足元は所々で結構な段差がある。その二つの岩峰の間に差し掛かるころ、足を踏み出した途端に足元の岩が

ぐらついて一瞬体が宙に浮いて前に一回転した。『しまった!』と思ったが遅かりし、

気が付くとあっちゃんの足元に転がり、あっちゃんが腰を屈めて両手で笹を持ち踏ん張っている。

『助かった~!』と思ったら、『とって、とって』とあっちゃんが下にいるルリちゃんに叫んでいる。

最初は何を言っているのか判らなかったが、どうやらルリちゃんに写真を撮れと言っている。

笹の傾斜でしばらく起き上がれない私を心配するどころか・・・・・何という事だ!

しかし飛び落ちた下に岩がなかったのが幸いだった。ここでは今回せっかく上がったきた株価が下がった。







何とか立上り、あっちゃんにお礼を言うとやっと『大丈夫?』と声を掛けてくれた。

その後は足先で足元の笹を払いながら慎重に降りて行く。

笹滝を何とか下った後もさらに笹の生い茂る道が続いていく。

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そして最後に南尖峰に別れを告げて支尾根から樹林帯の中へ。










踏み跡を辿りながら下って行くと下の方から人の話す声が聞こえてきた。

暫くすると第三ベンチに飛び出した。第三ベンチではおや?WOC登山部のメンバーの姿が。

他にもベンチに腰かけているリップさんの姿も見える。少し擦りむいた左腕を気にしながら、

メンバーやリップさんと話をしながらしばしの休憩。




いつまでもメンバーと話し込む奥様たちを制して、『ハイ、もうスタートしますよ!』と

声を掛けると、奥様たちが今度はYAMAPのコースタイムを気にし始めた。

『15時までには下りるわよ!』と二人で話をして猛ダッシュして前を歩いて行く。

あっという間に見えなくなった二人を他所に、写真を撮りながら独り歩いて行く。

山頂ではあれだけ晴れていた空にはガスがかかり始めた。











そうこうしているうちに南尖峰はガスに隠れた。弥山から降りてきた人達の列が道を塞ぐ。

何度も声を掛け追い越させてもらいながら土小屋に着くと、第三ベンチから一人で戻り、

車の中でお弁当を食べたという山さんが待っていた。











後続のメンバーはまだ時間がかかりそうなので、山さんと別れて先に車に乗り込む。

瓶ケ森林道をゆっくりと走っていると、そんなに時間差が無かったのか、

WOC登山部メンバーの車が追い付いてきた。途中で石鎚山や瓶ケ森、

そしてUFOラインの稜線を車を停めては眺めながら寒風茶屋へ。











せっかくなので寒風茶屋でWOC登山部恒例のコーヒータイムをとることに。

コアラさんは相変わらず女性陣に減らず口。それを聞きながら山さんと私でいじるという

今までもよくある情景が見られて、なんだか懐かしく楽しい時間。










平日にも関わらず予想通りに大勢の人で賑わっていた石鎚山。この山からどんどんと四国の山が

色付いて行く秋。さてさて来週はどののお山に紅葉を狩りに出かけようかな?
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