KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC.登山部 2019.09.25 笹ヶ峰・ちち山

2019年09月26日 | 四国の山


今年の夏はほとんどの水曜日はすっきりしない天気が続いていましたが、

今日の天気予報は久しぶりに晴れマーク。それなら四国の山らしいそして東西南北の山々が見渡せる

『笹ヶ峰』を歩いてみることにしました。

笹ヶ峰へのアプローチは北側の下津池の林道から丸山荘を通って登る従来からのルート。そして寒風茶屋から

寒風山を通って往復するルート。さらには寒風山から笹ヶ峰に登って南尾根を下りるルートと色々なルートが

あるのですが、今日はその内の最短距離でしかもメンバーが歩いた事のない丸山荘からのルートを歩いて

見ることにしました。ただ以前から林道のダートが荒れているので事前に調べてみると、ヤマップに直近で

歩いた人のレポートに登山口手前で通行止めになっていると書かれていました。 ( ゚Д゚) ガ~ン!

前日にそれを見て少し慌てましたが、その方にコメントを入れて問合せをしてみると、通行止めは登山口手前2km位の場所で、

工事現場手前に広い駐車スペースが設けられ、仮設のトイレも置いてあると言う事。登山口までも30分ほどで着くと

教えてもらったので、30分だけ丸亀の出発の予定を早めて決行する事にしました。


今日は初めての参加のはらちゃんを含め麺法師さんのワゴン車定員の丁度8名の参加。

下津池から止呂橋を渡り林道をどんどん高度を上げていきます。道は吉居川に沿った舗装路で問題なく走れます。

最後に対岸へ渡り少しだけダート道を走ると、教えてもらった駐車スペースに到着しました。




駐車場から奥はトラロープが張られ通行止めになっています。8時50分にスタートしてしばらくそのまま林道を歩いて行くと

目の前に道が大きく崩落した工事現場に着きました。そこからは崩落個所の上側を巻くようにして仮設の登山道が造られていました。







仮設足場の階段を登りトラロープの張られた仮設道を登って行くと上側の工事現場の横に出ます。ここから下側は

さらに大きく崩落していて、復旧にはかなり時間がかかりそうです。







仮設道を登りきるとふたたび林道に出ました。道幅は狭くなり路面も荒れたダート道。

復旧工事のついでに、この路面も整備してくれたらいいのになぁ~。

目の前にラジオ体操の“体を横に曲げる運動”をしている倒木が!




道の下には轟音をたてて流れる吉居川。左手を見上げると少し霞んで『沓掛山かな?』







予定通り30分ほどで登山口に着きました。さぁ~ここからが登山開始です。







登山口から上に登って吉居川沿いの道が始まります。川にはここ最近そんなに雨が降ったのか?と思う位

凄い勢いで水が流れています。







普段は枯れているような小さな沢筋にも結構な量の水が流れていて、何度か渡渉をします。

災害の少ない香川に住んでいると台風の影響もあまり感じずにいますが、やはり台風が来るたびに山では

少なからず影響が出ているようです。










しばらくは川に沿って歩き沢を渡り歩いて行くと、次第に川の音が小さくなっていきます。

途中でコアラさんとルリちゃんが何やら喧々諤々と話をしています。

その話の内容を聞いていると思わず吹き出しそうになります。

今度からコアラさんをコブラさん。ルリちゃんをマングースさんに改名しようかな!(笑)










最後の沢を渡りさらに登って行くと西山越えへの分岐の『宿』に着きました。

ここは、かつて麓の吉居集落で作られた木炭を別子銅山へ運ぶための中継基地だった所で、

地名のとおり「宿(やど)」もあったといいます。道には小さく散りばめ埋もれた炭の破片が未だに残っているので

その当時に思いをはせることができます。







少し間の開いた後続を待ち休憩を取った後、雰囲気のいい杉林の中を進みます。

杉林を抜けるとブナの林が始まり、途中の沢には橋が掛けられ、道標も要所要所にあり『ザ・登山道?』といった感じです。
















宿から丸山荘まではコースタイム通り30分ほどで着きました。丸山荘は90年近く前に建てられた山小屋で、昭和37年に

現在の建物で開業を始めたそうです。収容人員は200名以上あって四国でも最大規模の山荘の様です。

正面から見ると木造の校舎に見えるほどの大きさです。




見上げると笹ヶ峰にはガスがかかっています。この山域ではよくある北側からガスが登っているけれども

南側は晴れているのに期待しながら山頂を目指します。







キャンプ場の横を通り最初は樹林帯の中を登って行きます。







次第にシコクザサの中の道になると森林限界を抜け笹ヶ峰の名前の通りササの北斜面になります。











見上げると時々青空が顔を出すのですが、ガスは次から次と稜線へと登って行っています。










所々で笹で足元が見えずらくなりますが、足を滑らさないようにグイグイと登って行きます。










横を見るとガスが流れて沓掛山が少しだけ頭を覗かせています。







山頂は予想通りガスはなく雲は多いものの視界は開けていました。

北側からのガスは南から吹き上げる強い風に稜線を乗り越えられずにいます。

山頂から東には『ちち山』から『冠山・平家平』へと続く稜線。

西は『寒風山』そしてその奥に『伊予富士』が見えます。

雲とガスがなければ北側は瀬戸内海まで見渡せるこの山頂ですが、ガスが稜線に沿って途切れている景色もなかなかいいもんです。










予定通りここでお昼ご飯にします。南の笹原を吹きあがってくる風が心地良く感じていると、

その横で痩せのあっちゃんとセニョさんが『寒い、寒い!』と言っています。

セニョさんにいたってはダウンまで着込んでいます。

あっちゃんに『たぶん杉さんは寒くはないと思うよ!』と言うと

案の定、杉さんに聞いてみると『ちょうどいい』と返事が返ってきました。(笑)

もし遭難したら他の人にはあげずに『セニョさんと二人で非常食のチョコを分け合う』とあっちゃんが言っています。




お昼ご飯を食べた後は他のメンバーが未踏の『ちち山』を目指します。

笹ヶ峰の東面はコメツツジとシコクザサの広がるいい道です。










ちち山への稜線でもガスが乗り超えられずにいて、ちち山山頂も隠れることなく見渡せます。

ここのところの不順な天気での山行を十分に挽回できる素晴らしい稜線歩きです。










笹原からちち山への鞍部の『紅葉谷』への分岐へと下って行きます。

振り返ると笹ヶ峰の南尾根が雲の間からの日差しに照らされています。




分岐から最初は低木の中の急登。そして笹道へと変わって行きます。










ちち山には思ったより早く着きました。麺法師さんは以前に大永山トンネルからここまで登った事があるので

これで西赤石山までつながりました。他のメンバーは初登頂!

猫の額ほどの山頂で記念撮影をした後は、あっちゃんが晩御飯を作る時間に間に合わないというので、さっさと下ります。










ちち山山頂から東側の『ちち山の別れ』への稜線でも北側からのガスと南風がせめぎ合っています。







急いで降りて行くメンバーを他所に、正面にどっしりと構えた笹ヶ峰と、この稜線の景色を楽しみながら一番最後に下りて行きます。







やはりいつものように上り急行、下り鈍行のコアラさんが最後を歩いています。




低木の足元の悪い坂を下りるとまた抜群の景色の稜線。















振り返って『さよなら、ちち山!』




紅葉谷分岐から紅葉谷への道はきれいに笹が刈り取られています。

最初は緩やかな道も、次第に山の北側らしく苔の蒸したまだ濡れた足元の歩きにくい道に変わります。










倒木の跡なのか何か建物の土台があった跡なのか不思議な風景!




そこを通り過ぎると杉林が始まり、左手下に丸山荘の赤い屋根がガスの奥に薄っすらと見えています。








先に下りたメンバーが山荘の軒下で寛いでいました。




最後尾のコアラさんを待って、夕飯の支度に間に合うように下って行きます。

相変わらずガスは晴れてきません。







次第に足も疲れてきました。沢の渡渉も注意深く渡って行きます。







途中にあった木の根が妙に色っぽくて、思わず・・・・写真を!







山の北側とガス、そして日の入りの時間も早くなったせいか、随分周りが暗くなってきました。










やっと登山口まで着きました。ここからは残りの林道を歩くだけ。マラソンをしているはらちゃんは、最後まで

スピードが落ちることなく歩いて行きます。








仮設の登山道を下りたらあと一息。足の疲れもピークに差し掛かっています。







現場の作業員も仕事が終わっているみたいなので、工事現場を覗いてみるとその崩落の規模に驚きました。

来年には開通するようですが、今からが台風の季節。災害がなく無事に工事が終わることを願っています。







車を停めた場所まで戻りザックを降ろすと、ドッと疲れが出てきました。

歩行距離11.7km。行動時間7時間50分の久々の山行でしたが、ガスに隠れることなく眺望も眺めることができ、

その疲れも心地よい充実した一日となりました。



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