KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.03.18 播磨アルプス

2020年03月19日 | 四国外の山



元祖ヨーロッパのアルプス山脈や日本アルプスにちなみ、

地元や山好きたちが憧れと親しみを込めて「アルプス」の愛称をつけた「ご当地アルプス」。

日本全国にはその数は50以上あるともいわれる中、以前からずっと気になっていたのが播磨アルプス

雪山もそろそろ終わり(ところが前日にたっぷりと山に雪が積もっていました)、花の山ももう少し先。

それなら少し遠出になるけれど念願の播磨アルプスに出かけてみることにしました。


いつものようにFBのグループで案内を掛けると『アルプス』の名前に惹かれてか

12名から出席の返事が返ってきました。さらに神戸からも2名の参加で総勢14名の久しぶりの大人数となりました。

神戸からは神戸支部長と自らが語る、三木市在住のやまじいとやまじいが在籍している

北神山の会のメンバーの、こちらは生粋の神戸っ子のひろりんが参加してくれました。

2台の車に分かれて丸亀をスタート。麺法師さんの車にはWOC登山部のオールドメンバー、

IRIBITOさんさんの車には比較的新しいメンバーが乗り込んで、車は東へ東へ。

なんちゃって神戸支部長とは高砂市阿弥陀のローソンで待ち合わせて合流して、

阿弥陀新池の駐車場まで移動して9時過ぎににスタートです。




まずはウォーミングアップを兼ねて下道を3kmほど豆崎登山口まで歩きます。

墓地公園からは南に真っすぐ道が続き、中央分離帯の両側は桜並木になっています。

高砂市市制60周年を記念に整備されたこの道。

桜の咲くころには見ごたえのある並木になるのでしょう。

やまじいとコアラさん迷コンビ

ボケとツッコミしながら仲良く歩いています。




国道2号線迄でると駐車場からは直ぐ近くに見えた播磨アルプスの主峰の高御位山

それに続く稜線が随分遠くに見えます。今日は意外とハードな行程になりそうです。

国道脇の豆崎登山口から取り付きます。













登山道の足元はしばらくすると露岩の道になります。周りの木々もまばらになり麓の街の

景色が広がってきました。







更に進んで行くと岩塊の斜面になります。岩肌には日本アルプスの岩稜を思わせるような

白いペンキで道標が書かれています。約20分ほどでまず一つ目の山大平山













大平山からは尾根道を進んで行きます。次第にこれから歩く縦走路の峰々が見え始めます。

『次のピークで休憩しましょう!』と声を掛けると、前を歩くやまじいが、『ピンクで休憩?』と。

やまじい~今度からエロじいと名前を変えますよ!

次の大谷山は三角点も山名札もない山頂です。皆さん水分補給をしていると、

いつものように『早弁大将』の山さんが『お腹が減ったからちょっと食べていくから先に行って!』と言っています。










更にアップダウンの道が続いて行きます。この辺りは前回歩いた和気アルプスの雰囲気に似ていますが

奥に鷹ノ巣山から高御位山の稜線が見え始めると、スケールの違いを感じ始めました。










高低差と距離が短いのでさほどではありませんが、小刻みなアップダウンは堪えます。

地徳山まで来ると、右手に見えるのが鷹ノ巣山でしょうか?

中腹には山の名前の由来になった、木々の上に枝を集めて盛り上がったような迫力のある大岩が見えます。




地徳山を下り鞍部から少し登ると青い柵で囲んだ展望台がありました。

麓の鹿島神社から登ってこられる展望台では、お孫さんを連れたおじいちゃんや、

これから鷹ノ巣山に登る人たちが寛いでいました。地元の人らしい男性が仰ぎ見る岩肌を百間岩だと教えてくれ、

ここを登ったピークからは姫路城も見えるよとも教えてくれています。







『百間ということは180mか~』と言いながら登り始めると、後ろでコアラさんが

『私は若いから間(けん)と言われても、そんな単位は判らんわ~』と言っています。

ここまでの大きな岩塊の斜面は初めてです。でも岩肌はざらついてもなく登山靴のグリップが効くので

どんどん登って行けます。メンバーもこのスケールの大きな岩の斜面の登りを楽しんでいます。










大きなヌンチャクのようにしてペットボトルを何本も首からぶら下げている杉さん

今日は他にも3~4本の500mlのペットボトルを持ってきているとか?

通常山歩きでは自重(体重+荷重)×5×行動時間が必要な水分補給の量だとか。

私だと70×5×6(今日の行動時間)で2.1Lの水分を摂らないといけない計算になります。

それなら杉さんのペットボトルは何本必要になるでしょうか・・・・・・?















百間岩を登りきると電波塔があり、さらに進むと鉄塔。

先ほどの男性がここから姫路城が見えていると言います。

西側の霞んだ景色の中を『あの小山の向こうの赤い建物の奥に見える!』と

皆さん指さしながら言っていますが近眼の私にはまったく分りません。













岩の上でみなちゃんがポーズをきめています!





鉄塔からがこの縦走路の主稜線。山肌は過去に山火事で焼けたのか木々がなく、振り返ると

後ろから来るメンバーの姿が確認できます。







別所奥山となっているピークから双耳峰の鷹ノ巣山と鷹ノ巣山東峰が見えます。

周りに見える山もそうですが乾いた岩の白い登山道がくっくりと見えます。










香川の里山では山頂には必ず個人や山の会が付けた山名札や道標があるのですが、この山には

分岐に案内標があるだけで山頂にはそれらがほとんど見当たりません。

ピークハンターのセニョさんが『何もないな~』と言いながらも

証拠写真のバンザイ写真を撮っていきます。







そろそろお昼ご飯をどこで食べようかという話題になり、13時近くにはあるかもしれないけれど

取りあえず高御位山まで歩く事に。ただまた『腹へった~!』と山さんが騒ぎ出すかもしれません。

鷹ノ巣山から東峰への道も木々のない開けた景色を見ながらの稜線歩きです。

ルンルン気分でひなちゃんも快調に歩いて行きます。







単純に見える道も岩を登ったり下ったりと変化があって本当に楽しい道です。

その道を辿っていくと、まだまだ遠くに高御位山。山さんでなくてもお腹がもたないかもしれません。









東峰からはまた岩肌の斜面を下ります。

前回の鶏足山では珍しくしんどくてトップを歩く事のなかったセニョさんが、

今日は元気にこの辺りから快調に飛ばして行きます。







写真が趣味のやっさんは、やはり度々立ち止まっては写真を撮るので今日は最後尾です。




スタート直後に歩いた鹿島サンロードが、本当に真っすぐ南に延びているのも見て取れます。







道標にはまだ40分と書いています。先頭集団と後続との距離も次第に開いていきます。

取りあえず後ろから来る麺法師さんにも、高御位山で昼食と伝えているので、どんどん先に進みます。










まるで哲学者のように寡黙に登って行くセニョさんの後ろで『あか~ん、バテバテや~』と言って

やまじいのスピードが落ちてきました。













高御位山のピークで体操服姿の高校生らしい男の子と女の子が降りてきました。するとゆかりん

『遠足?』と聞くと『違います!』と返ってきました。『じゃ~デート?』と言って冷やかしています。

シャリバテになる前に何とか高御位山に着きました。山頂はさらに奥の大岩の所みたいですが

取りあえず鳥居の横の広場でお昼にします。腰を降ろしていると後続が次々到着してきました。







ただ随分と遅れてIRIBITOさんが到着。聞いてみると足が攣ったと言っています。

『月曜日の内視鏡検査で体中の水分を抜いたせいだと思う!』と言っていますが、

いつもは絶対に前日にはお酒を飲まないのに、珍しく麺法師さんと一緒に深酒したせいだと私は推測します。

(いつもは私がメンバーに今日は二日酔い?と聞かれているので・・・・)







山頂には高御位神社がありトイレもあります。

高御位山は大岩の祠の後ろにひっそりと山名札がかかっていました。

三角点も山頂の下にある神社の横に石柱の頭があまり出ないように埋まっていました。
















高御位神社は29代欽明天皇によって創建され、この高御位山全体がご神体とされています。

社殿は南東向きに立春の日の出の方向に鎮座しています。

毎年元旦には御来光を見るために大勢の参拝者で賑わうそうです。




また大正10年にグライダーで関西初飛行を成し遂げた渡辺信二氏の偉業を称えた飛翔の碑

その横でやまじいとひろりんのツーショット!





お昼ご飯を食べ終え、集合写真を撮り、神社の横のトイレで用を済まして、

高御位神社から参道の石段を下り小高御位山を目指します。










成井登山口への分岐からはまた岩肌の斜面を下ります。本当にこの山は岩・岩・岩の山です。

振り返ると高御位山の山頂の大岩が見えます。










小高御位山の鞍部まで来ると右にエスケープルートがあります。ここでこのまま降りるか進むかの相談。

まだ時間的には余裕があるので、メンバー全員一致で登っていく事に。




道はまたアップダウンの道になり、右手には車を停めた新池が見えます。一旦回復したかに見えたやまじいが

また『しんどいから先に行って!』と道を譲ります。








中塚山は鉄塔広場になっていました。ここから新池への下りと

さらに先にある北山奥山の分岐になっています。バテたやまじいはここで後続を待っているというので、

セニョさんとゆかりんとルリちゃんの四人で最後のピークを目指します。

途中で更に登りがあるのを見てルリちゃんが引き返します。




ただ北山奥山にも目印となるものはなく、南側の眺望が広がっているピークでした。

最後の山頂バンザイの写真を撮ったあと、直ぐに引き返します。







途中で後から来た他の四人とすれ違い、中塚山で到着しているメンバーと合流。

山頂から西側を望んでよく歩いてきたなぁ~と振り返るIRIBITOさんと杉さん。









しばらく北山を目指したメンバーを待っていたのですが、コアラさんだけだと心配だけど、麺法師さんも

やっさんもいるので大丈夫だろうということで、先に下りて行く薄情な?メンバー。







中塚山からの道の南側には石切り場のような山肌が見えます。そう言えば麓の下道歩きの時に

何軒かの石材店を見たように思います。この石切り場は古くから姫路城の石垣や国会議事堂にも使われ、

1700年間もの間使われ続けている竜山石の産地だそうです。







そして最後の最後にまた岩肌の斜面が!花崗岩のように風化せず赤黒い岩は、調べてみると

流紋岩質ガラス質溶結凝灰岩というガラス質の岩のよう。道理でとても硬そうな岩でした。







北山鹿島神社まで降りてくると里山特有の猪避けの囲いがしてありました。

『イノシシや~い!』と呼ぶと少しほっそりとした猪が一頭(笑)、降りてきました。




下道を歩き新池を回り込んで駐車場に戻る途中。正面に春の日差しが当たりずっしりと構えた高御位山。

このところ運動不足で今日の縦走は疲れたといっていたひろりんも最後は笑顔で!











今日は下山後の後のコーヒータイムは省略して、帰り道の鹿島神社に立ち寄りました。

金属の貼られた立派な鳥居から奥に店の立ち並ぶ参道を歩き、神社に参拝。











10.7km・行動時間6時間の縦走となりました。




 今回の3Dトラックです。 


久しぶりのアップダウンの縦走に多くのメンバーが堪えたようですが、

スケールの大きい迫力のある岩塊の上り下り、そして縦走路のどこから見ても素晴らしい眺望に

充実した一日となり、疲れた体も心地よい疲れとなりました。皆さんお疲れ様でした!
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