KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

里山に遊ぶ 貴峰山~ハゲ山

2021年09月23日 | 香川の里山

プロ野球だとローテーション入りは喜ばしい事だが、ここのところの水曜日が

雨のローテーションとなっているのはあまりうれしくはない。

線で繋ぐ山歩きは今週もお休みをして、近場でリハビリウォーキングをと思っていたら、

奥様たちからお声がかかった。順調に回復していたガラスの腰が、ちょっとした事で

先週また後戻りしてしまい、それなら今週も軽くウォーキング出来る場所がないかと思案。

で、思いついたのが宝山湖をウォーキングして、少し盛りは過ぎたが彼岸花を見て

のんびりしようと提案したら、宝山湖はOK!。『その後毘沙古三座を歩きますわよ!』と

返事が来た。毘沙古三座って?と返信し直すと、どうやら三野町の貴峰山

毘沙古山そして竜王山の三つの山を指すと折り返しが来た。

それでは宝山湖を歩いて、調子が悪くならなければ三座のお付き合いをしようと出かけてきた。


集合場所の宝山湖の駐車場は平日にもかかわらずほぼ満車の状態。次から次と車が出入りしている。

宝山湖は県内の慢性的な渇水状態の緩和対策を主に、香川用水内の水道水を一時的に貯留しておく

為の調整池として造られた。財田町と山本町にまたがる宝山湖。財田町は(たからだ)ともいい。

財田町の『宝』と山本町の『山』を含み、香川県にとって宝の水が山のようにあるという願いを

込めて、宝山湖という愛称になったそうだ。







駐車場から湖に沿って車道を歩いて行く。すれ違う人たちはやはり平日のせいか年配の

人達ばかり。『年寄りは暇やからな~』とルリちゃんと一緒に陰口をたたくが、我々も大同小異

大して変わり映えはしない。湖の南端に差し掛かると対岸の斜面が真っ赤に染まっているのが見えた。

『わ~すご~い!』とあっちゃんが歓声をあげる。




彼岸花の咲く対岸へ渡る橋を過ぎて更に奥に進んで行くと睡蓮の咲く、ビオトープがあった。

水の流れをせき止められた池の水面に、色とりどりの睡蓮の花が咲いていた。




モネが夢見て叶わなかった青い睡蓮も花を咲かせている。

一番濃い色の青の睡蓮は池の淵からは離れていて写真に撮ることは出来なかったが、

少し薄めの青い睡蓮を、池に掛けられた浮橋から撮ってみた。







この睡蓮は近くに住む図子さんという農家さんが、高知県のモネの庭で購入し

自宅で栽培していた苗を、5年ほど前に移植して三豊シルバー人材センターのメンバーで

世話をしているそうだ。ここでも水面を彩る花に大勢の人がスマホやカメラを向けていたが、

池の淵に近づきすぎて落ち込みそうになったり、不安定な浮橋の上で危なげにしている

高齢の人の姿が見られた。これだけ大勢の人たちが集まる場所になっているのだから、

予算をつけてもう少し整備してもいいのではと思ったりした。










カマキリを見つけたあっちゃんが、悪さをする小学生みたいにして『ほ~ら!』と言って

私の背中に押し付けようとする。『も~ご勘弁を・・・・・!』




ビオトープから対岸に渡って彼岸花の咲く場所まで来ると、ベンチに腰掛け花を眺める人、

大きなカメラに三脚を構えて写真を撮る人など、真っ赤に染まる湖岸の景色を楽しんでいた。










花は盛りを過ぎ少し縁が白くなってきていたが、それでもこれだけの花が咲く場所はなかなかなく、

白い彼岸花も咲いていて、夏の終わりを感じながら散策する。
















彼岸花を楽しんだ後、湖畔を周回し駐車場まで戻って行く途中で奥様たちがお昼ご飯の相談。

最終的には高瀬町のうどん屋さんに落ち着き、一番人気だという『肉カスうどん』を三人で注文。

初めて食べる肉カスうどんは肉うどんほど甘すぎず、だしの味もしっかり味わえとても美味しかった。




『腰の状態はどう?山は登れる??』と聞いてくる二人。心配してくれるのはありがたいが、

その言葉にはやんわりと圧がかかっていて、『大丈夫だと思います。お供をします・・・・』と答える。

三野町まで車で移動し、まず詫間の松崎コミュティーセンターに車をデポして、

登山口のある三野町大見のため池の淵に車を停め、民家の横から一つ目の貴峰山取り付く。







民家の間を通り登って行くと、以前は『宮脇ふれあいの広場』と書かれていた木の案内板は朽ちていて、

代りに誰かの落とし物だろうか、立派な三脚が引掛けられていた。







以前に登った時の記憶にある大岩を横目に見ながら公園の脇を山の中へと歩いて行く。

手入れされた畑の正面には葛ノ山・爺神山・山上山が見えた。

かつては他の山と同じように富士の形をしていただろう讃岐七富士の爺神山だが、

今は形は大きく崩れその面影は残っていない。










広場から山の中に入ると階段が続いている。右足を持ち上げる度に右の腰に鈍痛が走るが、

ここで弱音を吐いては、リーダーの面目がつぶれてしまう。WOC登山部では

セニョさんが、以前ギックリ腰になった時に無理やり山に登って、

酷使して直したと云う伝説が残っているが、今日はそのセニョ理論で頑張ってみることにする。




しばらく登って行くと發心堂なるお堂とベンチの置かれた場所に出た。

發心とは悟りを得ようとする心を起こす事だという。まさにこれからセニョ理論を実践し、

証明して悟りを得るに相応しい場所だと自身に言い聞かせる。




お地蔵さんの並ぶ發心堂の脇から更に山の中へと立ち入って行く。綴れ折れの道は山頂が近づくにつれ

急登になってきた。もうすでに顔面一杯に汗が流れ落ちている。










貴峰山山頂は一枚の大岩になっている。この貴峰山は雨霧城(天霧山)四代目城主の香川信影の家臣

藤田四郎が雨霧城の牙城として戸峯山城として築いたとされた場所。

今は木々が生い茂っているが、当時は恐らく東西南北を見渡せたのだろう。










その大岩には四等三角点・貴宝山。ここで一息いれ、三脚で三人で記念撮影をするが

まだカメラの操作に慣れなくてマクロモードのままで写してしまい、完全に三人がぼやけて没。










山頂岩からは雲がかかった七宝山や、これから向かう毘沙古山

そしてほとんど原型をとどめていない汐木山が見えた。

ルリちゃんが手渡してくれたマスカット大福を頬張りながら腰を降ろす。








山頂での休憩を終えて一旦大岩を降り、西へと歩いて行く。貴峰山は秀麗なおむすびの形をしている。

この毘沙古山への稜線がなく、独立峰だったら讃岐富士に例えられたかもしれない。

そしてその形通り毘沙古山へは急な下り坂が待ち受けていた。ここではとにかく滑って変な動きになり

ギックリ腰が再発しないように注意深く下って行く。天気予報の通りもし雨が降っていたら

最悪の状態になるところだったが、幸い雨はチラつく程度で地面もほとんど濡れていない。







ほどなくミニ八十八カ所の回道になっている鞍部に着いた。








鞍部からは意外と幅の広い歩きやすい道が続いていた。毘沙古山山頂が近づくにつれ、

先ほどの貴峰山と同じように急登になっていく。










毘沙古山は231m。三座の中では一番高い山になる。山頂は木々に囲まれ見晴らしは無く、

山名札があるだけ。三脚をザックから出すのもめんどくさいので自撮りをしてみた。










毘沙古山からもやはり一旦下りになる。道は想像していたより薮いてなく快適な尾根道が続くが、

とにかく蜘蛛の巣が酷い。立ち止まってはストックや枯れ木で振り払うのだが、

油断して見逃してしまうと汗を掻いた顔にベチャっとへばりつく。







ここでの鞍部は南北の峠道になっているのか、少し薄いが横断する道があった。

竜王山山頂も木々に囲まれ見晴らしはなかった。もう一度自撮りをするがやっぱり顔が不自然だ。

(あまりにも顔の皺が酷いのでまた修正をしています。ー笑― )










竜王山から西に下って行くと道の脇に、見晴らしの良い場所があった。

詫間のゴルフ場とその横に同じくらいの広さの太陽光発電所が見える。







さらに下って行くと電力の保線路らしき道に出た。その道を辿って行くと鉄塔広場に着いた。

地形図を見ると少しに西側に三角点がある。藪いた笹の中を進むと四等三角点・松崎

ひっそりと佇んでいた。脇にはハケ山と書かれた山名札。

YAMAPの活動日記を見てみると、二年前には『ケ』の横に『〃』が付いている。

どうやら通称では『ハゲ山』と呼ばれているらしい。














ハゲ山からは一旦引き返して保線路を松崎地区へと下って行く。

ここ道も蜘蛛の巣だらけの道だった。木の枝で払いながら歩いて行くと集落の上に出た。







県道まで下りコミュティーセンターへ戻って行く途中、田んぼの畔に咲く彼岸花を眺めながら

『沢山咲いているのも見応えがあるけど、やっぱり畔に疎らに咲いているのが落ち着くわね!』と

奥様たちが歩きながら話している。なるほど何事も度が過ぎると人は食傷気味きみになる。

ほどほどが一番と言う事か。となればセニョ理論も度が過ぎるとかえって悪くしてしまう。

過ぎたるは猶及ばざるが如しとはよく言ったもんだと思いながら、

少し重くなった腰を気にしながら二人の後をついてコミュティーセンターへと戻った。

今日は奥様たちが気遣ってくれての里山歩きになったが、YAMAPの平均ペースも110~130%

更には登頂した山も三座増えて物足りさはあるものの、ご満足いただけたようで肩の荷を降ろせた。






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