KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2021.04.07 梶ケ森

2021年04月09日 | 香川の里山




里山シーズンは一旦終了と言う事で、さてさて何処に出かけようかと

先週の雪彦山麺法師さんと相談したところ、ここ最近WOC登山部としては

けっこうハードな山歩きをしたので、のんびり歩ける山がいいな~となった。

その結果、昨年もそうだったが、『困った時の寒風山』ならぬ

『困った時の梶ケ森はどうですか?』と提案したら、

即決となって、翌日には案内をしたらなんと今回は17名もの参加となった。

県外の山行としては今まで15名が最高の参加者だったので、記録更新と相成った。

梶ケ森は個人的には何度も登った山だったし、WOC登山部でも過去2回登っている。

ただ未だ一度も訪れたいない場所がある。それはゴロゴロ八丁にある、

弘法大師御影堂。ゴロゴロ八丁からちらっと見かけた記憶があるが、

御影堂まで行く取り付きが判らなかった。そこで色々検索したら

グランパさんとグランマーさんのレポートが引っ掛かり、

事前に問合せをしたら取り付きの写真を添付して教えてくれた。

前回の鬼の角の時もそうだったが、四国の山友の存在はこんな時に随分と助かる。


最終ピックアップ場所の大歩危のモンベルで徳島のもとちゃんが乗り込み、

龍王の滝駐車場に9時30分前に到着しスタートする。







駐車場からは先ずは薄暗い直ぐヒノキとスギ林の中を進んで行くと、滝の手前で道は露岩の道になる。

昨日降った雨の影響か、結構沢の水の流れの音が大きく聞こえる。










15分ほどで龍王の滝に到着。巨大な岩壁の間から流れ落ちる滝は、落差こそさほどではないが、

いつ来ても水量があり、日本の滝百選の滝に選ばれただけあってとても雰囲気がある。










滝壺から展望台の横を通り、ぐるっと回り込みように滝の上部に出ると、

沢沿いのせせらぎを聞きながらの道になる。先ほどまでの薄暗い道から日差しが差し込む

明るい道の錆びたスチールの橋を渡ると苔むした岩が点在する道になる。

道の両側には植生保護のためのロープが張られている。

芽吹き始めた木々の芽が陽に当たって輝いている。
















ほどなく定福寺奥の院に到着。服装の調整をした後、右に折れて真名井の滝を目指す。

ここからも足元の悪い場所にはスチールの橋が架かり、渡渉ヶ所にも橋がある。

どこの山でもそうだが沢沿いの道は何だか気持ちが和らぐ。













真名井の滝の手前で道は少し急登になり、階段が続いていく。

滝への分岐には真新しい道標が立っていたが、少し踏み跡の薄い滝壺への

道は判りづらく、先を行く麺法師さんが道を聞いて来たので

『左に少し下がった所です!』と答えたが、聞こえなかったのかそのまま登って行っている。

『ん?滝には寄らないんだ』と思って独りで寄り道をしてみると、

引き返して来たメンバーが後ろからどんどん歩いてきていた。

滝壺の横の岩の上には不動明王が鎮座し、何やら厳か雰囲気のする場所だ。














滝壺からは滝の落ち口へと回り込むように細い丸太の階段が続いているが、

雨によって崩れかけていて、段差も高いのでゆっくりと登って行く。










途中からはかなりの角度のスチール階段とその横に鎖。

昨年に来た時はこの鎖をあっちゃんが登ろうとしたけれど、

今日はどうやら先ほどの道標から真名井の滝には寄らずに

巻き道を登って行ったようで姿が見えない。(良かった良かった)

急な階段を山さんが後ろからひーこらと言いながら登ってきている。










階段を登りきると案内板にあったシャクナゲの森、左手には東屋がある。

分岐からシャクナゲの木の間を登って行くと、樹林帯から抜け青空が広がる。

少し登って行くと途中から梶ケ森山荘が見え始める。










道に笹が現れ始めると天狗の鼻が近づいてくる。

階段の段数を書いた道標もどんどん段数の数が減ってくる。










笹の道を抜けると右手に大日如来の鎮座する天狗の鼻。

梶ケ森山頂からひとつ谷を挟んで巨大な岩壁の天狗の鼻からは、目の前の山頂を

望みながら360度の眺望が広がっている。













後ろのメンバーが来るまでの間ここで煙を燻らせながら一服。

するとあとから到着したルリちゃんに『KAZASHIさんが先を急いでる時は

タバコを吸いたいときやね!』と。『ばれたか~!』。







全員が揃うのを待ってから一旦キャンプ場まで下り、残りの階段を山頂目指して登って行く。

天狗の鼻辺りから山頂にかけてはシーズンならミツバツツジが咲き誇っているのだが、

今回はまだ少し早いようだ。山頂への舗装路を何度か横断しながら、階段を登って行く。


















梶ケ森はその昔は加持ケ森と呼ばれ、弘法大師が加持祈祷を行った山だと云う。

山頂にも虚空蔵菩薩が明るい南に向かって座っている。

一等三角点のある場所からは北東に国見山や中津山。東に目線を移すと

牛の背・天狗塚から西熊山に続く稜線と剣山山系が見渡せる。







南は今日は太平洋がはっきりと判り、西に少し歩いた先には、

石鎚山系までの山々が見渡せる大パノラマが広がっている。










空は青く高く、少し冷たい風も日差しのお陰で心地よい。







山頂は風があるので梶ケ森山荘で昼食にする事にして下って行く。

今回ツツジはまだ早すぎたが、替わりにアセビの花があちらこちらで咲いている。














梶ケ森山荘は冬季休業でまだ営業はしていないが、山荘の前の花壇に腰を降ろしてお昼ご飯にする。







実は今朝の車中で同乗した西讃支部の奥様方が騒がしかった。

『今日はもとちゃんが何を持ってきてくれるんかな?』『楽しみ!』と。

毎回デザートを手作りして荷物になるのに持ってきてくれるもとちゃんだが、

今日はシュークリーム!しかも冷やしたクリームをその場で詰めてくれている。







美味しい食後のデザートを頂いた後は二人の丘へ。

ここからは京柱峠や昨年歩いた鉢ケ森がぐっと近づいて見える。










今日の登りはここまで。後は駐車場まで下るだけだ。

山荘まで降りて、建屋の北側に回り込んで最後の難関?のゴロゴロ八丁へと向かう。







アセビの間を抜け明るい道を歩いて行き、シャクナゲの森の手前で右に折れると

ゴロゴロ八丁の降り口になる。少し足元が悪くなり慣れないユーちゃんが苦戦をしている。

後ろのひなちゃんが後ろの長さんに『落ちて来んといてよ!』

と言っているので、そうなったら『ゴロゴロ長さんや!』と。







このゴロゴロ八丁の途中の弘法大師御影堂の取りつきは

上から下っいていくととても判りづらい。

先に降りて行っている麺法師さんに、『右側に洞窟があるらしいので注意してくださいね!』と

声を掛けた。しばらくしてふと横を見るとグランマーさんが掲示板に貼ってくれた写真に

載っていた石垣が見えた。慌てて『麺法師さん行き過ぎです!戻って来てください』と呼び戻す。




グランマーさんの写真



石垣の上には少し見えにくいが洞窟があり、中にはアルミの梯子がかかっていた。

ザックを背負ったままだと少し窮屈だが、梯子を登ると御影堂があった。

慌てて引き返してくる人と、そのまま下って行く人






高い岩壁にひっそりと佇む御影堂の中には、弘法大師が祀られていた。

後ろから来たキヨちゃんがバンザイ!

今回是非寄ってみたいと言っていた麵法師さんも満足げだ。










御影堂の奥には鎖がかかっていてさらに上に行けるようなので取りあえず登ってみる。

後ろからキョウちゃんとヤモッチが付いてきたが、さらに後ろにはあっちゃんが。

鎖を登るともう一つ上まで鎖が続いていた。最後に来たあっちゃんに

『今日はここまで。この先はダメです』と言うと、不満げな顔をした。

ここで引き返すとまた何を云われるか分からないので、仕方なく登って行くと、

案の定あっちゃんがニコニコ顔でついて来た。ザックが細い木の枝に引っ掛かって登りづらい。







鎖場を登りきると岩壁の頂部で眺望が広がっていたが、岩の下を覗き込む勇気はない。










展望岩と鎖で奥様はご満足したようなので、注意深くまた鎖を降りて行く。










ザレたゴロゴロ八丁は踏むと動く岩があったり、踏み抜いてそのまま岩が落ちたりするので

少し間隔をとりながら下って行く。両側から岩壁が迫り迫力のある場所だ。













奥の院まで下ると一息つける。あとは緩やかに下って行くだけ。

時々道から外れて澄み切った水の流れる紅葉川に降りてみる。

川の渕にはバイケソウの葉の緑がすくすくと伸びている。
















後ろから来るメンバーは先ほどのゴロゴロ八丁での緊張感から解かれて

賑やかに会話を弾ませ降りてきている。

沢沿いの道から杉林の中の道になると駐車場に着いた。







駐車場でのいつものコーヒータイム。今日もIRIBITOさんの美味しいコーヒーを頂ける。

今日はザックにバーナー入れるのを忘れたので、山さんのバーナーだけでお湯を沸かすと、

これだけの大人数、随分と時間がかかった。その間もお菓子を広げて楽しく世間話。










春のミツバツツジやシャクナゲ。初夏の新緑に秋の紅葉とどの季節に訪れても

飽きる事なない梶ケ森は、独りで歩いても大勢で歩いても満足させてくれるいい山だった。


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