KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.09.16 岩黒山・筒上山

2020年09月17日 | 四国の山



今週のWOC登山部はいつになく早めに山さんの企画で石鎚山を計画していたが、

土小屋からのスタートなら、岩黒山筒上山への第二コースを設定したら、

WOC登山部では未踏の山なので、セニョさんが食いついてくるかもしれないと思い、

山さんに了承を得て案内して見ると、案の定早々に参加の連絡があった。(笑)

(このところセニョさんは既踏の山には触手が動かず、未踏の山に熱心なのだ)

ところが意外とセニョさんだけに留まらず、何年ぶりかに波平さんと久しぶりにIRIBITOさん

参加となり、思わぬ釣果?(笑)で楽しい一日になりそうな予感がした。


直前になって台風10号の影響で瓶ケ森林道が全面通行止めになったり、解除になったりと

バタバタしたが、2台に分かれて土小屋を目指す。私の方は取りあえず県道40号線を通り、

久しぶりに長沢からよさこい峠に向かってみることにする。

長沢からの道は長沢貯水池に沿った道になると道幅も狭くなり、曲がりくねったカーブも急で、

運転に慣れている私でも苦になって来た。




これなら瓶ケ森林道の方がマシだったな~と思いながら走って行くと大瀧の滝に着いた。

冬には氷瀑となるこの滝も、今日は水量も多く勢いよく流れ落ちている。




大瀧の滝を過ぎ手箱山の登山口を過ぎたあたりから、ガスがかかり

時々小さな雨粒がフロントガラスに落ち始めた。「今日は眺望は期待できないな~」と思いながら、

よさいこい峠、そして土小屋へと着いた。西条の加茂川のファミリーマートから約1時間20分。


土小屋で身支度をしているとそんなに時間差なくIRIBITOさんの車も到着。

「今日は雨具のズボンは履いていた方がいいですよ!」とメンバーに声を掛け

トイレに向かうと、トイレから出て来た同じ上下の服に同じザックを

背負った高校生らしき若者の団体とすれ違う。

一人の若者に「どこの学校?」と聞くと「建設学校」と返事。

さらに「登山部なの?」と聞くと「いえ、訓練です!」と答えてくれた。

建設学校なんて聞いた事がないな~、訓練??などと思いながら車に戻って行くと

IRIBITOさんが「どこの高校やろね?」と聞いてくるので、「建設学校らしいです」と

話しながら登山口へと向かうと、駐車場に見た事のあるバスが停まっていた。

「建設学校じゃなくて警察学校やんか~!」と二人で大笑い。

これで訓練と言っていたのも肯ける。




今日の先頭は波平さん。その後をセニョさんが続き普段通り最後尾をIRIBITOさんが来てくれている。

筒上山と岩黒山への分岐から左に折れて、先ずは岩黒山を目指す。




分岐を過ぎると前回歩いた時と同じように道の両側からは、濡れた笹の葉が迫って来て

所々では足元が全く見えないほど生い茂っている。







このところ毎週独りで歩いている波平さんのペースは速く、時々振り返っては後続を待ってくれている。

このところ余り歩けていないセニョさんが早くもしんどそうに後ろを付いて行っている。










樹林帯を抜け山頂近くの尾根に出ると予想通り周りはガスがかかって真っ白な世界。

晴れていれば山頂からは360度の大展望のはずだが、今日は仕方がない。







お久しぶりのコアラさんがいつものように、間食を配ってくれている横で

「いや~ここからの景色を見てみたいから、また秋に来ようよ!」とIRIBITOさん。




いつもなら山頂から見える丸滝小屋に、「次はあそこまで下ります」と

言えるのだが、やはりその丸滝小屋も筒上山もガスの中で全く見えない。




足元の見えない笹の茂った道は、登りよりも下りの方が危ない。

後ろでひなちゃんにアクシデントがあったようだが、

「20代の女の子だったら、助けてあげるんだけど」といつものようにコアラさん。




ウラジロモミの林を過ぎると笹原の下り坂から、柔らかい土の歩きやすい道になる。










岩黒山経由で1時間15分ほどで丸滝小屋に到着。眺望があれば岩黒山山頂でもっとゆっくりしただろうが、

今日は意外と早くここまで来られた。




全員が揃って直ぐに丸滝小屋を後に、筒上山を目指す。

「ここからの道は楽しいですよ!」と私が言うと、波平さんが

「KAZASHIさんの楽しいというのは、怖いな~!」と。さっそく道は崩れた場所にロープが張られている。




筒上山の主尾根の東側をトラバースするように道は続いていく。

霧のかかった幻想的な森の中を梯子を降りたり、少し朽ちた木の橋を渡ったりしながら

アスレチックの道は楽しい道だ。










デッキプレートの橋になるとコアラさんが「この橋の強度は大丈夫」とか

「せめてJIS規格で作ってないと」などどいつものように小難しい事を言ってくる。(笑)







トラバースのアスレチック道の脇にはハガクレツリフネを始めとする小さな花が

あちらこちらで咲いている。













キレンゲショウマの群生地を横目に見ながら石段を登って行くと、

最後に傾いたデッキプレートの階段?梯子?がある。










最後の階段を登ると大きな岩を真上から縦に割ったような石門?がある。

この岩の間を通り抜けると巨大な石垣が現れる。







「大峰宗(おおぶしゅう)石鎚山覚心寺」の手箱道場となっている建物がこの石垣の上にある。

どうやら高知県に本部のある修験道のお寺らしいが、詳しい事はネットで調べてもほとんど出てこないし、

その活動は不明でこの道場が開いているのも見た事がない。

こんな奥深い山中でこれほどの石垣を作って果たして費用対効果は?などと下衆な考え。

ここから今日の2番目の目的地の筒上山へと登って行く。

前回歩いた時は手箱山へと歩いて、帰りに登ろうと思ったが疲れて登れなかったが、

今日は15年以上前に歩いた時以来の再訪となる。







道場のすぐ上に見える白い鳥居を潜り、歪な石段を登って行くともうひとつ小さな鳥居がある。

ここからこのコースのメインの鎖場が始まる。








まずはトップを波平さんが登って行く。岩には鎖とは別にトラロープや

フィックスロープが数本垂れ下がっているので、

どれを掴んで登っていくか迷ってしまう。







案内には鎖場を登るのは自己判断でお願いしますと書いたが、濡れた岩は滑りやすく

足がかりの少ない所ではけっこう難儀をする。身軽なセニョさんと比べてどうかな?と

思っていたコアラさんはさすが元柔道部の腕力でグイグイと登って行く。

コアラさんは以前から飯野山に週に数回登っているのだが、荒れた登山道の整備に

毎回、袋に詰めた土を運んで登っているという。

柔道家が毎回40kgの土を背負って整備をしていると噂になっていると話してくれた。

「柔道家でもないし(元柔道部)、40kgも背負ったこともないのに、

人のうわさは尾ひれがついて」と言っている。










鎖場を過ぎると山頂に続く笹の尾根道。尾根の西側から霧の交じった風が吹きつけてくる。




やはりこの山頂もガスの中で眺望は全くないので、早々に引き返す。







鎖場を下るのは登るよりさらに難しい。とにかく足を滑らさないようにと

慎重にゆっくりを下って行く。もっと苦戦すると思ったコアラさんが

意外とスムーズに降りてくる。さすが柔道家!







緊張感の走る鎖場を終えてほっと一息も束の間、鎖場の下の歪な石段は

前に向かって傾いているので油断をすると足を滑らせて危うい。

しかも滑りそうになって両脇の草を掴もうとすると、トゲアザミの葉ばかりで

握った途端にチクっとして思わずその手を離してしまう。

前を歩く波平さんが大きな音をたてて滑って転んだ!




先に下で待っていた三人と合流して、霧状の細かい雨が降る中で昼食を摂る。

お弁当を食べた後は今日はまゆゆがIRIBITOさんのお店のコーヒーを淹れてくれた。

気温も低く雨で濡れた体に暖かいコーヒーは何よりのごちそうだ!




道場のまわりにはタカネオトギリやホソバヤマハコのお花畑の中に、

もって帰ったら食べられそうな可愛いらしいなめ茸のような小さなキノコがあちらこちらに。








昼食の後は先ずはアスレチックの道を戻って行く。急登だった下りの石段は慎重に、

緩やかな下り坂は皆さん意外と早いスピードで歩いて行く。

このところ独りで剣山系を修行のようにして歩いているIRIBITOさんは

やはり最終的に名頃から三嶺、そして剣山への縦走を目論んでいたようだ。

一緒に歩かないかと誘われるのだが、一日で歩くのにはまだまだ体力不足だ。







一ケ月ほど前に歩いた時には無かった巨木が道を塞ぐようにして倒れている。

香川ではほとんど影響のなかった台風10号によるものなのか、

これだけ大きな木が倒れてしまったと言う事は、かなりの風が吹いていたんだろう。








丸滝小屋までは立ち止まることもなく一気に下って行く。

先を歩いていた波平さんとセニョさんは早く着いてけっこう待っていたようで、

セニョさんが「疲れたわ~」と言っている。




丸滝小屋から土小山までの道はほぼ下りの道。途中で何ヵ所かは昇り降りがあるが

下草もなく歩きやすくウラジロモミの林の中に道は続いていく。








こちらの道でも樹高が十メートル以上はある巨木が倒れて道を塞いでいた。

幹が太すぎて乗り越えられないので、折れた根元まで登ってやり過ごす。

「長~いカウンターの板が取れそうやな」とか「輪切りにしても大きな丸テーブルができる」

などの、IRIBITOさんとセニョさんが商売柄か同じようなことを言っている。







土小屋まで着くと、第一コースで石鎚山に登った山さんの車は見当たらなかった。

出かける前に「天狗まで行って腰を抜かして時間を潰してください」とメッセージで

やり取りしたが、「さてはこの天気、今日は天狗岳まで行ってないな~」







第一コースの様子です。

建設学校と警察学校を勘違いした若者の団体



少数精鋭?のアタック隊



帰り道でちょっとお疲れ気味のアタック隊







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