KAZASHI TREKKING CLUB

山登りというよりはトレッキングいやハイキング。最近はそんな
感じで、楽して景色の楽しめる山ばかり登っている軟弱者です。

WOC.登山部 2018.11.14 天狗塚

2018年11月15日 | 四国の山
先週の『三嶺』から見た『天狗塚』に続く稜線。

その反対側に見えた『剣山』からの稜線と共に、四国の山の縦走路としては

人気の高いコース。但し『剣山』から『三嶺』は日帰り登山は難しく、『天狗塚』までなら以前にも

歩いたことがあるので、いつかこのWOCのメンバーで歩いてみたいと思いを巡らせました。

恐らくWOCのメンバーだと7~8時間近くはかかるこのコース、来春以降で陽が長くなっての

チャレンジになると思い、今日は対岸?の天狗塚を下見に出かけました。

まずは登山口までのアクセスと、長時間歩いて下山時に使うとしたら、三嶺と比べて

どちらが楽かを比較するための下見です。


日曜までの比較的暖かい日中から、月曜日辺りから急に冷え込みはじめ、

ひょっとすると今日は霧氷がみられるかも?と

期待しながら出かけてきました。

大歩危のモンベルの横が、二週間前にWOC植物部が通った時にローソンの開店準備をしていた

というので、取りあえず昼食を買っていなかったメンバーもいるので立ち寄ることに。

しかし着いてみるとまだオープンしていなくて、急遽手前にあるローカルコンビニの

『ユートピアふみや』まで戻りお弁当を購入し、また国道32号線を引き返しました。

大歩危駅から県道45号線を東に走り次に県道32号線、そして最後に国道439号線を

祖谷渓谷の今年最後の紅葉を眺めながら、3時間ほどで西山登山口に着きました。

(途中のロスがなければ、2時間30分の往路です)

登山口にはすでに二台の車が停まっていました。




車から降りるとメンバー全員が『寒い~!』と声をあげました。

やはり山の気温は温暖な香川の平野部とは違っています。先週の三嶺ではスタート時には青空の下

上着を一枚脱いで歩き始めたのですが、今日はそのまま上着を着てのスタートです。




曇天の中を杉林の急坂が始まります。息は上がってきますが気温と風のせいか

さほど汗も出ずに、なかなか体が温まってきません。










しばらく歩くと東側にまるでカッコを書いたような境界線でしょうか?

植林の間に綺麗に広葉樹が植えられた斜面が見えます。

その山裾はまだ色づきを残した斜面が広がっています。










杉林から道の右側が落葉樹の尾根道が続きます。足元には落ち葉がたっぷり積りまだ濡れた土に

足を滑らせます。帰りの下りは要注意です。




途中では東の尾根の頭に白く付いた霧氷が目に飛び込んできました。

その上の白い曇り空と相まって、より一層寒さを誘います。




正面に大きな『とうせんぼの木』が。その横を回り込みしばらく歩くと

45分ほどで1476mのピークに着きました。ここでも先週三嶺で見た立派な道標が

立てられています。ここまでで天狗塚までの約3分の1になるようです。

後続とは少し離れていますが、立ち止まると体が冷えるので更に進んでいきます。










1476mのピークから少し下り、さらに登りまた一旦下がると広い鞍部に着きます。

ここから『天狗峠』までは登り一辺倒になります。

すでに周りに杉林はなく自然林が広がっています。足元には小さな低い笹が目につき始めます。










笹の背が高くなり始め木々もまばらになってくると、森林限界が近づいてきたのを感じます。

樹林帯の中から飛び出し、周りはガスに囲まれた白い世界へと変わって行きます。














晴れていればそろそろ右に天狗塚の頭とそこから続く『牛の背』の大きな背中が

見え始めるのですが、今日は遠望は全く望めません。








笹にはぴっしりと霜が付き、周りも霧氷の白い衣を羽織った木々が目につき始めます。










枝の形によっては白いサンゴ礁のようにも見えます。




笹の間を深くえぐられたような水筋の付いた急坂を登ると、道はなだらかになります。

白い霧はさらに面積を広げ、少し離れただけで先を行くセニョさんの姿も消えそうになります。










笹原にコメツツジに付いた霧氷が広がり始めると

『三嶺』と『天狗塚』との三差路となる『天狗峠』に着きました。

冷蔵庫の中のような貼りついた霧氷に道標も氷菓子みたいに凍っているように見えます。










その上のケルン広場のケルンも凍り付いています。ここから少し東に歩いて

三嶺への稜線を確認しようと思ったのですが、今日はそんな気にもなりません。




ここでも後続を待つ余裕もなく、直ぐに天狗塚へと歩いて行きます。

晴天ならここから次第に近づいてくる天狗塚を眺めながらの稜線歩きが

今回のコースの一番の見所ですが残念です。





天狗塚の山頂直下に取り付いて初めてその姿が薄っすらと見え始めました。

気温もさることながら吹き上げてくる風が、さらに体感温度を下げていきます。







登山口から2時間丁度でセニョさんと二人が山頂に着きました。

まるで春先の瀬戸内の濃霧のような中の山頂です。

山頂札が足元に落ちていて、何とも言えずに寂しさを感じさせます。





風の吹く山頂はじっとしているのもつらいので、ザックを置いて少し下り

登山道を眺めていると、しばらくして後続が登ってきました。

フードを被って歩いて来る麺法師さんの姿が、とても寒々として見えます。










最後にIRIBITOさんとお嬢様が到着。寒さでIRIBITOさんの頬が赤くなっています。

ここでは長居は無用。さっさと記念撮影をして下山路で昼食出来る場所を探します。




カメラを操作するために手袋を脱いでしまったため、その後手袋を付けても

薄い手袋では指先がジンジンして痛みます。車の中にニット帽子も置いてきたのも後悔です。

これからの季節は何事も準備が大事を思い知らされました。







山頂から鞍部に降りる途中で、少し薄っすらと下の景色が見え始めました。

北側からの強い風でガスが流れてきているようです。







しばらくするとさらにガスが流れ『何と青空が!』広がってきました。

前を黙々と歩くセニョさんと麺法師さんに『ほら!見てみて!』と声をかけます。

後ろから下りてくるメンバーからも一斉に歓声が上がっています。




今までの寒さと真っ白な世界での苦行が、一瞬で報われた瞬間です。

名前の通りの『牛の背』の大きな背中も天狗さんの姿もクリアに見えます。











麓の祖谷の集落まで見渡せ、今から戻る天狗峠もやっと見ることができました。











鞍部から少し欲を出して牛の背へ進んでみますが、やはり吹き上げてくる風が強く断念。

天狗峠への道を戻って行きます。







天狗峠への尾根を登り始めると、峠から『西熊山』へと続く稜線も姿を現しました。







振り返ると先ほどまでは全く見えなかった天狗塚も、そして牛の背も見えます。

本当なら青空の下で見たかった景色ですが贅沢は言えません、わずかな間ですが

見られただけでもOKとします。













しかし楽しい時間もすぐにガスがかかり始め、次第に天狗塚の姿も薄くなり始めました。







後ろから歩いてくる麺法師さんが『腹がへった』と叫んでいます。

取りあえず天狗峠の道標の前で、笹とコメツツジに隠れながらお昼にしました。

腰を降ろすと風の当たり方が少しは違うのですが、それでも気温のせいかいつも以上に

お湯を沸かすのに時間がかかりました。


今日はお昼休みも最短バージョン。写真を撮る間もなくお腹を満たした後は直ぐに下山開始です。

もうすでに周りはガスの中。登って来た時と同じように白い世界になってきました。







それでも登山道の尾根の向こうにはまだ集落が見えています。








ここからは一目散に登山口を目指します。笹原の風の吹く中から樹林帯に入ると

次第に体感温度も変わってきました。気温自体はさほど変わらないはずですから、

やはり風がの強さが何といっても寒さを感じる差になるようです。








寒さが和らいだ途端に周りの景色にも目が行くようになってきました。

降り積もった落ち葉や、よく立ってられるなと思うような大きな空洞の開いた大木。

そしてアスレチック広場のように見える苔の生えた倒木。














ほとんど休憩することもなく歩き続けて、最後の急坂を下りると

天狗峠から1時間10分ほどで登山口に着きました。







後ろのメンバーもさほど時間も変わらず降りてきました。

今日は珍しく一度も登場しなかったお嬢様も一人で元気に降りてきました。

先週の三嶺といい今日のコースと言い、お嬢様も独り立ちしたようで

そろそろ執事もお役御免です。(それはそれでネタがなくなるのですが・・・・)





最後はいつも締めで、IRIBITOさんの珈琲で体を温めます。

(いつもいつも美味しい珈琲をありがとうございます!)

今回は初挑戦のルリちゃんがそれぞれのカップにお湯を注いでくれました。







帰りは西山林道をいやしの温泉郷まで下り、祖谷渓谷に続く道を走り帰路に着きました。

山はもう冬支度。それだけに天気予報だけを当てにせず、しっかりと服装も準備して望まなければと

反省した一日でした。来週は植物部と二手に分かれて小豆島を散策します。
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2 コメント

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Unknown (え~ちゃん、)
2018-11-22 14:09:38
寒い中ご苦労様です!
高い山は冬ですね~霧氷は青空が一番似合いますが今回は半分の喜びですかね~でも皆さんお元気です!
年末に向けて風邪など引かない様にお身体ご自愛くださいね!
Unknown (kazashi)
2018-11-22 20:08:00
え〜ちゃん、こんばんは!

県外の山はもう冬支度。山頂では寒さに凍えました。カメラの操作で手袋を脱ぐと、冷たさに指先がジンジンしました。
これからは冬装備でないとです。

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