KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

水曜登山会(12)-黒笠山

2017年11月16日 | 四国の山
今週の水曜登山会は阿波のマッターホルン?と呼ばれる「黒笠山」です。

歩行距離の(3.3㎞)の割には高度差(950m)のある、けっこう登り堪えのある山で

前回は4年ほど前に一人で歩いて途中で大猿にずっと睨まれながらつけられたり、大きな鹿に

バッタリあったりして、疲れよりもそちらの印象の強かった山です。

今日のメンバーは6人で、久しぶりにピチピチヤングのM君が参加して車を運転してくれました。

国道438号線を一字を過ぎて小島峠を通り菅生へと続く県道261号線を走ると、

途中で看板の出ているコンクリート道へと右折して登り詰めると白井の集落の駐車場に着きました。

前回は4~5台ほど停められた駐車場は奥に伐採作業用の林道が造られていて、

そのおかげで2~3台ほどのスペースに狭くなっていました。





8時5分に駐車場をスタート。以前はすぐ上の民家を通ると登山道が始まっていたのですが、

今日はそのまま林道を歩いて、最終民家の下の橋を渡り登山道へと入って行きます。





前回間違った二本目の橋は渡らず民家の横を通り杉林の中を登って行きます。

道の両端には黒笠神社への参道の名残りなのか石積みが並んでいます。








途中に民家の跡の石積みが何か所もあり、途中にある建物が唯一残っている民家の横を通り、

さらに杉林の中を登って行きます。








杉林が終わるころに黒笠神社の鳥居が現れました。ここまで駐車場から約25分。

まだまだ先は長く、ここからがこのコースの本番となります。





トラバース気味に続く道を何か所か水涸れした小さな沢を渡渉し

少しづつ高度を上げて行きます。









黒笠山へ2㎞の標識を過ぎると、足元が落ち葉に隠れた少しザレた道に変わります。








踏み跡は薄く時折木々に巻かれたテープだけが頼りになる箇所があり、

ますます勾配が急になっていきます。

落ち葉の下の浮石を踏んで足が滑ったりしてとても歩きづらい道です。

途中で足の幅しかないトラバースの箇所も落ち葉で滑りやすくヒヤッとする場面も・・・・。









紅葉はほとんど終わっていましたが、木々によっては黄葉が少し残っています。









明谷川の最上流部になると苔むした岩の日本庭園。ここを過ぎると黒笠神社からの支尾根の道。

大岩を回り込み痩せ尾根を登りきるとやっとこさ黒笠神社に着きました。











ここまで2時間20分。コースタイムは2時間10分だそうで、少し遅れ気味ですが

いつものんびり歩く水曜登山会にしてはまずまずのタイムです。

この神社までで結構疲れましたが、ニコニコお地蔵さんの顔が疲れを癒してくれます。









後続が着くのを待っている内に体が冷えてきたので上着を一枚重ね着して、

神社裏から続く尾根への最後の急登を登り詰めて行くのですが、

ここも結構きつくなかなか楽をさせてくれません。

最後に頭上に尾根の向こうの青空が見えた時はホッとしました。















尾根に出た途端に冷たい風が吹き上げてきました。ここからは踏み跡もしっかりしていて、

背の低い笹の間の歩きやすい尾根道となります。






黒笠山山頂の手前の小ピークに取りつくと露岩が現れます。小ピークの肩越しには山頂が見えます。











小ピークを過ぎるといよいよ山頂直下の岩場が始まります。

前日の雨で少し濡れた岩を、ロープを使って2か所ほど登りきると3畳ほどの岩のテラス。

少しガスっていますが西側の景色がパッと広がりました。








テラスの上に最後の鎖とロープの2mほどの岩があり、ここを鎖とロープを使って登り切り、

痩せ尾根を少し歩くと山頂に到着しました。





猫の額ほどの山頂は遮るものもなく360度の絶景が広がります。

雲がかかり少し残念ですが、それでもその雲が流れて次郎笈や矢筈山が時々顔を覗かせてくれます。

最後の岩場で残念ながら高所恐怖症の2人がリタイヤしましたが、11時30分に最後の1名が到着。

水曜登山会初めてのマッターホルン?を制覇しました。















山頂で写真撮影を済ませた後は二人の待つ岩場の下でお昼にすることに。

3畳岩でお弁当を広げていると、時折突風が吹き、汗をかいた体だんだんとが冷えていきます。

Hさんがお湯を沸かしてくれて作ったインスタントの味噌汁が温かく、冷えた体にはたまりません。









昼食をとった後は寒い尾根はそうそうに撤退します。

年配組は下りの岩場で時間がかかりますが、さすがヤングのM君は身軽にヒョイと降りてきます。









尾根から外れて風が止むと寒さが幾分か和らいできますが、逆に足元が悪い急坂下りとなり

浮石を下に落としたりしながらも注意がしながら降りて行きます。








とにかくたっぷり落ち葉の積もったザレた道は本当に歩きにくく、「ここから誰が何回尻もちをつくか!」

などといいながら滑らないように降りて行くと、

途中からはHさんと私が先行し、徐々に後続隊との距離が開いてきました。












登りでは余裕がなくてあまり目に入らなかった周りの木々の彩が、下りではきれいな黄葉が

次々目に飛び込んできました。











登りで見つけた何かの骨。「猪の頭かな?」





自然林を過ぎ、人工林の杉林まで戻るとあと少しです。

枝打ちされて積もった枝の上はふわふわして気持ちがいいのですが、疲れた足が上がらずに

何度も枝をひっかけて転びそうになります。





作業用に上の方まで付けられた林道の横を過ぎると、やっと最終民家が見えました。









民家を過ぎて橋の方へ降りて行こうとすると下からおばあちゃんが登ってきました。

前回スタート直後にここで道に迷って民家で道を尋ねたおばあちゃんです。

「お元気そうですね?」(覚えてはいないでしょうが)と声をかけると

「足が痛くてな~」と返事が返ってきました。しばらくお話をして体を交わした後

上の畑への石段を本当にゆっくり登る姿を見て、高齢なのに大変だなと思いながらも

その優しい笑顔に元気をもらいました。






橋を渡り林道を下りきると駐車場に到着。山頂からは2時間強で降りたことになります。

ほどなくHさんも到着。









周りの景色の写真を撮ったり、腰を降ろして二人で話をしていたのですが

いっこうに後続隊が降りてくる気配がありません。





Hさんと「途中の渡渉箇所で待っていた時は5分ほど遅れていたので、15分ほどは遅れるな~」

などと話していたのですが30分を過ぎてもまだ降りてきません。

その内二人の頭に浮かんできたのが「道迷い」と「事故」。

私は事故なら誰か一人は連絡するために先に一人は降りてくるだろうから、

「道迷い」かなと考えていたら

Hさんが「後続のYさんがGPSを持っているので道に迷うことはないわ~」と。





携帯で連絡するのですが電波が悪くて繋がらず、時間は1時間を過ぎようとしています。

これはいよいよか!などと思いながら上に続く林道を眺めていると、

横を流れる川の上流に架かる橋にYさんの姿が・・・・。

「お~い!」と上から呼ぶ声がした後に赤いランプが光りました。

「119番」の文字が頭に浮かび、ここまで貞光からだと救急車は40分位はかかるななどと思い、

Hさんと顔を見合わせて手袋をはき直し林道を登って行くと、ニコニコ顔でYさんが降りてきました。


「?どうしたん?」と話すと何もなかったように「途中の休憩で色々話し込んで」と・・・・。

「いやいや1時間も遅いから」と言うと「そんなに?」と軽く返事が返ってきました。

運転手のM君が後続だったので車にも乗れずに、どんどん体が冷えて陽も落ちてくる中で

散々心配したのに!  ブウブウ(*'ω'*)


ほどなく全員が到着した後は久しぶりのコーヒータイムで、Hさんがおいしいコーヒーを淹れてくれました。

Yさんから頂いたクッキーを片手のおいしいコーヒーが、先程までの緊張感を溶かしてくれました。









今日はこれで一件落着と思いきや、帰り道で林道から県道にでる窪みで

少し低床気味のM君のハイエースのフロントスポイラーが路面に当たって道に出られません。

何度も切り返して試してみるのですがガリガリと音をたてて無理!

仕方がないので林道を戻ってバックで試してみることになりました。

それでも少し擦って何とか県道に出ることができたのですが、その間川の向こうの民家の飼い犬に

Hさんと二人で吠えられ続けました。前回のパンクに続いて災難続きのM君のハイエース。

たぶん次は車を出すのに彼は躊躇するでしょう。





私は先週の土曜日の摩耶山で割と長距離を歩いたお陰で、

前回に比べて今日は比較的楽に歩けたのですが、M君を除いて皆さんけっこう疲れたようです。

でも何かと話題の多い水曜登山会の楽しい一日となりました。

コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 摩耶山の秋 | トップ | 雨の日の水曜日 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (え~ちゃん)
2017-11-19 11:51:18
阿波のマッタ―ホルンに登りましたか~急登で山頂は狭いですが・・でもいい汗をかきましたね~最近は山行きに乗っていますねぇ~!
山頂表示版が新しくなっていますね!面白い山ですよね!・・お疲れ様でした!
Unknown (kazashi)
2017-11-21 08:08:21
え~ちゃん、おはようございます。

黒笠山は前回は一人で歩いて随分としんどかったような
記憶があるのですが、今回は大勢で歩けたのでそれほど
苦になりませんでした。

19日には剣山にも雪が降ったようです。そろそろ里山へ移動ですね。

コメントを投稿

四国の山」カテゴリの最新記事