KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

線で繋ぐ山歩き ちち山~笹ヶ峰

2021年07月24日 | 四国の山

線で繋ぐ山歩き、今日は先週歩いたちち山の分れから笹ヶ峰を繋いできた。

今までちち山も笹ケ峰もWOC登山部では歩いているけれど、奥様二人は

所々で繋がっていない。来週予定している寒風山から笹ヶ峰もだ。

今日は西条市まで高速を走り、新寒風山トンネルを抜けて寒風茶屋手前から

寒風大座礼線林道に入り、笹ケ峰南尾根登山口からスタートして周回するコース。




林道に入る前に寒風茶屋のトイレで用を済まそうと走ってみると、トイレの下の駐車場は満車。

用を済ませて林道に入ると直ぐにある臨時駐車場もアレ~ほぼ満車状態。

『何かイベントでもあるのかな?』と思ったが、考えてみれば今日は4連休の初日。

県外ナンバーの車も含めて、ほぼ登山者だろう車で賑わっていた。

林道はヘリポートまでは舗装され走りやすく、その先の未舗装路も意外とスムーズに走れた。

笹ヶ峰南登山口の前は路肩が広がっていて、既に3台程車が停まっていた。







身支度を整え林道を今日の登山口となる一の谷橋へと歩いて行く。

途中で何ヵ所も山側の法面の工事をしていて、工事中の場所には上から作業用のロープが

何本も垂れている。やはり直ぐにそのロープにあっちゃんが食いついた。

『ここから登れそうね!』・・・・・『奥様、勘弁してください!』







一の谷橋までは約3km。以前に独りで歩いた時は40分ほどかかった。

その間、前を行く二人はおしゃべりタイム。振り返ると今から登る笹ケ峰や、来週予定している

寒風山も見えてきた。今日はあの寒風山も登山者で賑わっている事だろう。














この寒風大座礼線は西線と東線に分かれ、今は東線がどんどん先へと延ばしている。







一の谷橋まで来ると、案の定おしゃべりに夢中なお二人は気が付かずに通り過ぎようとしている。

『は~い、ストップ!』と声を掛け、ガードレールの横にある小さな標識から、

一旦橋の下へと下って行く。ここから砂防ダムの横を通り、沢沿いの道になる。













しばらくは沢を高巻ながら歩いて行くと右岸から左岸への渡渉の場所に出た。

今日は中七番の渡渉の時に学習して、ルリちゃん

あっちゃんもストックを使って上手に渡っている。










渡渉してからしばらくは沢の左岸に沿って、所々にあるテープを目印に登って行く。










道が沢から少し離れてくると、ここから九十九折れの急登が始まる。

九十九折れとはよく言ったもので、10メートルごとに何十回と右に左に折れ、

どんどんと高度を上げていく。梅雨が開けて夏山シーズンに入ったが、周りの木々は

まだまだ若い緑の葉を広げていて眩しい。










一旦道は右に振り気味になり、つぎに左に戻る様に続いている。

道の右側にはまた別の沢の小滝が流れている。
















この辺りからは登山道には笹が現れきて、だいぶん高度が上がって来たのが判る。







小さな流れのある沢では、それぞれが持ってきた冷感タオルを濡らしてみる。

更にその先では1500m近くまで上がってきているのに、左手にけっこう落差のある

滝が流れている。『どこからこれだけの水が流れてくるんでしょう?』とあっちゃん。







滝を見ながら登って行くと広場になった場所に着いた。前回もここで腰を降ろしたので

今日もザックを降ろして水分補給と行動食を口に入れる。10分ほど一息入れた後また歩き始める。




広場からも少し右方向へと道は続いて行く。また小さな水の流れに冷感タオルを浸け、

そこから先は周りは背丈ほどある笹の道になる。

次第に笹の勢いは増してくるが、足元は刈り払われている場所もあり、

先週の冠山辺りに比べると、大して苦も無く歩いて行ける。










樹林帯を抜けるといよいよ尾根の分岐に近づいて来た。

林道からは桑瀬峠からの稜線に隠れて見えなかった伊予富士が顔を出した。

尾根に出る手前になると今度は正面に冠山も顔を覗かせてくれた。
















広場での休憩時間を入れて、一の谷橋から1時間35分で尾根の分岐に到着。

前回独りで登って来た時と比べると、今日はまずまずのペースだ。

最後に下る予定の笹ヶ峰南尾根の向こうに寒風山。

いつもの事だが『どこから見たら富士山に見えるのかな~』のゴツゴツとした伊予富士。










笹ヶ峰と寒風山の稜線の奥には西黒森山瓶ケ森が見える。




さぁここからちち山の分れまでは、遮るもののない笹原稜線歩きが始まる。

先週はガスがかかって全く周りの景色が見えなかったが、

今日の景色は先週とは雲泥の差。笹の緑に青い空と白い雲。

これぞ四国の山!といった感じの絶景が広がっていく。

小さなピークの辺りからは、北の西赤石山から東赤石も見えてきた。













先週は真っ白な世界









ちち山の別れも先週からは別世界。二人も『こんにきれいな景色だったんだ?』と。







先週の様子



一息入れていると獅子舞の鼻から、学生らしい男女の若い団体が登って来た。

挨拶をした後、老婆心で『どこまで歩くの?』と尋ねると、

『平家平までですが、ナスビ平の道が通行止めの様なので、往復しようと思います』と

『それだったら、平家平から先に歩いて、中七番へ下った方が楽やよ!』と言いながら、

YAMAPのルートを見せて説明をする。




最近の若い世代の風潮らしく、女の子はその話に興味を示すが、

後ろにいる男の達は全く食いついてこずに、大人しく横で話を聞いているだけ。

何とも頼りないが。『YAMAPは誰か入れている?』と聞くと、

やっと一人の男の子が手を挙げた。途中の笹薮や、下山ルートの崩壊ヶ所や

沢の辺りは注意するようにと話をして別れた。

冠山へと下って行く学生たち。青春真っただ中と言った感じで羨ましい!




それでは、とっくに青春が終わったおじさん・おばさんはちち山へと向かいますか~。

ちち山の別れからは山頂からの稜線の下をトラバースする道。













左手には広大な笹原が広がり、吹き抜けてくる風にその葉を揺らし波打っている。

そして流れて行く雲が笹原の上で、その影を映し同じように流れて行く。







トラバース道は道幅がなく、谷側に傾斜していて笹の根が滑りやすく歩きづらいが、

以前に比べると随分と笹が刈り払われているように思う。

ルリちゃんに『瓶ケ森の右手には石鎚山です』と教えてあげる。







ここからは何処を切り取っても絵になる。意外と湿度が低いのか吹き抜けて行く風が

爽やかで心地よい。降り注ぐ日差しで紫外線は気になるけれど、稜線歩きにはもってこいの天気。










『早くおいでよ!』とヘッポコリーダーに激を入れるあっちゃん。

『お・お・お待ちください、奥様!』とへっぽこリーダー。





トラバース道からちち山山頂へはほぼ直登の道。以前は笹を掻き分け、笹を掴んで登っていたので

『道はありませんから!笹薮ですよ』とルリちゃんには事前に説明していたが、

意外や意外、取り付きからは笹が刈り払われ、階段状になった道は急登だがどんどん登って行ける。











山頂が近づくにつれ冠山から平家平への景色も見えてきた。

少しづつ左方向に道が続いている。直登からトラバース道になると山頂はもうすぐ。














一の谷橋からは2時間45分ほどでちち山にとうちゃこ~!

右手には法皇山系にガスがかかり始めている。そして先週から続いて歩いてきた平家平から

冠山の稜線。さらに笹ヶ峰南尾根の笹斜面の向こうには岩黒山・筒上山・手箱山が望める。

西を見ても東を見ても幾重にも重なり続く峰々と、

まだ若い笹の緑と樹林帯の濃い緑のコントラストが素晴らしい。

















時間は丁度、正午になったのでここでお昼ご飯にする。

先週もそうだったが暑さのせいか、持ってきたおにぎりが喉を通りにくい。

二つ目のおにぎりを食べ残す。次からは喉の通りのいいものを考えないと・・・・。

そうこうしている内に、徳島から来たらしい女性二人の組と、男性一人に女性二人の組が登って来た。

賑やかになってきたので、そうそうに食事を済ませて次の笹ヶ峰へと。







山頂からすぐ脇にある大岩に、やっぱりまたあっちゃんが食いついた。

久しぶりの大岩てっぺんに、はしゃいで飛んだり跳ねたりする、あっちゃん。










山頂から樹林帯の中の急坂少しを下るともみじ谷分岐への鞍部への稜線歩き。



















ちち山ともお別れ!




もみじ谷分岐から笹ヶ峰へは、山頂からプチカール状になった場所から

右に尾根へと登って行く。窪んだ場所では風が止み、ジリジリと暑さが増して来た。













尾根から見えたちち山には北からガスが登ってきている。




尾根道になるとまた風が吹き始めた。緩やかな尾根道はイブキザサに覆われ、

山頂近くではコメツツジの硬い枝の間に道は続いて行る。














笹ヶ峰山頂では先ほどちち山でお会いした二組と、他にも数人が休んでいた。

不動明王の祀られた祠の脇に腰を降ろして一息入れる。

背の高い山頂標の横で記念写真を撮る人。バーナーでお湯を沸かしてラーメンを

作っている親子など、各々がこの山頂を楽しみながら寛いでいる。




これから寒風山へ折り返す人。また南尾根へと下って行く人を見送りながら

15分ほど休んだ後、我々も南尾根へと下って行く。

直下にある矢印案内板には何故か時間が書かれていない。











以前は笹に埋もれて足元を探りながら下った道も、きれいに笹が刈り払われていた。

急坂には変わりないが以前と比べるとここも随分と歩きやすくなった。










ちち山と笹ケ峰に居た女性二人も寒風から笹ヶ峰を歩いて、こちら側へと降りている。

その後ろに続いて下って行く奥様二人と、さらに後ろにへっぽこリーダーが続く。

けっこう下って来たが、まだどこまでもこの笹原道が続いて行く感じがする。




右手に寒風山を眺めながら下って行くと、この笹原道のシンボルの二本のモミの木が見え始めた。

このモミの木の間を潜ると笹原はやっと終わりに近づいている。




以前にエントツ山さん達と登った時の、同じ場所からの冬の寒風山









笹原道の最後はほとんど背丈以上の笹。でも足元は快適!







樹林帯に入ると急坂には至るところに太いロープが張られていた。

ロープを巻き付けている幹には、ちゃんと木を痛めないように養生をしてある。

エントツ山さんによると、これも橋本さんが整備をしているとの事だが、

自費でこれだけの量のロープを張るのも大変だろうな~、ほんと頭が下がる。










その内にこの南尾根の主の大ブナとご対面。

低い位置から四方八方に枝を伸ばし広げている姿は、何故か神々しく感じる。







さらに登山道の至るところには丸太で造られたベンチが設けられている。

ロープの張り方によってはさながらアスレチックのようにも見える。







この南尾根で一ヵ所だけある岩場にも、太い2本のロープが掛けられていて、

その2本のロープを握りながら、あっちゃんもスムーズに降りている。







標高1400mを過ぎた辺りのベンチで一息入れる。

するとあっちゃんがYAMAPを覗き込んで『ここまで平均ペースの

140%で来ているから、休憩している暇はないです!』と随分と急かす。

ここの所、このYAMAPの平均ペースの何%という表示のお陰で、

二人に尻を叩かれ急かされているへっぽこリーダー。











木々の間から駐車場から歩いた林道が見え始めた。

すると朝見た法面工事の上部に出た。ここでも作業用に掛けられているロープを見て

『ここから降りてみる!』とあっちゃん。『もう、いらん事考えんといて~!』とルリちゃん。




6時間20分、9.4kmのちち山~笹ヶ峰の周回。平均ペースも110~130%になっている。

これでご満足いただけましたでしょうか、奥さま⁉

それにしてもGPSの距離。ルリちゃんのYAMAPでは9.7kmとなっている。

さらにはカシミールのアプリのスーパー地形図の沿面距離では10.3kmに

なっている。アプリの処理の仕方で違ってくるのだろうが、果たしてどれが正解なのだろうか?








登山靴を脱いでスリッパに履き替えながら、『足が小さいので、ほんと疲れるんです』と言うと、

どれどれ比べてみようとルリちゃん。三人並べてみると、なるほど右端のルリちゃんの方が足が大きい。

『男の人やのに、ほんと小さいのね!』と二人に笑われた。

やれやれ、ヘッポコリーダーの受難の日々は来週も続いて行くのだ。




今週で、奥様二人も三ツ森山から笹ヶ峰が繋がった!

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