黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

68年前 北海道はじめての第九の演奏会

2020年12月22日 | 音楽

はじめてオーケストラの生演奏を聴いたのは

ベートーベンの第九交響曲

 

68年前(1952年)の札幌で 19歳の冬だった

 

肺結核での2年以上の療養から癒えて

 

全寮制の養成所で勉強中のこと

 

北海道で戦後初めての演奏会が 松竹座で開かれた

 

指揮は 高田伸一

 

オーケストラは東京フィルハーモニー

 

ソリストは

 ソプラノ 三宅春江  アルト 川崎静子 

 

テノール 柴田睦陸  バリトン 中山悌一

日本を代表する演奏家たち

300人の合唱は札幌の合唱団総動員で 

 

私たちの音楽の先生も一員だった

 

どうしても聴きたかった

可愛がってくれた事務官が無理して

私の分も手に入れてくださり

 

授業と実習をさぼって行った

 

生の演奏会も何もかも生まれてはじめてのこと

満員の聴衆の一人として

感激! 感動! は 言葉では表現できないほど 

 

今でもあの時の高揚が胸いっぱいに広がってくる

 

音楽に酔いしれ 夢うつつは数日以上続いた

規則を破って欠席して 出かけたことで

 

担任や主任の先生から さんざんお小言やお叱りを受けたが

 全然気にならなかったし 反省もしなかった

 

 

今日も⛄

 

サイモン・ラトル指揮のロンドン交響楽団演奏

 

年末恒例の

 

ベートーベンの第九演奏を ゆっくりテレビ観賞する

 

♪ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125 / サイモン・ラトル指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,バーミンガム市交響楽団合唱団 2002年4月-5月


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