黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

お財布を拾った顛末

2017年08月27日 | つぶやき

昨日のことである

急な雨と雷 天気が不安定な午後 筝曲の演奏会に出かけた 

帰り 家から200m位離れた大学前まで送ってもらい 

雨も雷も止んだので歩くことにした

角を曲がり公民館の前を過ぎようとしたら 

目の前にお財布らしきものが落ちている

 良く見ると濡れた黒革の長財布である

拾うが 一瞬 何処へ届けようか迷う

人影もなく まだ黒雲が空を覆っている 

交番へは歩いて行くのは無理である 

持主は公民館に来た人かもと思い事務室へ行ってみた 

 

休日で当直事務の方が応対して下さった 

手がかりはないか二人で中を確認すると

関西の大学の学生証が入っているが 連絡先がわかるものは見当たらない 

館では届けることは出来ないので 拾った人が届けて下さいと言われる

 タクシーで届けに行くことも考えたが 

それでも親切に警察に電話してくれ

家に取りに来てくれることになった

しかし警察では

確認条件があると言う

 拾い主が直接届けると1割の謝礼が貰える権利があるが

自宅に取りに行く場合は

 謝礼を貰う権利はなくなると決まっている 

 

謝礼なんて貰う気はまったくないし

 内心厄介なことに関わってしまったとの思いがチラリ 

夕食支度の時間になり早く解決したい

 

急いで帰宅改めて警察に電話する

しばらくして新米らしいお巡りさんがやってきた

拾った場所をスマホの地図で調べ

決まりですからとお財布の中身をすべてだして確認作業をはじめる

そこへ連絡が来た 

落とし主らしき人が交番に届出に来たとのこと

名前を確認すると一致した

メデタシ メデタシ 


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