手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

MCヘッドアンプ 試作

2010年04月07日 22時34分35秒 | PC_Audio
SATRI-IC使用のEQアンプも、少し気になるところがあるけども
とりあえず「良し」とする。
気になるところは、

(1)電源投入時のドリフトが大きい。

ドリフトというのは正確でないが、1V以上が発生する。
が、時間とともに減少していき、2-3分で 約0.1V弱。
うまくいくと50mVくらいに収まる。
この原因は、たぶんSATRI-ICマニュアルにあったとおりの回路を
採用したからではないかと思っている。
 入力に大容量のOSコン(100μF)を、直流をカットするように
入れている。電池で動作するキットが販売されているが、
その回路には、入っていなくて、サーボ回路が採用されている。
 試作した基板は小さいのでサーボを入れる余裕がないが
 そのうち入れようと思う。

(2)DL-103だとゲイン不足

 2倍程度、増幅して ラインアンプに送り出せると使い易いの
だけども、NFでゲインを調整するタイプだと、何だか無帰還の
EQとバランスが取れないので、安井氏の回路のように上下対称型で
オールオーバーのNFなしが良いのではないかと思っている。
 いただき物のユニットがあるので、これが活用できないか思案中

ということでSATRI-ICのEQは、一段落とし、次に金田式DCプリの
残留ノイズの改善にとりかかることにした。
改善と言っても、回路や配置、配線ではなくて、昔、流行った
ヘッド・アンプを採用することによって、S/N比が改善される
のではなかろうかということだ。
標準的なヘッド・アンプだとゲインが20dB(10倍)もあるが
これを2-3倍程度にして使うと初段の403系に対して
入力オーバーにもならないのではないかと推測した。

で、最も簡単な回路は、FETを0バイアスで使うことだろう。
Web上で、情報を探した結果、
 K30のGRランクだと、なんとかなりそうだ。
手元にもいくつか、あるので、選んでみた。IDssが3mAのが
数個あったので、これで取りあえず作ってみた。
電源はとりあえず乾電池を使うことにした。
 ものの半日で、完成し音は出るには出たが、
今回も音はカット&トライで詰めていくことになった。
が、S/Nの改善には期待ができそうだ。



 

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