いえねこ修行

野良猫や人が苦手な猫たちは果たして『人間との生活』に慣れるのか?
人馴れ修行の様子を綴る猫お預かりボランティア日記。

千代丸、虹の向こうへ

2017年11月25日 | 里親通信(卒業ニャンコ報告)
千代丸、


10月に正式に譲渡になり、


何度かその後のご報告をもらってました。







少し前に

今のお家の子とも猫団子を

作るようになり



最近

1番のライバルだった子とも

無事一緒に寝たり

ご飯を食べたり

仲良くなってきました!





幸せ便りを頂き、



そろそろ猫団子姿を里親通信に載せよう〜


と思っていた矢先でした。






千代丸の

ドライフードの食いつきが悪くなったので


念のため…と


すぐに病院にかかってくれたんですが




そのまま入院したと

連絡を貰いました。





急性腎不全…




でしたが、



それは点滴などで落ち着いたものの



謎の貧血が残って

引き続き検査入院。








病院でも出来る範囲で調べ

処置してくださったようですが、


応急処置も間に合わない

溶解性貧血のスピードの速さ。


(血液が体内で壊れて行くタイプの貧血ということで輸血も効果無しと)





病院でも手立てがもう無い

との事で




退院し、





その翌朝




23日の朝4時頃に

ご自宅の方で



息を引き取ったそうです。









入院になった日から


聞いた症状や数値から

色々な病気を想定しては



治る病気だといいな

治らなくても薬で延ばせるものならいいな



と。







でも


退院したあとから出てきた症状は


神経性のもの。






最終的な結論としては





あの一番怖い病気とされる


腹膜炎…



FIPのドライタイプではないか…





との事でした。







FIPが引き金となり

貧血が出て


その貧血が原因で

二次障害で急性腎不全になったのではと。







多少の病気なら

跳ね返しそうだった

生きる気力満々だった千代丸ですが



FIPだけは…。





はっきりした原因もわからず、

治療法も確立していない

一度発症すると

もっとも困難とされる病気。



千代丸の場合は

食欲が落ちてから

亡くなるまで

一週間程でした。







やっと念願だった家族ができて


たった1ヶ月半。



トライアル含めても


2ヶ月程度。





あと10年くらい

余裕で生きそうだと

思わせる猫だったのに。



突然過ぎて。




せめてもうちょっと長く…


1年でも…

半年でも…



と思わずにはいられませんでした。











23日、



息を引き取ったあとの千代丸に

最後に会ってきました。





千代丸を保護してからの


色々な話や



今のお家での話を


千代丸を撫でながら



たくさんしました。





千代丸は個性的だったので

楽しい思い出ばかりです。



色々な思い出がありすぎて。




本当に残念過ぎます。









ただ




あっという間だったせいか

ドライフードは食べれなくなったとはいえ

痩せ細る事なく…


液体のご飯やおやつなどは

最後の方まで

しっかり舐めれていたそうです。



今のお家に行ってからは

楽しかったからか

体調崩すまではすごい食欲で

他の子のご飯も奪って食べていた程の千代丸。



最後の姿は

私の知っているなかで

一番福々で

幸せそうな体格でした。





保護時は

ガリガリでやせ細って

死にかけていた千代丸が




最後は

あまり飢えることなかったのが


救いだった気がします。





早朝でしたが


里親さんにも

最後まで

多分撫でてもらって

看取られたと思います。





ありがとうございます。










送ってもらった


千代丸の写真です。

























ライバルのパカ男くんとも

最後の方は

仲良くなりました。












何匹かいる先住さんのなかで

仲良しだったのは

シャム子ちゃん。










臆病な子だそうで

トライアルするときに千代丸との相性を里親さんな1番気にしていたのですが

いざ蓋を開けたら

1番最初に仲良くなって

すぐ猫団子をしてくれたみたいです。




ご主人の半纏の上がお気に入りで

よく奪ってたと。










でも1番のお気に入りは

里親さんの上(=´ω`=)



いつもいいポジションは

千代丸がいたそうです。









千代丸のことを

気にかけてくれた皆様


ありがとうございました。



関わってくれた皆様、

ありがとうございました。



千代丸の収容されていた

滝川保健所の職員さんも

引き出したあとも

ブログを探して見て応援してくれていたそうです。

ありがとうございました。




そして、


最後まで千代丸を想い

可愛がってくれ

ケアに奔走してくれた里親様。


私にも優しい言葉をかけてくれ、

感謝しきれません。


ありがとうございました。
















千代丸も

ありがとう。




コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百恵、トライアル出発 | トップ | 茉莉、里親さん再々募集 »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たーにゃん)
2017-11-25 12:27:27
絶句しました。千代丸君…いまはただただお祈りするだけです。かよこさん、里親さんの悲しみを考えるとかける言葉もありません。でも、千代丸君、佳代子さんと出会ってから毎日が本当に幸せだったはず。そして里親さんに会ってからは本当に本当に幸せだったはず。最後の写真達、本当に幸せな表情…。
千代丸さん (まゆ)
2017-11-25 13:17:55
千代丸さん 残念、無念です。

千代丸さんは
辛いこともあったと思いますがたくさんの皆様に愛されて幸せでしたね。
自分のお家もできて良かったよね。

kayokoさん、家族さんありがとうございました。

千代丸さん
有り難うございました♪♪♪
Unknown (しずく)
2017-11-25 17:19:27
突然の訃報にただただ、涙が流れます。。。
譲渡会で、千代丸くんを撫でさせてもらい、
ちゅーるをあげたことを思い出します。
里親さまやかよこさんの胸中をお察しすると、
胸が苦しいです。
心より千代丸くんのご冥福をお祈りいたします。
千代丸くんのことを、忘れません。
Unknown (すずき)
2017-11-26 11:53:12
突然の訃報で驚きました。
これからたくさん甘えて過ごすのだと思っていたので
とても残念です。

でも、kayokoさんにケアしてもらいながら修行して
里親さんの元で愛されながら看取られて・・・
千代丸さん、保護されてからは幸せだったのではないかと
勝手ながら思っています。
kayokoさんのブログからは猫への愛情をひしひしと感じます。

千代丸さんのご冥福をお祈りします。
御礼 (cafe-monju)
2017-11-26 14:33:52
ありがとうございます。
たーにゃんさん> (kayoko)
2017-11-30 11:54:04
最初連絡きたときは腎臓だけかと思ってて、その後まさかの急展開に私も頭が付いていきませんでした。
最後は入院したままの病院ではなく、家に戻り里親さんに撫でられながら息を引き取れたのが何よりだったかと思います。
まゆさん> (kayoko)
2017-11-30 11:58:00
千代丸のあのキャラクターは本当に面白くて、大勢の人に可愛いがられたのが、本ニャンも大満足だったと思います。きっと。
私も保健所から引き出せて出会えてよかったです。
しずくさん> (kayoko)
2017-11-30 12:02:55
譲渡会で撫でてくれてありがとうございました。
譲渡会自体は好きではなさそうでしたが、人との触れ合いは大好きでした。
保健所以前はゴミ屋敷…。今の里親さんのもとへ行けただけでも嬉しかったと思いますが、もうちょっと長く生きて欲しかったと思わずにはいられません。
すずきさん> (kayoko)
2017-11-30 12:12:39
しっかり看取ってくれた里親さんに感謝でいっぱいです。
千代丸は、初めての保健所引き出しだったし、保護期間が長かったし、ケアも悩みながらやっていたので、他の保護猫と比べても特別なところはありました。まだしばらく引きずりそうですが、頑張ります。
cafe-monjuさん> (kayoko)
2017-11-30 12:18:15
こちらこそ、コメントありがとうございます。
また落ち着いたらシニアの子の保護が出来たらと思います。

コメントを投稿

里親通信(卒業ニャンコ報告)」カテゴリの最新記事