☆山登なでしこの修験道☆

熊野古道・大峯奥駈道… そして北アルプスに魅せられた 山登なでしこの珍道中~♪な山行記録です(^m^)

大峯縦走線歩道 (掾の木偏・えんのはな)

2012-05-29 01:46:40 | 大峯奥駈道
釈迦ヶ岳の頂上から両部分けへの下り道は、馬の背や杖捨てなどの名前が着いているような急坂になります!

下りの岩場☆彡







めちゃめちゃ真剣な、おやぢ~ず!カナリ( ̄^ ̄)マジ!

岩場&鎖の連続が無くなって尾根道歩きになっても、足を滑らせたら奈落の底…(^^;

私『熊笹の下がえぐれてますから、足下に気をつけて下さいね~(≧▼≦)』

喋る余裕も無くなり!? 珍しく静かな おとぼけおやぢ…(-_-;)シンケン

いつも慎重派なゴン太氏はひたすら無言…。

私は先導しながら振り返り、おやぢ~ずの安全を確認しながらカメラでパチリ(ρ_-)☆彡パチリ

何度目かの岩場を越えると、待ってましたぁ~!この場所♪




最高のロケーションスポットです☆彡




この付近が?掾の木偏(えんのはな)?だと思うのですが…
標識も何もないのでわかりません(^^;

ここが、一番の難所かな?

私『掴む棒がありますけど、あまりアテにしないで3点確保でトラバースして下さいね(^^)v』




おとぼけおやぢのM氏!
めちゃ棒を握りしめていたんですね~(笑)

振り返り、偉そうに見つめる私…(≧▼≦)




慎重派なゴン太氏!




難所を過ぎてもまだまだ続く鎖場や岩場♪




おやぢ~ず頑張れ~☆ヽ(▽⌒*)


また熊笹の生い茂る油断できない尾根道を歩き、少し進むと特徴のある岩が現れます☆彡




もしかして…ここが掾の木偏(えんのはな)なのかしら?(・・?)

コースから離れ、私とゴン太氏は岩場から記念撮影♪
おとぼけおやぢは近寄らず~ボクチャン ヽ(´▽`)/ シラナイ


次は両部分け(両峯分け)を目指します(^O^)/イクゾ~♪


まだまだつづく


大峯縦走線歩道 (釈迦ヶ岳)

2012-05-28 13:17:37 | 大峯奥駈道
2012年05月20日(日) 曇り

深仙宿 06:05→06:49 釈迦ヶ岳 07:00→07:56 両部分け 08:20→09:10 釈迦ヶ岳 09:20→09:52 深仙宿(昼食) 11:50→12:05 太古の辻 12:07→12:44 両童子岩 12:50→13:44 前鬼 14:00→車止めゲート 14:26

 ☆--☆--☆--☆--☆

早朝4時起床♪

昨夜は期待していた満天の星もイマイチで…
22時まで団体のオジサマ&オバサマ方の宴会が続き、いつも温厚なのんびりゴン太氏も、珍しくぶちギレ寸前…(--メ)


天気予報では今日は1日曇り空!
お湯を沸かし、朝の景色を見ながら目覚めのコーヒータイム☆彡

さすがに団体さんも朝はテンションが低いと思いきや~
一際大きな声で喋りまくるオッサン1名…( ̄□ ̄;)!!

ブラックなでしこ『朝からうるさいんじゃボケ~(`´)(怒)』

おやぢ~ず『あ~ぁ、山登なでしこ!遂にぶちギレたぁ~(笑)』

あ~ら、あたくしとした事が…はしたなかったかしら~(^m^)オホホ

そこのオ・ジ・サ・マ♪
もう、え~歳なんですから、常識くらい わきまえましょうね~ヽ(--;)コラコラ


朝食を取り、テントはそのままにしてサブザックに最低限の荷物だけ入れ、身軽に出発~♪

釈迦ヶ岳の頂上までコースタイムで50分!
景色を楽しみながら登ります♪ルンルン┏( ^_^)┛♪




熊笹が膝下まで生い茂り、岩がゴロゴロした道を登ります!
綺麗な景色が見えるとパチリ(ρ_-)☆彡パチリ




ふと見上げると、釈迦ヶ岳の頂上に釈迦如来像が微かに見える~(*^□^*)




やっぱり写真ではわかりませんね(^^;

休憩はせずに、写真を撮りながら登ります(^^)v







分岐を過ぎると頂上までは目と鼻の先!
山頂手前で釈迦如来像が見えた瞬間に きゃ~♪┏( *^^*)┛♪
またまた走り出す私…(^m^)
やっぱり荷物が軽いと登りも楽ですゎ~♪

深仙の宿から約45分!山頂に到着\(^O^)/ヤッタ~




世界遺産に登録された大峯奥駈道の【心臓部】とも言えるのが、北から来ても南から来ても真ん中の【深仙の宿(じんせんのしゅく)】と、その北にそびえる【釈迦ヶ岳(1799メートル)】周辺です。
美しいピラミッド型の山容を持つこの山は【大峯随一の秀峰】と言われており、【続日本百名山】にも選ばれたそうです(*^□^*)

釈迦如来像の前でもピ~ス(^^)v




ゴールデンウィークに和佐又から奥駈道を縦走?お散歩?して釈迦ヶ岳に歩いてきた時は強風で、頂上に着いた途端にどしゃ降りの雨… 景色は全く見えず~!(;o;)
休憩どころか、慌てて深仙宿へε=┏( ・_・)┛

今日は曇り空ですが、ちゃんと周囲の景色が見えただけでも山登なでしこ大満足♪

釈迦ヶ岳は快晴の日には山頂から富士山や熊野灘の展望も楽しめる、大峯奥駈道随一の展望を誇る祈りの山です☆彡

その景色をこの目で見るまでは、何度でも登り続けなければ~(≧▼≦)


おやぢ~ずも各々景色を撮影したり、景色を楽しんだり…♪




山登なでしこ!何やら…(ρ_-)パチリ☆彡
あたくし、どんな時でも真剣です!

実は、こんなアングルで写真を撮ってました♪




釈迦如来像の台座と景色を撮りたかったのですが… 思うように撮れず、ちと失敗(^^;


釈迦ヶ岳山頂からは《杖捨て》と呼ばれる急坂を下り、(掾の木偏・えんのはな)から両部分け(両峯分け)への鎖場を越え、孔雀岳を往復しますo(^O^)o

私『さ~皆さん!そろそろ孔雀岳へ行きますわょ~(^O^)』

おとぼけおやぢ『ぼ、僕は行ける所まででいいゃ…(^^;』

のんびりゴン太氏『僕は…ゆっくり行きます(≧▼≦)』

私『つべこべ言わずに~ はい!出発~(^O^)/』



両部分けにつづく♪




大峯縦走線歩道 (深仙宿の夜!)

2012-05-26 17:59:27 | 大峯奥駈道
潅頂堂は、最も大切な【伝法潅頂(でんぽうかんじょう)指導者の位を授ける儀式】が行われる非常に特別な聖地と位置づけられている場所です!


深仙の宿は四天石が堂々と鎮座する見通しのよい鞍部にあります☆彡

この宿は、役行者が深い瞑想行を行った【神の庭】であり、また役行者の祈願によって数多くの仙人や神々が現れたと伝えられている為【深禅(じんぜん)】もしくは【神山(じんぜん)】とも呼ばれているそうですφ(.. )ナルホド


深仙宿に到着し、ザックを置きヤレヤレ~

暴風雨の時には全く見えなかった景色に、これまた感動(o^o^o)

こんなに山深く、山々に囲まれたおへそみたいな場所だったんですね~♪




忘れもしない太古の辻への看板!




暴風雨の中、覚悟を決めて出発した時は文字しか見えませんでしたっけ~
今日はバイケイソウが咲き乱れていました☆彡


避難小屋の前が今夜のテン場!




PAINEのテントが3つ♪
まるで展示会みたい(笑)

明日はあの山を越えて釈迦ヶ岳に登ります(^^)v


テントも設置完了した後に避難小屋をチェック♪

深仙宿の避難小屋は、大峯奥駈道にある避難小屋の中で随一!噂に高い掘っ立て小屋です(^^;

私『皆さん!ここが私が停滞して2泊もした場所です(*^□^*)』

おとぼけおやぢ『よくここに2泊もしたよね…(^^;』

私『暴風雨じゃなかったら、私だって2泊もしてませんって~(≧▼≦)』

ゴン太氏『ここで燻製されてたんだ~(笑)』




私『この囲炉裏!一生忘れられませんゎ~(≧∇≦)』

小屋番記念に撮りたかった一枚♪




こ~んな感じで釈迦ヶ岳から下りて来る人に手招いてました(^m^)


【四天石】




深仙の宿から北の四天岩の麓の【天のへそ】から流れ出していると言われる【香精水(こうしょうすい)】が岩間から滴っています♪







今日の深仙宿には私達3名の3つのテントの他に、9名の老若男女の団体さんのテントが3つ&3名の男性のテントが1つ!

この団体さん!
オバサマ4名が2名の若いガイドさんを引き連れ、かなり賑やか…(^^;

残りの3名はいつまで経っても来る気配は全く無し!!

18時過ぎ♪
ビールのおつまみに宮崎地鶏の炭焼と、山で食べたかった いそべ焼き(●^ー^●)

焼き網でお餅を焼いたら焦げちゃって…
タレを作って煮詰めたら、いそべ焼きじゃなくてみたらし餅になっちゃった(笑)

肝心の海苔を忘れちゃってごめんなさい(≧∇≦)オオボケ~


19時半になり…
団体さんの残りの3名(オジサマ)が、ヘッテン点けてやっと到着(^^ゞ
ご無事で何よりでした!


夜になるにつれ雲が広がり気温は下がり始め、各自テントの中へ…
ゴールデンウィークの時より気温はかなり低いみたい(^^;
すぐにシュラフに潜り込みぬくぬく~♪


真ん中のおとぼけおやぢのテントを挟み私とゴン太氏のテント…

明日は早めに出発したいから、早く寝ようかな~♪っと思ったら、おとぼけおやぢのテントからガサゴソ音が…?

シュラフとシュラフカバーがズレて気になるのかしら?(・・?)

1分後…

ガサゴソ・ガサゴソ…







3分後もず~っと…

ガサガサ……ゴソゴソ…








5分後もず~っと……

ガサガサ…ガサガサ……

私『う、うるさーーーい(`´) いつまで何ゴソゴソしてんのょ~!(怒)』

おとぼけおやぢ『シュラフカバーが気になって~(´`)ゴメン』

私『お願いだから静かにして下さい(--;)』


その後は少し静かになり、山登なでしこ いつの間にか爆睡(-O-)zzz…



21時過ぎ…
近くに聞こえる鹿の鳴き声~♪

耳を澄ますと、遠くから聞こえる誰かのイビキ…♪

のどかだゎ~(^-^)

すると突然!団体のオバサマの大きな笑い声!Σ( ̄□ ̄;)


あまりの騒がしさに目が覚めちゃったので、仕方なく星でも見ようかな?っとテントの外へ…(~o~)ネムイ

ゴン太氏&おとぼけおやぢも出てきて皆で(^ .^)y-~~~

私『なに?あの けたたましい笑い声(--;)』

ゴン太氏『あの団体さん!お堂に出たり入ったりしてて、歌まで歌ってるよ…(`´)』

おとぼけおやぢ『ホントに凄いうるさいなぁ~(怒)』

私『おやぢもガサゴソうるさかったですから…これから迷惑おやぢって呼びますょ(笑)』

おとぼけおやぢ『山登なでしこだって、デカイいびきかいて寝てたクセに…(怒)』

私『マ~ジで~w(°O°)w た、大変失礼致しましたm(__)mゴメンナサイ』


下界の喧騒を離れ、深仙宿での静かな夜を期待していたのに…
空は雲って少ししか星は見えず、オバサマのけたたましい笑い声とオジサマの下手な歌まで聴かされて…
静かなはずの夜も台無し!(泣)

ブラックなでしこ『22時過ぎまでうるさかったら、怒鳴り込んでやる~(--メ)オラオラ~』


静かなはずの深仙宿の夜は、オバサマの けたたましい笑い声と下手くそ~なオジサマの歌と共にふけてゆきました(Тωヽ)



釈迦ヶ岳につづく


大峯縦走線歩道 (太古の辻→深仙の宿)

2012-05-26 10:38:10 | 大峯奥駈道
両童子岩(二つ岩)から1時間弱で太古の辻に到着~☆ヽ(▽⌒*)

崩落ポイントあり!大きな石がゴロゴロした登りは歩幅の決められた木段より楽しく登れ、山登なでしこ超ご機嫌~(o^o^o)ルンルン♪

おやぢ~ず『前半は二日酔い状態で死にそうだったのに…崩落ポイントになったら別人みたいに元気だね(--;)』

私『やっぱり単調な階段より、刺激よ~刺激♪(^m^)』

南奥駈道の看板を見た瞬間!走り出す私…ε=┏( ^O^)┛きゃ~♪
忘れもしない太古の辻!! 2週間後に、また来てしまったぁ~(≧▼≦)

ザックを置き、しみじみと道標を眺める私…




ゴールデンウィークに大峯奥駈道をお散歩中に天候が急変し、深仙宿の避難小屋で1日半も停滞!
暴風雨の中をずぶ濡れになりながら通ったこの太古の辻…

前鬼から登った今日は快晴♪
大日岳も綺麗に見えます(^O^)




周りの景色を眺めパチリ(ρ_-)☆彡パチリ







私『雨も降っていないし、風も吹いてないし!周りの景色が見える~(*^□^*)』

おやぢ~ず『ここを通過した時はどんなだったの?(・・?)』

私『深仙を出発した日も雨風が凄くて、足元と…この道標しか見えなかったのよん(--;)』

思い出したら、今でも涙が出てきそう~(´`)

私『この景色が見れただけで幸せ♪ありがとう(*^^*)』

先にいらしていた方にシャッターをお願いして、みんなで記念撮影☆彡




めちゃ嬉しそうでしょ~♪


暫く初めて見る景色を楽しみ、太古の辻から尾根道を歩いて深仙宿へ向かいます♪




奥駈道を歩いたあの時は、暴風雨の中で景色なんて一際見えず、進む事しか考えずにとにかく必死でした( ̄^ ̄)シンケン

そんな時ってどんな道を歩いたのか、あまり覚えていないもんなんですね~(^^;

深仙宿への道は私の記憶以上に幅も狭く、コケたら転がって下まで落ちて行きそうな道でした(≧▼≦)

行場になっている大日岳への道!




おやぢ~ずは全く登る気ゼロ!?
もっと時間に余裕のある時にチャレンジしましょ(^^ゞ

大日岳から尾根上の露岩である五角仙を過ぎ、聖天の森からのアップダウンを繰り返すと、避難小屋と【灌頂堂(かんじょうどう)】が佇みバイケイ草が咲き乱れる深仙の宿に着きます。

忘れもしない深仙宿の景色!!




青い避難小屋と潅頂堂が見えた瞬間!

きゃ~(o^o^o)
又走り出して坂道を駈けおりてしまった(笑)


私が停滞し、囲炉裏にくべた薪の煙に燻され… 燻製されながらも2日も泊まり、小屋番していた深仙宿の避難小屋♪




小屋番としては、定期的に見に来なきゃね(^m^)



まだまだつづく♪


大峯縦走線歩道 (両童子岩→太古の辻)

2012-05-25 18:04:02 | 大峯奥駈道
両童子岩(二つ岩)を後に、景色を楽しみながら、太古の辻へ出発o(^∇^o)(o^∇^)o

大日岳も綺麗に見えます☆彡




奈落の底もあちこちに…




もちろんまだまだ木段が続きます(^^;


両童子岩までの登りで汗が出て、昨夜のアルコールが抜けたのか…?
両童子岩に登ってパワーを吸収したのか…?
あら不思議~♪途端に元気になった山登なでしこ~o(^∇^)o

ペースを上げて歩く歩く~ε=┏( ^ ^)┛


前方から単独のオジサマ登場!
挨拶を交わすと…

単独のオジサマ『ここから先は崩落しているから気をつけて!(^^;』

私『あらま!この先は崩落ですか? 情報有難うございます(*^^*)』

おとぼけM氏『え゛~大丈夫かな…?(´ω`)』

のんびりゴン太氏『前回来た時も確かに崩落してました!(^^ゞ』

私『めちゃ楽しみ~♪(^m^)』

って事で、ここからはもちろん私が先頭で崩落ポイントに挑みます(^^)v


木段を下っていると、その先が消えている~(οдО)




その先を見ると、遠くに木段発見♪




その間の道は、こ~んな感じ!




慎重派のゴン太氏! カメラを向けても決して鎖は離しません(笑)

壊れた階段がまるでオブジェみたい…(m'□'m)




おとぼけ&慎重派のおやぢ~ず♪




下までつづく土砂崩れ…




その先もえぐれている箇所がアチコチにありました(m'□'m)

補助の鎖やロープがあるので、危険な箇所も無事に通過♪

この道を登りきれば、太古の辻です(o^o^o)





深仙宿につづく♪