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パキスタン(フンザ)旅行記#11-遥かなるフンザの中心地カリマバード

2010-04-20 19:37:42 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓フンザで日本食(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより



~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

5日目

しばらくいくと、再び崖っぷちのデコボコ道になりました。
天気も悪いので寝ようとしましたが、
体の力を緩めると鞭打ちになる危険を感じたので迂闊に転寝もできません。

夜8時すぎ、日もとっぷりと暮れ、
あと一息で目的地に着くというころ、再びカラコルムの魔の手が行く手を阻みました。
数日前に大規模な崖崩れが発生し、その修復工事をしていて、
大きなバスは人が乗ったままでは重くて通るのが危険とのこと。
そこで私達は、一旦バンを下りて、危険地帯を歩いて通ることになりました。


片側は奈落の底


街灯などないので、懐中電灯片手に、
落ちれば奈落の底という足場の悪い道を慎重に歩きます。
数十メートルほど進み、安全地帯に到着。
あとはみんなで、バンが無事にくるのを見守ります。
今来た道を振り返ると、真っ暗な闇の中に私達のバンのヘッドライトだけが煌々と輝いて、
積もった土砂の上をゆっくりと越えていました。
それを見たメンバーのひとりが、

猫バスみたい

とポツリ。
たしかに、暗闇に目を輝かせて走るあの様にそっくりです。


猫バスがやってくる


猫バスは、ヘッドライトを大きく揺らしながら無事に私達の元へ到着し、再び乗車。
一路フンザの中心地カリマバードへ向かいました。

21時半、やっとのことでホテルにたどりつきました。
外は真っ暗で周りがどんな様子かはわかりませんが、
このホテルからの眺めはとても素晴らしいとのことで明日が楽しみです。

部屋に荷物を置いて、ホテルのレストランで夕食です。
今日のメニューはなんと日本食。
以前は、外国で食べる日本食にはあまり期待はしていなかったのですが、
この間行ったペルーや中国の四川で食べた日本食が美味しかったので、今回もちょっと期待。

そして期待通りでした。
これを作ったシェフはインドで働いている日本人の料理人の方で、
今回、ここのホテルの日本食のレベルアップを図り、わざわざ来てもらったというから納得。
野菜やお米も日本から取り寄せたそうで、本当に美味しかったです。


オニオンガーリックサラダ、小松菜のごまあえ、鳥照り焼きポテトサラダ添え


里芋の煮付け、ふろふき大根鳥つくね


香の物、酢の物、ご飯、お味噌汁


そしてもうひとつ注目したいのが、ここにきて初めてお目にかかったアルコール。
パキスタンはイスラム国家なのでお酒は飲まないのですが、ここフンザには、

フンザウォーター

なる飲み物があるのです。
ビールやワインなどのアルコール飲料は、
みんなひっくるめてフンザウォーターと呼ぶそうなのですが、今回登場したのはワインでした。

少し試飲をさせてもらいましたが、

う~~ん。自然の味

決してまずくはありませんでしが、1本十何ドル払ってまではという感じ。
やっぱりここではチャイが一番美味しいです。


フンザウォーター


美味しい日本食にすっかり満足し、長距離移動の疲れも出てきたので部屋へ向かいます。
ここのホテルには暖房設備がないので、
レストランを出るときに、旅行会社が用意した湯田んぼが配られました。


くまの湯たんぽ


またこちらでは、シャワーのお湯は薪を焚いて沸かしていて、
その水は近くの氷河から流れてきたミネラルウォーターという、
とても自然が身近に感じられるホテルなのです。

部屋に向かう途中、ふと夜空を見上げるとたくさんの星が瞬き、
周りに聳える山々は、柔らかい月明かりで青く闇に浮かび上がっていました。

ついに来た…

何度も停電を繰り返す部屋で、心地良い感慨にふけりながら眠りにつきました。



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