実りある時間
先週の土曜日に、PTA総会と教育講演会が行われました。
このたびの講師の先生は、現在は広島県の比治山短期大学幼児教育科で教授をされている
菊野先生でした。 先生は少し前まで広島女学院のゲーンズ幼稚園で園長先生をされておられ
絵本の読み聞かせや人形劇がとても上手な方です。
総会の間、保育園、幼稚園の園児を対象に人形劇を演じてくださり、そのあと講演会でお話しくださり
午後からは、職員研修と1日かやのみ園にお付き合いをいただきました。
小さな目を2つ付けただけのヒヨドリの人形が、まるで生きているかのように動きます。
子どもたちは吸い込まれるように舞台に見入り、 間の取り方のうまさに笑が起こりと有意義な時間となりました。
講演会では、「自然の中で育つ力」を演題としたかやのみにはピッタリの講演をしてくださいました。
五感を存分に働かせて子どもが自発的に活動する力が育まれるのは、バーチャルな世界ではなく、
自らが肌で感じ体験したことからであるという内容と「森」が与えてくれる素晴らしいものを丁寧にお話しくださいました。
私たちは、この豊かな自然が森が宝の持ち腐れにならないように子どもたちと大切にしていきたいと感じました。
「めだかのあかちゃん たんじょうび」
年中児のクラスで何年もメダカを育てています。 今年も大きなお腹をしたメダカがたくさんいます。
卵もたくさん産まれ、子どもにも観察しやすいように透明のグラスに卵を取り分けてありました。
そのグラスの中に、お母さんと同じ形をした小さなメダカがチョロチョロと泳いでいるのが見つかりました。
それを見た子どもの一人が、「せんせ~い きょうは めだかのあかちゃんのたんじょうびだ」と言いました。
なんて素敵な感性なんだろうと感動しました。
「せんせい ここ ここ」と小さな命に関心を示しています。
この画像では、よくわからないのが残念ですが、 一生懸命泳いでいるのです。
藻に卵がたくさんついています。 5月13日 1匹目のメダカの赤ちゃんの誕生日です!
雑巾絞り
年中児は、昼食の前に自分たちの保育室の掃除を行います。
雑巾絞りも上手になりました。 泥団子を作る手、雑巾を絞る手、壊してはいけないものをそっと触る手。
子どもたちは毎日の経験の中で「力の加減」を知っていきます。
後ろから「もうちょっと絞らんと」などと声をかけられながら上達していくのです。
最近の若い人たちは干渉されるのがとても苦手なようです。
しかし、人は迷惑をかけずには生きていけないし、みんなに支えられながら生きていくものです。
小さい時にその経験をしっかりしていくことで、コミュニケーション力がついてきます。
特に4歳児は「おせっかい」が特徴です。 しっかり干渉し合って、お互いを分かり合ってほしいと思っています。