5年以上前だと思います。広島県私立幼稚園連盟主催の教員研修を受けて、子どもたちがバーチャル世界から受ける脳への刺激について勉強した記憶があります。その後、以下の手紙を保護者の方に出したようです。全く私に記憶がないのですが、ひょんなことからこの手紙が出てきました。今、あらためて目にすると考えさせられますね。。。
時は違えど、あれから5年。まるで今を予知しているかのようです。当時はまだスマホが無かった。。。
※付していたプリントは残念ながらありません。
「目に見えない心の成長をねがって」
親子の絆は、人間として生きるための重要な土台です。大人と直接顔を合わせ、話す、触れ合う、たくさんの時間が必要です。
子どもは、この空間の中で言葉や「こころ」を学び、親子のそして人間の絆を形成しています。
メディアには絶対できない人間の わざ です。
テレビ、ビデオなどのメディアはこの土台をつくる大切な現実世界の空間と時間をうばい、幼いこころは非現実の虚構の世界を浮遊することになります。
メディアやIT文化は確かに便利なものを人間社会に運んできました。
しかし、同時にそれらは子どもの心をより乾いた寂しい世界をも運んできたように感じます。そして、時が流れ病む少年が現れます。
彼らは幼い脳のまま、現実体験が希薄なまま非現実世界との境界線を閉じることができずにいるのではないでしょうか。
そんな少年たちは、どんな思春期をむかえ。どんな体験を経ていかなければならないでしょう。
幼稚園としても、夏休みの研修会に行って勉強してきた中にあった、
テレビ・ビデオ・ゲームの影響を考えようのプリントを配ります。
ご家庭でも、このことについて話し合ったり、考えたりして下されば幸いです。
また、ご意見や実行されたことがあったら教えて下さい。