ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

こちら側の世界においで<2>

2010年04月24日 23時17分19秒 | 特撮
恨み悲しみ葛藤地獄。

これ以上自分のような存在を増やしてはいけない。
判っているのにそれでも。
当てのない地獄道を共に進む”同じ存在”が欲しかった。

昭和の「仮面ライダー」は今見ても珠玉。
「仮面ライダースピリッツ」の1号2号編読んだら、本郷さんの葛藤が
なんともいえなくて切ない。こっちの漫画では、一文字隼人が
若干幼いイメージで明るくて元気いっぱいなので尚更。

助けるふりして自分側に引き寄せた。ひとりでは荒野を渡りきれない。

寂しさ

本郷さんが隼人への後ろめたさを持っていることは確か。

そして、「スピリッツ」での今の流れでの風見と結城丈二も。
結城の「生身じゃない部分」=「ライダーの部分」=「右腕」だけを
風見に残して自分は悪の側へ「戻る」。

自分は組織の内側から、他のライダー達は外側から壊滅させるべく動く。

再生怪人、再生幹部達の中ということは、否が応でも
「ライダーの敵だった頃の自分」を見つめ直すことになっているわけで。

「友情」「仲間」のような便利な言葉では括れないモノがある。


…昔のライダーは若かったけど大人だった…。

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