昨日、県立図書館に行って借りていた本を返し、新しく本を借りてきた。その1冊が「マテオ・ファルコネ」の収録された岩波文庫『エルトリアの壺』である。
昨夜も夕食後にテレビの前で12時近くまで眠ってしまい、12時ころに目を覚ました。それから支度をして一度就寝したのだが、寝付けないので、『エルトリアの壺』の最初に収録されている、マテオ・ファルコネだけ読んだ。
12時30分には読み終えられたから、読んでも30分とはかからない短編である。訳で読んだせいかあまり感銘を受けるということはなかったが、事情はよくわかった。
だいたい、メリメはフランスの役人で職に忠実な人であったらしい。それでもいくつかの短編を書いており、それで有名だという。もちろん、彼の代表作は『カルメン』である。
これも岩波文庫に訳が出ているが、こちらもあまり厚い本ではなく、つぎにこれを借りて読むかもしれない。
武谷三男が若いころに愛読したという、『マノン・レスコー』も図書館の岩波文庫の棚にあった。以前にこれは一部だけだが、やはりNHKのラジオフランス語講座でとりあげられたことがあった。
インターネットには、このマテオ・ファルコネを原文を日本語に訳しながら、読むというようなサイトもある。フランス語に自信のある方はどうぞ検索してみてください。