加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【すぐ耳の横で?】

2013年08月29日 | 仕事・社会・地域・交通
「すぐ目の前で」という言い方がある。目の前なので当然見えている状況にあるといえる。これが見えていないけれど音だけが真近で聞こえる状況を何と表現すればいいのだろう。すぐ耳の横で?

夕刻、横になったままテレビなんぞ見ていたら、突然「ドカン」という大きな音と「あ”~っ」という叫び声とが、ほぼ同時に聞こえてきた。すぐ近くである。車がぶつかった音に違いない。
すぐさまデッキに出てみると、丁度家の前に一台の白い車がスウーッと徐行して停まる…かと思われたのだが、そのまま徐々に加速して走り去ってしまった。事故現場は隣りの家に遮られてデッキからは見えない。
うん? 今の車は事故の当事車両ではないのか? ひょっとして逃げ去ったのか? だとしたら、しまった! 車のナンバーを確認しそこなったぞ、などと思いながら状況を確認すべく外へ出てみると、家から 50メートルほど離れた信号のない交差点の真ん中に黒い軽自動車が横転しており、既に六、七人ほどの人だかりが出来ていた。

誰かが通報したのだろう。10分ほどでパトカーと救急車と消防車がサイレンを鳴らしながら連なってやってきて、わが家の前の道路は通行止めになった。どうやら走り去った車は野次馬車両で、事故の相手車両は交差点の角の家陰にフロント部分を凹ませた状態で停めてあった。
人だかりは十五人ほどに増えていたが、救急車が走り去った後で「横転した車に乗っていたのは、どこそこの老夫婦で云々かんぬん…」といった話しが耳に届く。

事故のあった交差点は、前々から出合い頭の事故が頻繁に起きており、町内では信号を付けて欲しいとの声が上がっているらしいのだが、なかなか実現には至らないのだとか。わたしも常時通る場所なので、心して運転せねばであるな。