BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

大阪の自然を知る

2007年08月26日 | 自適休暇

さて、
先述の日記の通り、
本当は大阪市立自然史博物館で開催中の
「世界一のセミ展」でも
見ようかと思っていたのですが、
併設されているネイチャーセンターの
「大阪の自然」の展示物に
すっかり見入ってしまい、
セミ展へは行かず終いでした。

けれどもその「大阪の自然」という
展示物が大変に素晴らしく
感動してしまい、
それだけでもうお腹が一杯に
なってしまったのです。


見る人が見れば、
どこの地域にもあるような、
子供向けの自然学習の施設
ではないかとお思いでしょう。
けれども、
あらゆる面において驚いたのです。

まず一つは、
大阪ってこんなにも自然に
溢れた場所なのか、と
思ったことです。
そりゃぁ考えてもみれば、
生駒山など
遠くを見れば
多少は緑が残っていますわな。
けれども田舎もんにとってみれば、
 大阪=灰色の土地
という先入観と偏見を
もっていますから。
しょうがない。

もう一つは展示物が
あらゆる博物学のジャンルに及び
充実していたことです。
樹の標本、「台場くぬぎ」にも
感動しましたけれども
そういった植物学や、
動物の標本のみならず、
岩石などの地質学の展示や、
その石を使ったという神社仏閣の
建築とか歴史についても
触れていたのは嬉しかったですね。

子供向けの展示物、
だからこそ眼を見張るものが
ありますよね。
如何に興味を引き立たせられるか、
展示内容はその知恵が
凝縮されているように感じられました。
そしてどこからでも手がつけられるよう
多岐にわたる知識が
ちりばめられているのは
面白いです。

「子供向け」なんて言ってますが、
でもここに展示されていることを
全部マスターせよといわれたら
かなりしんどいですよ、
1割も覚えきれませんって。
岩の区別できません。
あなどってはなりません。


特に興味を引いたのは、
植物の標本でした。
まるで生きているかのような、
テーブルを突き抜けて
生えているようなその
出来栄えには本当に感心しました。

ホントにスゴい技術だ、と
思いましたもの。



少し寂しく思ったのが、
鳥取ではボランティアで
田植えなどをしているときに
しょっちゅう見かけた
ダルマガエルやモリアオガエル、
大阪では絶滅したとも
言われていることです。

世界陸上で賑わっている
ここ長居も、
かつては田圃が広がっていた地域。
それも、つい
50年前までは、ですよ。
周辺はそんな面影なぞ
「全く」ありません。

日本第3の都市近郊だから、
致し方ないような気はするのですが、
でもなんだかなぁ、と
思い悩むのでした。


ムクドリの巣の
標本もありました。
それはビニール類で出来た
巣でした。
なんだかなぁ。


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