生憎の雨でございます。
昨日はすっきりと晴れていましたから,今日も晴れるだろうなという淡い期待を抱いていたのですが,簡単に裏切られてしまった格好となりました。
明日も鳥取は雨だと予報が出ています。やむなく,ぐずついた天候の下で洗濯をせねばならないでしょう。
今日になってようやく,これまでひそかに進めてきたある「編集作業」を終えました。木祝・土・日と休みの間にひそかに進めてまいりましたのよ。
それは,先週参りました,八頭町の木馬(きんま)曳きの映像取材です。
そのドキュメンタリーミニ番組(仮)の編集作業を,今終えたところでございます。
この映像ですがね,許可が降りれば,ネット上にて公開したいと思っております。
しかし動画を編集するというのは,もちろん楽しいわけでございますが,同時にしんどいものでございますね。
たった15分のものを作るために,丸3日間潰された,といった感じなのですよ。
だからね,テレビ番組の編集者は,本当に大変だなぁとつくづく思うわけでございますよ。
何よりしんどいのはね,編集する過程で,その映像の中身が徐々に濃くなっていっているこの実感が,いざ編集した映像をくっつけて全体を通してみてみると,違った印象を受けるのです。
…なんだか,中だるみしているなぁ…。
おかしなものです。最初の映像よりも,明らかに濃くテンポよくなっていっているはずなのに。いざその編集現場から離れて,客観的にそれを見てみますとね,抱いていたイメージとはかけ離れていることに,愕然となるわけでございます。
今回製作したのは,15分のものなのですが,マスターテープが50分なのですから,本当はもっともっと切れるはずなのですよ。
しかし実際の現場を見てきたら,どんなに細かいことでも,これは大事だあれも重用だなどと欲張ってしまい,結果的に乗法がごちゃごちゃしすぎて互いの重要性を打ち消しあい,薄っぺらいものとなってしまうのでございます。
テレビとかでね,「偏向放送だ」などと言われるような人はよく,編集をすることが悪いと言い,テレビ側は編集すると偏向するのも必然だなどと言うわけでございますけれどもね。
まぁ,どっちもどっちの言い分でございますよね。
編集すると思想や関心がある程度偏向するのは当たり前ですが,それは複数の編集人の手によればある程度解消されるものでありますし,かといって偏向しない編集を求める人は,じゃぁあんた編集やってみなさいよといいたいわけでございますよ。
ニュースとかで流れる1分程度の映像も,マスターテープは1時間や2時間どころか,1日2日と言うのがざらでしょうから。
そのうえ,編集しないで全部見せろとかいう人もいますけれどもね,そんなことしたら1日のニュースを見終わるのにおそらく半月は要するでしょうねぇ。
…といって,テレビ側を完全擁護しているわけではありませんのよ。
あくまで,自分の作品に対する言い訳をしているのでございますからねぇ。
その作品に関しては,また後日。
いつか必ずネット公開したいと思います。
それか、研究室でご覧になれますよ。