半分ボランティアなのですが、半分はイベントの企画です。
今回も例によって、「学生人材バンク」 の 「農村プロジェクト」 の一環として行われているものに、付いて行ったものです。
そして本日参りましたのは、今年の4月と5月にも訪れております、鳥取県岩美町の「横尾棚田」でございます。
ここ「横尾棚田」では、「棚田オーナー」を募っておりまして、そこで賛同なさった方々が、約1反ほどの水田を「所有」できるのです。
オーナーは、田植え、草刈、そして稲刈りの3つの仕事を行います。その3つ目の稲刈りが、本日やることなのです。
そのオーナーなのですが、市内の方から、遠くは兵庫、愛媛からもお越しになっているのです。交流の幅は、実に広いのでございます。
5月に植えた稲たちも、4ヶ月ほどですっかりと実りきり、その頭(こうべ)を垂らしておりました。
待ちに待った、収穫のはじまりです。
ここでは、一部は機械で刈り取るものの、半分はイベントでございますからね、人の手によって刈り取ります。
この、釜を持って中腰になって刈り取る作業なのですが、なれてくると段々早く、上手になっていくのが楽しくて、ついつい長時間、夢中で楽しむことが出来ます。
農家さんの作業は概してしんどいのですが、やはり収穫の喜びと重なるからでしょうか。中腰も何のその、時を忘れていつまでも刈り取るのでした。
それが祟って、後で大変なことになるのですがね…。
刈り取った稲は、束にして結んで、その束を干すための櫓(やぐら)といえばいいのでしょうか、そこに運んで、掛けていきます。
ここで2週間ほど天日干しにすれば、良いお米が出来上がるのです。
しかし大体こういう干すための櫓は、一段になっていることが多いのですがね。ここでは、6,7段と高いのですよ。
そのおかげで、どんどん稲を掛けていくと、高い壁が出来上がってしまいました。
それにしても何と豪華絢爛な、「黄金の壁」ではございませんか。
それとも、山村の豊かな恵みに感謝して、「豊穣の壁」とでも名付けましょうや。
一番下の写真の、一生懸命に上段へ稲の束を掛けている方々は、附属小学校の子達でございました。
大学のすぐ近くにいるのにね。こういうところでないと、ボランティアなどの共同作業とか、交流とかが出来ないものなのでしょうかねぇと、彼女らと談笑しつつ思いました。余談でした。
この話は(2)へ続きます。
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