BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

ボラ活動─木育ボランティア@熊本

2010年11月28日 | ボラ活動



 6月に「木育推進員講座」を受けました
 その、実践編ということで、今回は行って参りました。
 木育ボランティア@グランメッセ熊本です。

 熊大生ほか沢山のボランティアが集結。
 大学生といろいろ話が出来ましたし、
6月に一緒に受けた方々とも再会しまして、
実に充実した時間を過ごすことが出来ました。

 また、木工作に参加して下すった小学生や
それより下の子どもたちにも接しまして、
たのしい時間を過ごすことが出来ました。
 子供たちも、楽しんで下すったでしょうか、
そうであれば幸いなこと甚大でありますね。

 木の鉛筆立てややじろべえなどの他、
季節柄、クリスマスツリーや門松の工作も
用意されていました。
 で、私はクリスマスツリー班に回されました。

 もう、おかげさまで大繁盛でございました。
 いっぺんに、2人も3人も見てあげなくちゃ
いけないくらいで、てんやわんやです。
 暇そうにしている班から人引っ張ってきて、
何とか回した状況です。
 もうほんとに大変でしたね。だから保育園や
小学校の先生というのは、もっと大人数の、
20人から40人もの子供を見ているわけでしょう、
想像を絶する大変さだな、なんて思いました。

 けれどもやっぱり楽しいですね、子供と接する
というのは。純粋にかわいいですし。
 何より発想が面白いですね。思いもつかない
組み合わせやら工法やらを編み出してくれる。
 こちらも勉強になりますよ。



 ところで、門松は竹、クリスマスツリーはケナフで
造ったのです。
 「木育」とか言いながら、木を使わないでどうする
なんて言われそうですが。まぁそうおっしゃらずに。
 竹は前回のボランティアでも申した通り農山村にとって
重要なことであるわけです。
 そしてケナフはケナフで、鋸を使わなくても
ちょきちょき切れるから便利なものですよ。
 子供の工作用には良いですね。バルサみたいな
感覚ですよ。
 最大で10センチくらいの太さのものが、1年で
育ってしまうわけですよ。草だから寿命は1年ですよ。
 凄いではございませんか。

 このケナフは、熊本の阿蘇で作られているのです。
 ケナフを作られている方ともお会いできました。
 といっても全然商業ベースで作っているわけではなく、
工作用にいくらか作っているのみです。

 小規模でも育てるのは相当大変だそうです。
 ワタクシは、まぁサトウキビやヒマワリみたいなのを
想像していたわけですが。ケナフは高さが4メートル!
にも育つのだそうです。
 今年は台風は九州に上陸しませんでしたが、
ケナフは台風に弱い。それが最大の難点だといいます。
 防風林を設けては、と尋ねたら、発芽時は強い光が
必要なので、それは無理だと言われました。成程。

 だからまぁ、木材パルプの代替材として一時期は
ブームのように持て囃されたわけですが、どうも
国内環境は生産には不向きのようです。
 逆に言うと、ケナフという外来種の自然繁殖を
懸念する声もブームの中ではあったわけですが、
その心配はどうも少なさそうです。

 いろいろと事情があるものです。
 また今日も、大変勉強になりました。