近所に、気になっていた
八百屋がありましたので、
通りがけついでに思い切って
寄ってみました。
八百屋、といえば、
田舎のお店というイメージが
ありますけれどもね。
けれども現状としては却って
大都市部の商店街の方が
よく残っているやもしれません。
利用者が少ない上、他の小売り形態に
圧され気味の八百屋は、
田舎ほど少なくなっているような
気がするのであります。
形が面白いトマトを見つけました。
ハートの形をしております。
よく見たら傷が付いている
ハートなんですがね。
3個で100円。野菜が高騰している
このご時世、何ともありがたや。
おいしそうなかぼちゃを発見。
しかし大きいので、一人では食いきれんし、
何より高そうだなぁと思っていたら。
「切ってあげますよ。
4分の1くらいがよかでしょう。」
そう言って店のおじさんはおもむろに
大きな包丁を取り出して、
メキメキっとかぼちゃを切ってくれました。
「メキメキっと音がするのは、
包丁で切れとるとやなくて、
割れていきよっとですよ。
こげんとが軟らかくておいしかとです。」
ここに店を構えたのが35年前で、
先代は昭和5年から八百屋を
営んでいた、とのことです。
「八百屋は信頼が大事ですけん。
信頼と、天候が大事。」
さすがです!その心。
八百屋は野菜のセレクトショップ
と言ったら違和感がありますかね、
でもそれに近いかもなぁ、と
ふと思いました。
また訪れます。