牡丹、芍薬、薔薇、菖蒲、そして今は紫陽花かな、季節は移っています。
信州では、このような豪華な花ばかりでなく、お茶室でしか知らなかった小っちゃな野草も、季節を代表するよう、元気な姿でスクスクと。
手入れが行き届かず自然のままの境内、季節の移り変わりは、この小さな草花たちにも教えられます。
美しく整えられていることもないので、植えた人しか判らないのですが・・・。
ずっとずっと前に植えて下さったカタクリが2年ほど前、ヒョッコリ一枚葉っぱが現れ、この春、初めて花を咲かせました。
20年以上も経って・・・植えた場所からはかなり離れた斜面でしたから、ビックリ。
此処の住人が喜ぶので、類は友を呼ぶよう、あちこちの片隅に野草が。
カタクリを植えた方々、今では90歳をとっくに越えていらっしゃる、鬼籍に入られた方もお出でです。
そういえば、今は亡き茅葺き職人の頭領が最後の仕事の折、持ってきて下さったクマガイソウも裏庭で元気に育っています。
「うちの婿様、野草が好きでねー。」と嬉しそうな頭領の笑顔が思い出されます。
一期一会、沢山のご縁で様々な草花が育っていますが、来年も無事その花々が咲き、そして音楽がこの山に響くでしょうか?
つい先日、お電話がありました。かやぶき倶楽部は始まるかと。
エッ、お手紙お出ししたけれど・・・と慌てましたが、昨年の12月コンサートから、かれこれ半年、待ちくたびれても不思議ではないものね。
世の中も、そして私たちのかやぶき倶楽部も課題がいっぱい。
考えても判らないことが多く・・・。
新聞の催し欄にもチラホラ記事が載り始めましたが、長野での実施は未だ。もちろん、近所のホールも。
さあーて?
未来のコンサート風景は?
この問題、もう少し深く調べる模様です。
福川さんのFacebookから、シェアさせて戴きました。
「#コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト」について
ここ数週間コロナ禍で違った形でのコンサート、その他にも沢山の音楽関係の配信を見ることが出来ました。
今まで何気なく観賞していたネットでの音楽にも、とっても真剣に観るせいか、目に見えない心の通い合いを改めて感じたりします。
切なくなるほど・・・。
音楽家の皆様の想いが、より沢山の方々に届きますよう、願って止みません。
今まで音楽に余り馴染みのない方々へも。良い機会ですもの。
いつも、お知らせしなくてはと思うのですが、相変わらず仕事が遅くて・・・、機を逸してしまうのです。