カヤ日記

活動する研究者、かやちゅ。@カヤニストの行動記録
カヤネズミの研究&保護活動や野生生物の保全に関する話題をつれづれに

カヤサミット終了御礼

2016-12-10 | 事務局長備忘録

おかげさまで、第2回全国カヤ・サミットが無事終了しました。
午前のプレイベントは33名、午後のシンポジウムは、前回(85名)を超える、98名の参加があり、盛会となりました。
カヤネットからは私を含む6名が参加。石川、神奈川からもメンバーが駆けつけました。


午前の観察会は、博物館周辺のオギ原で行いました。
初めて野外でカヤネズミの巣を見る人も多く、みなさん興味津々。
最初にひとつ巣を観察したあと、20分ほど自由にオギ原を探してもらい、5~6個の巣が見つかりました。


その後、実物大のカヤストラップ作りにチャレンジ。
羊毛をカヤネズミサイズにチクチク針でついて成形します。


お手本は、本物のカヤネズミ。
本物をお手本にできるのは、博物館ならではですね。


午後のシンポジウムは、私、富山市ファミリーパークの森さん、琵琶湖博物館の澤邊さんから、研究者・動物園・博物館の立場からカヤネズミの保全について話題提供をしました。
質問もたくさん出て、なかなか盛り上がりました。

身近な自然にすむ生きものの保全には、地域の人たちの協力・理解が不可欠です。
そのことが、今回のシンポジウムで確認できたことは、よかったと思います。
今後、市民・研究者・博物館・動物園との連携を強めて、カヤネズミの保全の取り組みが進むことを期待します。


カヤネット設立15周年を記念して、カヤネット新聞第5号を発行し、サミット会場で配布しました。
編集長のKさんによる、カヤネズミにかけた秀逸な広告が、今回も好評でした(笑)
全文はこちらからどうぞ。

当日の様子がニュースで紹介されました。
カヤネズミの保護 呼びかける - NHK 関西 NEWS WEB(動画ニュースあり)
カヤネズミの生息域保全を 滋賀・草津で全国サミット - 京都新聞2016年12月5日
 *記事に「全国約5500カ所で生息している」とありますが、生息地点数ではなく、生息情報件数です。
・カヤネズミ保全に協力を 草津でサミット 生息地減少 絶滅危惧 - 読売新聞2016年12月8日

動画はすぐ消されてしまうようなので、お早めにどうぞ。



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