生物系学生は大学の使い捨て労働力か？

タイトルは有名なSF映画「ブレードランナー」の原題
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のオマージュです。

会社の同期と飲んでいた時の話でこんなことを言われた。

「大学で生物学系の学部に進む奴って何も考えてないだろ。」

確かにその通りである。

生物学系の学部は、学部の人数の多さに対して、専攻を生かすことのできる就職先が少なく、少数の会社に集中している。

僕の卒業した大学でも専攻を生かした会社に就職したのは学部全体の40％弱である。

これでは何のために進学をしているのか意味が分からない。

これほど将来のつぶしが効かない就職状況であるので、ぶっちゃけ大学教員のための使い捨て労働力になり果てているのが現状である。

なので、生物学系の学部の抱える問題点の解決策としては、専攻を生かすことのできる就職先を増やすか、生物学部の数を減らすかが考えられる。

専攻を生かすことのできる就職先を増やすのは、現実的ではない。

なぜなら、生物学系学部は工学部に比べて、必要な労働力が少なく、また研究成果がお金になりにくいという点がある。

そのため、生物学部の数を減らすのが現実的かもしれない。