平成28年も最後に迫り、今年度2個目の課題作業を開始した。これは能面教室の課題でもあり、生徒全員が同じものを作る事になっている。従って、私も作業を始めるという具合。ただ、この課題は11月16日に与えられており、私は体調不良で欠席したときに決まったもの。そのため、私だけがおよそ3週間も遅れて作業開始になった。で、その遅れを取り戻すために8日から作業を開始。
参考にする能面は次のもの。誰が彫ったものかは不明だが、まあ良いことにしよう。
次に、下の写真は私が2013年に彫ったもの。
2013年5月から7月にかけて同じものを2個彫っている。これは能面塾での課題であり、教室での課題としては今回が初めてになる。上の参考写真と表情はちょっと違うが、全体的に見れば「慈童」に見えるからOK。
下の写真は作業開始の8日だ。型紙を当てて輪郭を書いただけ。この型紙は2013年当時のものだ。
下は同じ日だが、余計な部分を丸鋸で切り取ったところ。さて、この時、斜めに切った部分の寸法を間違え、大失敗をした。切りすぎたのだ。後で気がつき、修正をする事になるのだが、まさかの大黒星をしたところだ。なんと言うことだろう。深く考えずに、寸法を良く確認しないまま切ってしまったのだ。
油断大敵とはこのことかな?
下は9日のあたり。表面を寸法通りに切り取っているところで、作業としてはたいしたことはない部分。ただ、切りすぎたところが出たが、何とか上手にごまかしてみようという気もあり、作業はそのまま進めている。
下は10日の作業だ。だいぶ表情が見えており、いかにも慈童に見える。左の頬部分が切りすぎたところであり、頬の高さが不足しているのが見える。この部分はその後に補修材を使って修正をした。
さて、今日は13日だからもっと作業は進んでいるのだが、写真がないので「その1」はここで終了しよう。
続きはすぐにもアップする予定だ。
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