いよいよ完成となった。新年からの予定だった彩色も何とか終わり、作成途中の慈童と不動の能面も平成28年のうちに無事終わることが出来た。タイトルは慈童になっているけど、不動の完成も紹介して、12月のブログ更新を終わることにする。
慈童だ。彩色は昨日26日で終わっており、今日は「ツヤ出し」を行って、完成としよう。もちろん、先生に見せたら何だかんだと注文が付くことは承知をしているから、3月に行われる「成果発表会」まで見せない。が、まだそれまで3ヶ月もあるから、その間には、一度ぐらいは能面教室に持参し、仲間に見てもらう事があるかも・・・
上は不動。これも彩色は昨日のうちに終わっており、今日はススを使って眼球部分、口の中、鼻の両脇などに陰影を付けて完成だ。もちろん、ツヤを出すために乾いたタオルで磨いたり、他の手段で表面を滑らかにする。
実はこの作業は、「乾いたタオル」でも良いのだけれど裏ワザがあり、手のひらで磨くことも良い。この手段は、どうも「手のひらに油が付いている」事が理由のようだ。なら、「鼻の脂(あぶら)」も有効なのかも知れない・・・と教室の仲間も言っていたから、あながち間違いでも無いだろう。更には「靴を磨く布」もかなり有効な事も事実。これは恐らく、この靴磨きの布には「ワックス」が塗ってあり、それが能面の表面を磨くときに極めて有効なのだろうと考えている。
最後にこの通り、2個の能面が完成した。もちろん、自分で納得している程度の出来具合だが、一通りは先生の技術を継承しているはず。もちろん最後な自分の技量なので、あとは見る人が判断するだろう。
ということで、平成28年12月も最後に押し迫ってきましたが、こんなところで更新を終わります。
では、今年も私のブログを見て頂いた皆さん、ありがとう御座いました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
追:なんだか、これでずっと終わりそうな文面だが、恐らく1月も作業開始がありそうだな。
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