わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

黒式尉 その4

2012年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム

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のんびりやっていたら、随分と日も経ったものの、あまり進んでいない。この間は作業をしていなかったと言うのが本当で、もちろん正当な理由もある。ただ、ここまで来たので、この状態で来月にある公民館行事の能面教室に持って行くつもりだ。

よく見ればおおむね出来上がっている。裏彫りも終わっているし、必要な「皺」のたぐいや髭を植え込む穴も開けてあるから、あとは口(あごの部分か)を切り離して、もう少し丁寧に磨きをかけると、素彫りは完成する。そこの部分を残して他の生徒の進捗状態を見たあとに、最後の切り離しをしようと考えているのだ。

実は、雷(いかずち)も同時に作業を進めているので、こっちにもいくらか気をかけているが、作業期間を考えれば「黒式尉」を早く完成させたい。この黒式尉は他の生徒との同時進行だから、一人だけ早く進んだり遅れてたりすれば他の生徒に迷惑もかかるというもの。従って、普段の進み具合は私が一番早いのだが、今回は初回から遅れており、それをずっと引きずっていた。それでもやっと追いついた感じであり、一安心でもある。

過去には、一個の能面の素彫りが終わるのに早くて一ヶ月程度だった。それが今回はすでに2ヶ月が過ぎようとしている。もっとも、今回は2個の能面を同時進行しているからそれなりに時間がかかってもしょうがない。しかも、いかずちは初めての面だし、きちんとした図面もなく、かつ細かい作業が多くあったりすることで、なかなか順調には進んでいないのだ。

と言うことから、とりあえずは「黒式尉」の素彫り完成に向けて進めているところ。


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