わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

不動6 その3

2016年11月03日 | 能面

10月27日。細かい部分を修正しつつ、口の周りに作業の手を進めているところ。ここの造作は、過去にも多くの能面で共通しているところなので、「牙の位置」を決めるあたりを除いては、幾分経験値も多い。従って、「このぐらいかな」と考えて作業を進めても、概ねうまい具合に行く。

11月3日が上の写真だ。1枚目の写真の日から一週間も過ぎてるが、よく見ればそれぞれの部分もきれになっている。と言う事は、この間にも結構気合いを入れて、全体的な修正作業を行っている事が分かる・。出来具合としては、7割か8割程度までんでいると言っても良いと思う。その程度の出来具合だ。もちろん、裏彫りも段階的に4回ほど行っており、結構深くなっているのだ。

上は重要な部分。手間のかかる毛髪部分を彫っているが、まだ概略の形で、今後はこの毛髪の束に5~6本の細かい毛髪を彫っていくことになる。そうすることで、いかにも「毛髪」に見えるから、是非とも上手に彫っていきたい。

だいぶ進んできたので、気持ちも安心してきた。もちろん、今後の作業予定期間はまだ2か月もあり、十分である。のんびり進めても余してしまうほどだが、どうも、今月で素彫りが終わってしまいそうだ。まあ、これはこれでマイペースだからやむを得ないので、12月には他の能面を彫っているかも知れない・・と思う。

昨日は「能面教室」があり、今の課題であった「恵比須」を完成させて、新しい課題に進もうという話が出た。従って、12月にはもしかして能面教室の課題を手がけているかも知れない。