わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

大黒 その5

2015年11月01日 | 能面

いよいよ最終段階に入った。耳を彫ったり、目を彫ったりして最終的な形に仕上げていく。このあたりは「仕上げ彫り」なので、大きく変化しない。細かいところの造作を修正したり、バランスを見たりしながら、細部を仕上げていくところ。

上は今日11月1日の時点。これは、仕上げ寸前の形だ。ただ、よく見ると、歯の部分がまだ終わっていないが、これはすぐにも出来るところだ。また、二重まぶたにした方が良いので、それも追加する必要がある。この部分は鉛筆で印を付けているから、これもすぐに終わる。

と言うところまで仕上がっているので、今日の段階で「ほぼ素掘りの完成」と言えるだろう。この後は彩色に入るのだが、これは大黒の前に彫った「不動その4」と同時に行う予定なので、それも含めてもう一度点検をしながら面の出来具合を修正することになる。

この時期はまだ決めていないものの、「塾や教室で素掘りを見せてから彩色をしよう」と考えていたよりも早い段階で、作業j開始になるかも知れない。というのも、教室も塾も11日が今月の第1回目であり、それまでまだずいぶんと間がある。この間、何もしないでぼーっとしているのもちょっと暇だしな・・・・と言う具合。

さて、腰痛はだいぶ治まっている。ただ、これは一般的なヘルニアとか、なんとか狭窄症とは違っている気もして、これまでの簡単な治療で全快したわけではない。もちろん、歩行時の痛みは残っており、この原因も「座ったまま長時間の能面作業を行ってきた結果」なのか、単に高齢化による体調不良なのかの見極めも難しいところ。

いずれにしても、適度な運動や無理な作業は避ける工夫はしているから、幾らか時間をかけながら回復に向かって努力をしていくしかないだろう。