わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

能面の完成

2013年11月03日 | 能面

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まずは狸。元の図面もカラーコピーも不十分なまま、、見よう見まねで彫り上げたのは良いが、彩色で結局はよく分からないまま作業を進めた。そのためもあり、全体の色具合は似ているが、毛並み模様や口の中、歯の色などが不十分と思われる色で出来上がってしまった。

これはしょうがない。見本はおろか細かい部分も判別できない正面だけのカラーコピーの限界でもあると思う。従って、きちんと出来上がったとは考えていないので、一応「獣シリーズ」の第一弾という位置づけで終わった感じがした。ま、取りあえずは初めての挑戦だから、こんなものだろうという手応えで終わることにする。

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中将だ。これは3個目だから作りやすかった。また、自分で作った見本や細かい製作工程が書かれた本もあって、製作手順に困ることはなかった。もっとも、これまで作った2個とは若干イメージが違う出来上がりだったが、これはこれで「中将だ!」と言い切ってもおかしくはない。従って、今年度の能面教室での課題は完成したから、あとは来年2月までの教室(6回残っている)では暇になってしまった。この時間はもったいないので、別な面を作ってみても良いのかな?とも思うが、さて、先生はなんて言うだろう。

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最後は「武悪」。これも3個目の作品だ。また、中将と同じように細かい製作手順が示されている本もあって、自分で作った見本と、その参考書を見ながら作っていた。だから比較的迷わずに彩色まで進んで、一応完成したというところ。

9月4日に作業が始まって、今日は11月3日。ちょうど2ヶ月経ったところだが、何とか3個の同時製作の能面がうまい具合に完成したというあたりか。しかし、毎日休まず数時間の作業は楽しかった反面、大変だったところもある。今でも肩が痛い。作業のし過ぎだろう。あぐらをかいて作業を続けるために、膝も痛くなってくる。もっとも、膝についてはほぼ2年間、毎日1時間のウオーキングのおかげで、以前よりは軽く感じているので、これはこれで運動の成果があったと考えている。

ということで、今のところ6日からの教室では、特に作業の予定はない。また、能面塾は13日だから、それまでは能面製作の作業はいったん休憩になるから楽ちんだ。

少しの間、作業を中断していれば、また製作意欲もわいてくるから、次の「猿」に期待をしながら塾がある日を待つことにしよう。