ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

初めて知った‘‘猫の首輪ハゲ‘‘と猫にやさしい首輪のこと

2020年07月04日 | 日記

「別に 怒ってないにゃん」

 

 

いつになくキビシイ表情のそらにまっすぐ見られると、目を伏せたくなりそうです。

またまた考えさせられ、反省させられることがありました。

猫と何年暮らしても、知らないことは突然やってきて、あたふたと調べてみることになります。

そんなお恥ずかしい話ではありますが、これもそらとの日々の中のこと、

ここにはちゃんと記しておこうと思います

 

 

それは、ある日のこと。甘えにきたそらを抱いて、こちょこちょとくすぐっていると

のけ反ったそらの首輪の下に、「あれ、ハゲた?」と気になる部分を見付けました。

すぐに首輪を外して、よく見ようとすると、触られる場所が気に食わないそらは

首を振りながら甘噛みしてくるし、ねこパンチまで繰り出す始末。

撫でながらちょこっとずつ観察して、同時にスマホで「猫 首輪の擦れ」と検索してみると、

いくつも記事が出てきて、ただ単に擦れてハゲるだけでなく、皮膚炎から体調に関わることも、

なんて書いてあるので、心配性のおっかあはちょっと緊張しましたが、

皮膚が炎症を起こしたほど酷くはなかったのでひとまず安心しました。

それでも、首の前の皮膚が一番擦れている理由に思い当たることがあったのと、

首輪を外してもあまりにくっきり残った痕をみて

しばらくは‘‘首輪のない猫‘‘(あれ、どこかで聞いたような)でいさせることにしました。

 

 

猫に首輪をつけるかつけないかについては、いろいろご意見があると思いますし、

わたしもずっと以前は‘‘つけない派‘‘でした。

つけるようになったのは、今は天国に暮らすmomoが家出をした時、

首輪を付けていないことを咎めてくださった方がいて、

首輪の有無がどれだけ家出した猫の運命を変えるか、教えていただいてからでした。

「拾った猫を連れて来られると辛いんですよね。

3日以内に身元が分からないと保健所に連絡せざるを得ないので」

そう言って顔をクシャっとさせた当時の駐在さんの顔も久しぶりに思い出しました。

 

 

 

 詳しく書いた遠い昔の記事ですが、よろしかったら読んでみてください。

OGPイメージ

猫返し神社  お参りしたらmomoが帰ってきました - ねこに ねこじゃらし

2008年もあと数日と押し迫った寒い時期、momoがいなくなりました。家の外に出たことがなかったコが、どこでどうしているかと、いてもたっても...

猫返し神社  お参りしたらmomoが帰ってきました - ねこに ねこじゃらし

 

 

 

そんな経験があったことから、以来ずっと首輪をつけてきましたし、

昨年の豪雨で避難所へ行くことが現実味を帯びてからは、

迷子札も下げるようになりました。

 

 

 

 

 

それがそらに負担をかけてきたなんて。

いくつかの記事を読むうちに申し訳ない気持ちになってきました

 

今までそらが付けていたのはホームセンターで購入した大量生産された品で

「うるさいだろうな」と思って、必ずついていた鈴を外して使っていました。

記事によると、そういう首輪のほとんどは、猫用と書いてあっても、

首輪が必要な犬用の首輪を作った残りの材料で作られていることが多く、

ワンちゃんはリードを付けてお散歩が日課ですから、それなりの強度も必要ですが

猫にとっては、不必要な強度と重さの首輪だったのです。

首輪だけでも重たかったのに、迷子札までさげて

そらが階段を上がってくるときに段に当たるカツカツいう音を

「あ、きたきた」と楽しんでいたのですから

やっぱりまっすぐにそらに見られると謝るしかありません。ゴメンヨ、そら。

 

 

 

 

 

 

検索でヒットしたいくつもの猫用品専門店には

コットン使い、芯材を使わず柔らかくて軽い、接着剤不使用・・・などなど

猫に負担をかけないように考えられた首輪がたくさん並んでいました。

その中からわたしが決めたのは、「鈴が付いていない」ことも特徴のひとつに挙げていたショップで

注文してから数日で空色の首輪が届きました。

さっそく重さを測ってみると、前の首輪の半分以下、迷子札を合わせても前の首輪と変わりません。

サイズ合わせでつけてみるときも、そらは嫌がる様子をまったく見せなかったので

首輪がストレスになっていたかはちょっとわかりませんが、今は外しています。

そらに首輪をつけるのは災害の時だけでいいかなと漠然と考えたからです。

‘‘その時‘‘はまだ先とも思っていたのですが・・・

もうすぐ近くまできていることを今朝のニュースで実感しました。

「今まで経験したことのない」と毎年繰り返す豪雨。

毎回被害に遭う九州の知人たちの顔を思い出して、

コロナの感染者も再び増える一方の東京の隅っこで

どうか無事でと願っています。

そらが首輪をつける日がまだ先であるように、とも。